「標定・空中三角測量・同時調整」の問題集です。一問一答12問、五肢択一4問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。
このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)/GNSS=衛星測位システム
一問一答(○×)
問1 ○×
内部標定は、画像座標とカメラ内部の写真座標系の関係を整える作業です。
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正解:○
正しいです。フィルム数値化では指標と検定値を使い内部幾何を再現します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第201条 p.74・第214条 p.76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問2 ○×
外部標定要素は、撮影中心の位置と写真の姿勢を表します。
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正解:○
正しいです。画面距離だけでは撮影時の外部幾何を表せません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第181条 p.67・第215条第3項 p.76・第216条 p.77 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;国土地理院 オルソ画像について 作成工程(3)・(4) https://www.gsi.go.jp/gazochosa/gazochosa40002
問3 ○×
標定点は、写真と地上を対応させる水平位置・標高の基準となる点です。
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正解:○
正しいです。地上座標の基準として使います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第171条 p.64・第209条 p.75 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問4 ○×
対空標識は、写真上で基準点等を識別してその写真座標を測定するために設けます。
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正解:○
正しいです。空中写真から識別するための一時標識です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第175条 p.65 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問5 ○×
パスポイントは、隣接コース間の接続だけに用いる点の名称です。
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正解:×
誤りです。同一コース内で連続する写真間の接続に用います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第152条 p.61・第212条 p.76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問6 ○×
タイポイントは、隣接する撮影コースの写真間の接続に使います。
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正解:○
正しいです。コースの重複部に選定します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第152条 p.61・第212条第2項第二号 p.76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問7 ○×
GNSS/IMUは、写真の露出時の位置と姿勢に関する情報を与えます。
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正解:○
正しいです。観測を解析し外部標定情報として用います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第182条第一項第三号 p.67・第183条 p.68・第210条第4・5項 p.75 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問8 ○×
同時調整では、複数写真の情報と標定点成果などを統合して調整します。
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正解:○
正しいです。各写真の外部標定成果と接続点の座標等を求めます。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第209・210条 p.75 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問9 ○×
有人空中写真の区域撮影では、標定点5点を一つの隅へ集中させることが標準です。
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正解:×
誤りです。四隅付近及び中央部付近に計5点を配置します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第211条 p.75–76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問10 ○×
有人空中写真の同時調整で、標定点残差とブロック間タイポイント較差は水平位置・標高とも次を満たします。フィルムの標定点残差は対地高度のRMS0.02%以内・最大0.04%以内、ブロック間較差は対地高度0.06%以内です。デジタルの標定点残差最大値はg/(B/H)以内、ブロック間較差は1.5g/(B/H)以内です。gは標準地上画素寸法、B/Hは基線高度比です。
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正解:○
正しいです。第215条第8・10項の指標です。フィルムは対地高度に対する百分率、デジタルは地上画素寸法と基線高度比で定めます。写真上の交会残差とは単位・対象が違います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第215条第8–12項 p.77・第154条第6項 p.61 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;準則 第215条第8・10項 p.77 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問11 ○×
有人撮影用の対空標識板は、白色を標準とし、状況により黄色又は黒色とします。
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正解:○
正しいです。UAV数値図化の白黒模様の標準とは区別します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第176条 p.65–66・第137条 p.57 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問12 ○×
有人撮影用のB型対空標識は、地図情報レベル2500では一辺45 cmを標準とします。
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正解:○
正しいです。第176条の型・レベルごとの寸法表です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第176条第1項第二号表 p.66・第137条第一項第二号 p.57 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;中心投影・相似・運動・誤差伝播の独立導出(計算で検証) 15画素と地上画素寸法の積 公開資料の転載ではなく、明示した幾何モデルから導出。
五肢択一
問13 正しいもの
UAV数値図化用の対空標識で地上画素寸法g=0.02 mです。鉛直写真・平坦面で写真上15画素以上を満たす円形標識の最小直径をcm単位の整数へ四捨五入してください。直径と、標準模様・色及び円型標識を設置した標定点の測定原則がすべて正しい組を選んでください。
- 3 cm。標準模様はA・B型のみ、色は白色板のみ、円型の標定点も自動測定は禁止。
- 15 cm。標準模様は★・X・+・円型、色は白黒標準で状況により黄黒等の明瞭な組合せ、円型の標定点は原則自動測定。
- 30 cm。標準模様は★・X・+・円型、色は白黒標準で状況により黄黒等の明瞭な組合せ、円型の標定点は原則自動測定。
- 45 cm。標準模様は★・X・+・円型、色は有人と同じ白色板のみを標準とし、円型の標定点は原則手動測定。
- 3000 cm。標準模様は★・X・+・円型、色は白黒標準で状況により黄黒等の明瞭な組合せ、円型の標定点は原則自動測定。
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正解:3
正解は3です。必要直径は15×0.02=0.30 m=30 cm。UAVの標準模様は★・X・+・円型、色は白黒標準で状況により黄黒等、円型標識の標定点は自動測定が原則です。有人の型別寸法・白色板の規格と混同しません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第176条第1項第二号表 p.66・第137条第一項第二号 p.57 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;中心投影・相似・運動・誤差伝播の独立導出(計算で検証) 15画素と地上画素寸法の積 公開資料の転載ではなく、明示した幾何モデルから導出。
