測量士補|空中写真測量の特徴・作業工程

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「空中写真測量の特徴・作業工程」の問題集です。一問一答10問、五肢択一4問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。

このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★1

問1 ○×

空中写真測量は、広い区域の地形・地物を面的に取得する測図に利用できます。

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正解:○

正しいです。写真を用いた面的取得を利用し、必要な現地調査等を組み合わせます。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第167・169・220条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:面状センサと逐点観測の違い

重要度:A 難易度:★1

問2 ○×

可視光の空中写真には、遮蔽物の向こうで視認できない地物も、その地物の形状のまま記録されます。

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正解:×

誤りです。光学写真で視認できない対象は直接記録できず、判読困難/不能部分の調査等が必要です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第219条第2項第二・三号・第220条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
JAXA公開 衛星データガイドブック(2024年公開) PDF p.17:光学センサの特徴 https://earth.jaxa.jp/conseo/news/20240131-1/satellite-guidebook.pdf

重要度:A 難易度:★1

問3 ○×

空中写真測量の標定点は、同時調整で水平位置と標高の基準を与える点です。

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正解:○

正しいです。第171条の標定点で、写真の色調基準とは別です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第171条(PDF p.64) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問4 ○×

準則の空中写真測量の工程では、写真を撮影する前に、その写真を使う同時調整を行います。

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正解:×

誤りです。標定点等の設置は撮影前ですが、同時調整は撮影後です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第169条・第209条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問5 ○×

数値図化には、数値写真と同時調整等で得られた成果を用います。

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正解:○

正しいです。これらでステレオモデルを構築し座標を取得します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第224条(PDF p.78〜79) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問6 ○×

写真で判読困難な事項や撮影後の変化は、空中写真測量の現地調査の対象になります。

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正解:○

正しいです。第220条の調査事項です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第218〜220条(PDF p.77〜78) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問7 ○×

数値図化は、写真の明るさや色だけを整える工程です。

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正解:×

誤りです。ステレオモデルを構築し地形・地物の座標を取得してデータを記録します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第224条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問8 ○×

数値編集では現地調査等の結果に基づき、数値図化データを追加・削除・修正します。

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正解:○

正しいです。第237〜239条の編集処理です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第237〜239条(PDF p.81) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問9 ○×

補測編集は、編集済データについて必要な現地補測を行わず、写真を撮影順に並べる工程です。

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正解:×

誤りです。重要事項を確認し、必要な現地補測とその結果による編集を行います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第243〜245条(PDF p.82) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問10 ○×

品質評価では、製品仕様書との適合よりも、作業者が完成図を見やすいと感じるかだけを基準にします。

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正解:×

誤りです。製品仕様書に規定するデータ品質を満足するかを評価します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第249条・第44条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

五肢択一

重要度:A 難易度:★2

問11 正しいもの

写真判読の手掛かりと撮影時期について、正しい説明を選んでください。

  1. 同じ色調なら、対象の形状や分布が異なっても土地利用は同じです。
  2. 陰影は太陽の方向にも左右されるため、きめ・色調・形状等も合わせて判読します。
  3. 異なる時期の写真に写る地物は、撮影時期によらず現在の地物と同じ状態です。
  4. 写真判読でいうきめは、現地土壌の粒径を直接実測した値です。
  5. 土地被覆の判読に対象の形状を使うことはできません。
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正解:2

正解は2です。陰影の見え方には対象と光の当たり方が関係し、きめ・色調・形状等も併せて判読します。
根拠:JAXA公開 衛星データガイドブック(2024年公開) PDF p.7・17〜18:土地被覆・色・形状 https://earth.jaxa.jp/conseo/news/20240131-1/satellite-guidebook.pdf
計算で検証:同色でも異なる対象が存在する画像判読モデル
JAXA公開 衛星データガイドブック(2024年公開) PDF p.17:太陽光の当たり方による見え方の変化 https://earth.jaxa.jp/conseo/news/20240131-1/satellite-guidebook.pdf
計算で検証:光学画像モデル:遮光領域と局所模様の定義
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第219条第2項第四号・第220条第1項第三号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

選択肢1:誤りです。同色の異なる対象があり、形状や分布等も併用します。
選択肢2:正しいです。局所模様や照明の条件を含む複数の手掛かりを使います。
選択肢3:誤りです。撮影後の変化は現地調査の対象で、写真は撮影時の記録です。
選択肢4:誤りです。ここでのきめは画像内の局所模様であり、土壌粒径そのものの直接測定ではありません。
選択肢5:誤りです。色・形状・分布などは判読の手掛かりです。

