システム企画の分野は、「調達の登場文書と流れ」を軸に整理すると理解しやすくなります。
システム化計画と要件定義
システム化計画では、経営戦略に基づくシステム化構想・基本方針のもとで、対象業務の適用範囲、開発の順序、概算コストと効果、スケジュール、体制、リスクを検討します。要件定義はシステムに求める機能・条件の明確化です。利用者要求の調査、現行業務の分析、必要なデータの洗出し・整理を行い、関係者で要件を合意します。現場を知る利用部門の参加が重要です。要件は代表的に次の2つに分類されます。
- 機能要件:何ができるか(例:会員登録ができる)
- 非機能要件:性能・信頼性・セキュリティなどの品質(例:応答時間3秒以内、稼働率99.9%)
調達の流れと文書
調達は次の順で進みます:RFI(情報提供依頼:ベンダーの製品・技術・実績の情報を集める)→RFP(提案依頼書:発注者が要件を示して提案を依頼)→ベンダーからの提案書・見積書→あらかじめ作成した選定基準に基づく比較評価と発注先の選定→契約の締結→開発→受入れ・検収。「RFPは発注者からベンダーへの文書」という向きと、「RFIが先」という順序は間違えやすい点です。環境に配慮した調達はグリーン調達と呼ばれます。
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