手形貸付金・手形借入金 一問一答(全8問) 第1問〜第5問

【2026年度(~2027年3月)受験の方】 この単元は試験範囲です。

【2027年度(2027年4月~)受験の方】 紙媒体の手形を用いる取引は出題区分表の改定により3級の範囲から除かれています。本ページは読み飛ばしてかまいません。借用証書による通常の貸付金・借入金は引き続き範囲です(C05-T04)。


重要度:A 2026年度のみ

問1(二択)

得意先に ¥300,000 を貸し付け、借用証書に代えて同店振出の約束手形を受け取った。このとき当社が用いる勘定科目はどちらか。

A.受取手形  B.手形貸付金

解答・解説

正解:B.手形貸付金

約束手形を受け取っているという事実だけでは科目は決まりません。 問題文に「貸し付け」とあり、この手形は金銭の貸付けによって授受されたものです。したがって手形貸付金(資産)を用います。

受取手形を用いるのは、商品売買などの代金の決済として手形を受け取った場合です(A01-T01)。


重要度:A 2026年度のみ

問2(○×)

手形借入金は、返済する義務を表すため負債に属する。

解答・解説

正解:○

手形借入金は、金銭を借り入れたことにより、支払期日に返済する義務を表します。負債です。

なお、支払手形(負債)とは科目を分けます。 支払手形は商品代金などの決済のために振り出した手形にかかる債務です。


重要度:A 2026年度のみ

問3(二択)

¥400,000 を貸し付け、同額の約束手形を受け取ったが、利息 ¥8,000 を差し引いた ¥392,000 を普通預金口座から振り込んだ。手形貸付金として計上する金額はどちらか。

A.¥400,000  B.¥392,000

解答・解説

正解:A.¥400,000

手形貸付金は元本の総額(手形の券面額)で計上します。

実際に渡したお金は ¥392,000 ですが、支払期日に返してもらう権利は ¥400,000 だからです。差額の ¥8,000 は受取利息として処理します。

手形借入金も同じ考え方です。 差し引かれて入金された金額ではなく、返す義務のある元本の総額で計上します。


重要度:A 2026年度のみ

問4(語句選択)

金銭を貸し付けた側が、その貸付けについて受け取る利息を処理する勘定科目は[   ]である。

[語群]受取利息 / 支払利息 / 受取手数料 / 支払手数料

解答・解説

正解:受取利息

利息の科目は当社の立場と連動します。

立場 元本の科目 利息の科目
貸した側 手形貸付金(資産) 受取利息(収益)
借りた側 手形借入金(負債) 支払利息(費用)

手形貸付金なのに支払利息と書くのは典型的な誤りです。


重要度:A 2026年度のみ

問5(○×)

約束手形を受け取った場合、その手形が何の取引によって授受されたかにかかわらず、受取手形で処理する。

解答・解説

正解:×

同じ約束手形でも、何のために授受したかによって科目が変わります。

原因取引 手形を受け取った側
商品売買などの代金の決済 受取手形
金銭の貸付け 手形貸付金

問題文の「貸し付けた」「借用証書に代えて」といった記述を確認してから科目を選びます。



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