重要度:A 難易度:★2

問12 誤っているもの

リモートセンシングの基礎について、誤っている説明を選んでください。

  1. 植生の近赤外反射の特徴は、赤色域の吸収の特徴と組み合わせて植生指数に利用できます。
  2. SARは太陽の可視光を受け取って地表を撮影する受動型センサです。
  3. 干渉SARは複数時期の位相差から、衛星と地表の視線方向の距離変化を捉えます。
  4. 空間分解能と、画素の濃淡を何段階で表すかという放射分解能は異なる指標です。
  5. 1組の干渉SAR画像だけから、地表の三次元変位を一意に求めることはできません。
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正解:2

正解は2です。SARは自ら電波を送り、戻る信号を観測する能動型です。太陽の可視光を記録する受動型とは異なります。
根拠:JAXA EORC GLI/POLDER 画像説明 本文:植生指数と葉の細胞構造・赤色吸収 https://suzaku.eorc.jaxa.jp/GLI/gallery/GLI_POLDER/01/index_j.html
JAXA公開 衛星データガイドブック(2024年公開) PDF p.7 https://earth.jaxa.jp/conseo/news/20240131-1/satellite-guidebook.pdf
国土地理院 干渉SARの基本 SAR強度画像及び干渉SARの長所:送受信 https://www.gsi.go.jp/uchusokuchi/sar_mechanism.html
国土地理院 干渉SARの基本 干渉SAR・SAR干渉画像/観測できる変動の方向 https://www.gsi.go.jp/uchusokuchi/sar_mechanism.html
JAXA公開 衛星データガイドブック(2024年公開) PDF p.14〜15:空間分解能と観測範囲 https://earth.jaxa.jp/conseo/news/20240131-1/satellite-guidebook.pdf
計算で検証:離散画像の空間標本間隔と量子化段階の別

選択肢1:正しいです。近赤外反射と赤色の吸収の違いを利用します。
選択肢2:誤った説明です。マイクロ波を送受信する能動型レーダーです。
選択肢3:正しいです。位相に距離情報が含まれます。
選択肢4:正しいです。空間の細かさと濃淡の段階数を区別します。
選択肢5:正しいです。得られる視線方向の1成分だけでは三次元を一意に決められません。

重要度:A 難易度:★2

問13 組み合わせ

空中写真測量の工程に関する正しい記述の組を選んでください。
ア:標定点成果と撮影後の写真等を同時調整に用います。
イ:同時調整等の成果と写真から数値図化を行います。
ウ:数値編集では現地調査結果を用いません。
エ:品質評価は製品仕様書に定めるデータ品質を基準にします。

  1. ア・ウ
  2. イ・エ
  3. ア・イ
  4. ア・イ・ウ・エ
  5. ア・イ・エ
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正解:5

正解は5です。ア・イ・エは正しく、ウは第237条の現地調査等に基づく編集に反します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第171条(PDF p.64) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第169条・第209条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第224条(PDF p.78〜79) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第237〜239条(PDF p.81) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第249条・第44条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

選択肢1:誤りです。ウを除き、イ・エも含めます。
選択肢2:誤りです。アも正しいです。
選択肢3:誤りです。エも正しいです。
選択肢4:誤りです。ウは現地調査結果を排除しています。
選択肢5:正しいです。基準の設定、調整後の図化、製品仕様への適合です。

重要度:A 難易度:★2

問14 いくつあるか

撮影時にはあった建物が現地調査時に撤去され、一部の区域は写真で判読困難でした。次の対応・判断で正しいものはいくつありますか。
ア:撮影後の変化は現地調査で確認します。
イ:判読困難な事項は現地調査の対象です。
ウ:撮影済み写真は現況に合わせて自動的に内容が変わります。
エ:現地調査後の重要な変化も補測編集で確認・補備の対象になります。

  1. 1個
  2. 2個
  3. 3個
  4. 4個
  5. 0個
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正解:3

正解は3(3個)です。ア・イ・エは正しく、ウは撮影時の記録である写真を現況と同一視しています。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第218〜220条(PDF p.77〜78) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第219条第2項第四号・第220条第1項第三号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第219条第2項第二・三号・第220条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
JAXA公開 衛星データガイドブック(2024年公開) PDF p.17:光学センサの特徴 https://earth.jaxa.jp/conseo/news/20240131-1/satellite-guidebook.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第243〜245条(PDF p.82) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

選択肢1:誤りです。ア・イ・エの3個が正しいです。
選択肢2:誤りです。ア・イ・エのうち1個を除外しています。
選択肢3:正しいです。撮影後の変化、判読困難事項、現地調査後の変化を工程ごとに扱います。
選択肢4:誤りです。写真の記録そのものは自動更新されません。
選択肢5:誤りです。ア・イ・エは必要な確認・補備です。


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