【2026年度(~2027年3月)受験の方】
この単元は 2026年度の試験範囲です。2027年度受験の方は読み飛ばしてかまいません。
共通前提:当社は青森商事株式会社(会計期間 ×1年4月1日〜×2年3月31日)である。各問は独立している。
共通語群(各問、この中から最も適当な勘定科目を選ぶこと)
現金 / 当座預金 / 普通預金 / 受取手形 / 売掛金 / 仕入 / 支払手形 / 買掛金 / 売上 / 電子記録債権 / 電子記録債務
各問には、当社がどちらの立場か、また商品が動いたかどうかが問題文に示されています。 「受け取った」「振り出した」という語だけでなく、その記述で判断してください。
重要度:A/難易度:初級 論点:仕入と同時の手形振出 2026年度のみ
問1(初級)
タグ:手形/2026年度限定
×1年5月15日 弘前商店から商品 ¥420,000 を仕入れ、代金として当社が約束手形を振り出した。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 420,000 | 支払手形 | 420,000 |
解説
- 立場の確認:当社が振り出した → 当社は支払う立場 → 支払手形(負債)。
- 原因取引の確認:この取引で商品を仕入れている → 仕入を計上する。
- 間違いやすい科目:受取手形。受け取ったのは相手であり、当社は振り出した側です。買掛金も使いません(掛けではなく手形で支払っています)。
- 使用科目:仕入/支払手形
重要度:A/難易度:初級 論点:売上と同時の手形受取(立場の判断) 2026年度のみ
問2(初級)
タグ:手形/2026年度限定
×1年5月20日 八戸商店に商品 ¥380,000 を売り上げ、代金として同店振出の約束手形を受け取った。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 受取手形 | 380,000 | 売上 | 380,000 |
解説
- 立場の確認:振り出したのは八戸商店であり、当社は支払を受ける立場 → 受取手形(資産)。
- 原因取引の確認:この取引で商品を売り上げている → 売上を計上する。
- 間違いやすい科目:支払手形。「同店振出の」という語につられる誤りです。当社がどちらの立場かで判断してください。
- 使用科目:受取手形/売上
重要度:A/難易度:初級 論点:買掛金から支払手形への振替 2026年度のみ
問3(初級)
タグ:手形/2026年度限定
×1年6月10日 十和田商店に対する買掛金 ¥260,000 の支払いのため、当社が約束手形を振り出した。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 260,000 | 支払手形 | 260,000 |
解説
- 原因取引の確認:この取引で商品は動いていません。 仕入は掛けで仕入れたときに計上済みです。
- 何が起きたか:債務の中身が、買掛金から支払手形に変わっただけです。
- 間違いやすい科目:仕入。「仕入/支払手形」としてしまうと、同じ仕入を2回計上することになります。
- 使用科目:買掛金/支払手形
重要度:A/難易度:標準 論点:売掛金から受取手形への振替 2026年度のみ
問4(標準)
タグ:手形/2026年度限定
×1年6月25日 三沢商店に対する売掛金 ¥195,000 の回収として、同店振出の約束手形を受け取った。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 受取手形 | 195,000 | 売掛金 | 195,000 |
解説
- 立場の確認:振り出したのは三沢商店 → 当社は支払を受ける立場 → 受取手形。
- 原因取引の確認:この取引で商品は動いていません。 売上は掛けで売り上げたときに計上済みです。
- 何が起きたか:債権の中身が、売掛金から受取手形に変わっただけです。
- 条件判断が2つ:立場の判断(振出/受取)と原因取引の有無(売上を計上するか)の両方を読み取る必要があります。
- 間違いやすい科目:売上。「受取手形/売上」としてしまうと、同じ売上を2回計上することになります。
- 使用科目:受取手形/売掛金
重要度:A/難易度:標準 論点:支払手形の決済 2026年度のみ
問5(標準)
タグ:手形/2026年度限定
×1年8月15日 かねて振り出していた支払手形 ¥260,000 が支払期日となり、当座預金口座から決済された。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 支払手形 | 260,000 | 当座預金 | 260,000 |
解説
- 場面の確認:支払期日の決済です。振り出した時点ではまだお金は出ていません。
- 借方の理由:支払手形(負債)の減少。支払う義務が果たされて消滅します。
- 貸方の理由:当座預金(資産)の減少。ここではじめてお金が出ていきます。
- 間違いやすい科目:買掛金。買掛金はすでに問3の時点で支払手形へ振り替わっており、ここでは登場しません。
- 使用科目:支払手形/当座預金
重要度:A/難易度:標準 論点:受取手形の決済(決済口座は問題文の指定による) 2026年度のみ
問6(標準)
タグ:手形/2026年度限定
×1年9月25日 かねて受け取っていた受取手形 ¥195,000 が支払期日となり、普通預金口座へ入金された。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 195,000 | 受取手形 | 195,000 |
解説
- 条件判断:入金先は普通預金です。問題文の指定に従ってください。
- 借方の理由:普通預金(資産)の増加。ここではじめてお金が入ってきます。
- 貸方の理由:受取手形(資産)の減少。支払を受ける権利が実現して消滅します。
- 間違いやすい科目:当座預金。手形の決済に使う口座は問題文で指定されます。 当座預金が使われる例が多いというだけで、当座預金と決まっているわけではありません。
- 売掛金も使いません。売掛金はすでに問4の時点で受取手形へ振り替わっています。
- 使用科目:普通預金/受取手形
重要度:A/難易度:応用 論点:一部手形・一部掛けの複合仕訳 2026年度のみ
問7(応用)
タグ:手形/2026年度限定
×1年10月8日 むつ商店に商品 ¥500,000 を売り上げ、代金のうち ¥300,000 は同店振出の約束手形で受け取り、残額は掛けとした。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 受取手形 | 300,000 | 売上 | 500,000 |
| 売掛金 | 200,000 |
解説
- 着眼点:受け取り方が2つに分かれる複合仕訳です。
- 金額の計算:売上は売価の全額 ¥500,000。手形 ¥300,000/掛け 500,000 − 300,000 = ¥200,000。
- 立場の確認:振り出したのはむつ商店 → 当社は受け取った側 → 受取手形。
- 間違いやすい解答:売上を手形分の ¥300,000 だけにする誤り。受け取り方が分かれても、売上は売価の全額です。
- 検算:借方 300,000 + 200,000 = 貸方 500,000。
- 使用科目:受取手形/売掛金/売上

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