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第176条 p.65–66・第137条 p.57 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;準則 第137条第1項第一・三・四号 p.56–57 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:誤りです。0.30 mは30 cmです。UAVは有人のA・B型とは別規格で、自動測定を禁止しません。
選択肢2:誤りです。制度の説明は合いますが、15画素を15 cmと取り違えています。
選択肢3:正しいです。15×0.02=0.30 m=30 cm。模様、白黒標準と条件による代替、円型の原則自動測定を満たします。
選択肢4:誤りです。45 cmは有人レベル2500のB型寸法の転用です。UAVの白黒標準と原則自動測定にも反します。
選択肢5:誤りです。模様等の条件は合いますが、0.30 mのcm換算を10000倍にしています。
問14 誤っているもの
有人空中写真測量の同時調整及び標識の代用について、誤っている記述を選んでください。
- レベル2500で、周辺との色調差が明瞭で測定できる円形直径50 cmの構造物は、B型45 cm以上という円形の代用寸法条件を満たします。
- フィルム数値化の内部標定では、使用カメラの指標座標・歪曲収差等の検定値を使います。
- セルフキャリブレーション付き同時調整成果でモデルを作る場合、その調整で決めたカメラデータを使います。
- 最初の精度検証の調整では、残りの標定点も全て調整計算へ入れてから、それらを検証点とします。
- 有人撮影の対空標識はA型・B型を基本とし、写真上で確認できるよう画素寸法等を考慮して形状・寸法・色を選びます。
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正解:4
正解は4です。第215条では最初は1標定点で調整し、残る点を検証点とします。基準内を確認してから全点を使います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第173条第2・3項 p.65 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第214条 p.76・第215条第3項 p.76・第227条第3項 p.79・第144条 p.58–59・第154条第4・8項 p.61 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第215条第6・7項 p.76–77 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第176条 p.65–66・第137条 p.57 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:正しいです。寸法と識別・測定条件を満たしています。
選択肢2:正しいです。異なるカメラの検定値とは交換しません。
選択肢3:正しいです。補正をモデルで再現する必要があります。
選択肢4:誤りです。最初は1点で調整し、他の点を検証に使います。
選択肢5:正しいです。基本形状と識別可能性を満たす必要があります。
問15 組み合わせ
有人空中写真の区域撮影について、正しい記述だけの組を選んでください。
ア:同時調整は原則として全域1ブロックのバンドル法で行います。
イ:パスポイントは主点付近と主点基線に直角な両方向の3か所以上、上下端付近は等距離が標準です。タイポイントは1ステレオモデルに1点が標準で、パスポイントと兼用できます。
ウ:タイポイントは重複部で直線状に並ぶ配置が標準です。
エ:複数日の撮影では各撮影日のコース内に少なくとも1標定点を確保します。
- ア・イ・エ
- ア・ウ・エ
- ア・イ・ウ
- イ・エ
- ア・イ・ウ・エ
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正解:1
正解は1です。ア・イ・エは正しいです。パス点の配置標準とタイ点の点数・兼用を区別します。ウは直線状を避けるジグザグ配置に反します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第209・210条 p.75 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第152条 p.61・第212条 p.76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;準則 第212条第2項第一号 p.76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第152条 p.61・第212条第2項第二号 p.76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;準則 第212条第2項第二号ロ p.76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第211条 p.75–76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:正しいです。ア・イ・エが標準・規定に一致し、イのパス配置とタイ点数・兼用も正しいです。
選択肢2:誤りです。ウは誤りでイも正しいです。
選択肢3:誤りです。ウは誤りでエも正しいです。
選択肢4:誤りです。アも正しいです。
選択肢5:誤りです。ウを含めています。
問16 正しいもの
有人空中写真測量とUAV数値図化の標定・精度点検について、正しい説明を選んでください。
- 内部標定で、投影中心の地上位置の3座標を求めます。
- GNSS/IMUの位置・姿勢情報は点検不要で、そのまま同時調整へ用います。
- 有人同時調整ではセルフキャリブレーション項を付加できません。
- デジタル航空カメラの同時調整の交会残差はRMS1.5画素以内・最大3.0画素以内が標準です。
- 有人デジタルの交会残差はRMS0.75画素以内・最大1.5画素以内です。UAV数値図化の標定点の水平・標高残差はレベル250でRMS0.06 m・最大0.12 m以内、500でRMS0.12 m・最大0.24 m以内が標準です。UAV数値図化は大気屈折・地球曲率の補正を行わず、有人では原則補正しセルフキャリブレーションで代えられます。
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正解:5
正解は5です。有人デジタルの交会残差は0.75/1.5画素、UAV数値図化の標定点残差は水平・標高とも250で0.06/0.12 m、500で0.12/0.24 mが標準。UAVでは大気屈折・地球曲率を補正しません。有人は原則補正しセルフキャリブレーションで代えられます。UAVの交会残差1.5/3画素と標定点残差のm単位を混同しません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第201条 p.74・第214条 p.76 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第181条 p.67・第215条第3項 p.76・第216条 p.77 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;国土地理院 オルソ画像について 作成工程(3)・(4) https://www.gsi.go.jp/gazochosa/gazochosa40002
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第182条第一項第三号 p.67・第183条 p.68・第210条第4・5項 p.75 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第214条 p.76・第215条第3項 p.76・第227条第3項 p.79・第144条 p.58–59・第154条第4・8項 p.61 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;準則 第215条第4項 p.76・第154条第7項 p.61 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第215条第8–12項 p.77・第154条第6項 p.61 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;準則 第215条第8・10項 p.77 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第151条 p.60・第154条 p.61 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;準則 第154条第5・7項 p.61 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:誤りです。位置は外部標定要素です。
選択肢2:誤りです。外部標定観測データは点検完了のものを使います。
選択肢3:誤りです。モデルで再現できるものに限定して付加できます。
選択肢4:誤りです。これはUAV数値図化の値です。有人の第215条は0.75/1.5画素です。
選択肢5:正しいです。有人の写真上交会残差、UAVの地上標定点残差及び両工種の補正の扱いを区別しています。
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