社会保険労務士 厚生年金保険法 択一式(初級) 第97問〜第99問|通則・企業年金

重要度:A 論点:時効

問97:厚生年金保険法上の時効に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:保険給付を受ける権利は5年、保険料その他の徴収金を徴収し、又はその還付を受ける権利は2年で時効により消滅する。
  • B:保険給付を受ける権利も、保険料その他の徴収金を徴収する権利も2年で時効により消滅する。
  • C:保険給付を受ける権利も、保険料その他の徴収金を徴収する権利も5年で時効により消滅する。
【第97問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正しい。厚生年金保険法92条により、保険給付を受ける権利は5年、保険料その他の徴収金を徴収し、又はその還付を受ける権利は2年で時効消滅する。【試験対策】「年金給付は5年、保険料は2年」と整理する。
・B:誤り。保険給付を受ける権利は、原則として5年で時効消滅する。
・C:誤り。保険料その他の徴収金を徴収し、又はその還付を受ける権利は2年で時効消滅する。


重要度:A 論点:不服申立て

問98:厚生年金保険の不服申立てに関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:被保険者の資格、標準報酬、保険給付及び保険料の賦課に関する処分は、すべて社会保険審査官に審査請求する。
  • B:被保険者の資格、標準報酬又は保険給付に関する処分は社会保険審査官に審査請求し、保険料その他の徴収金の賦課・徴収の処分又は滞納処分は社会保険審査会に審査請求する。
  • C:被保険者の資格、標準報酬、保険給付及び保険料の賦課に関する処分は、すべて社会保険審査会に直接審査請求する。
【第98問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:誤り。保険料その他の徴収金の賦課・徴収の処分又は滞納処分は、社会保険審査会への審査請求の対象となる。
・B:正しい。厚生年金保険法90条・91条による。資格・標準報酬・保険給付は社会保険審査官、保険料等の賦課・徴収及び滞納処分は社会保険審査会という2系統である。【試験対策】保険料等は審査官を経由せず、審査会へ直接申し立てる。
・C:誤り。資格・標準報酬又は保険給付に関する処分は、まず社会保険審査官に審査請求する。


重要度:B 論点:脱退一時金

問99:厚生年金保険の脱退一時金に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:日本国籍を有しない者で、厚生年金保険の被保険者期間が12か月以上あれば、他の要件を問わず請求できる。
  • B:日本国籍の有無を問わず、厚生年金保険の被保険者期間が6か月以上あれば請求できる。
  • C:日本国籍を有しない者で、厚生年金保険の被保険者期間が6か月以上あり、老齢年金の受給資格期間を満たさないことなどの要件を満たす者は、日本国内に住所を有しなくなった日等から2年以内に請求できる。
【第99問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:誤り。被保険者期間は6か月以上が要件であり、老齢年金の受給資格期間を満たさないことなど、ほかの要件も必要である。
・B:誤り。日本国籍を有しないことが支給要件である。
・C:正しい。厚生年金保険法附則29条による。障害厚生年金や障害手当金等の受給権を有したことがないこと、日本国内に住所を有しないことなども必要である。2021年4月以後の被保険者期間が1か月以上ある場合、支給額計算に用いる月数の上限は60月である。【試験対策】「外国籍・6か月以上・受給資格10年未満・国内住所なし・原則2年以内」を押さえる。


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