社会保険労務士 健康保険法 択一式(初級) 第66問〜第68問|保険給付

重要度:A 論点:時効

問66:健康保険の保険給付を受ける権利の消滅時効として、正しいものはどれか。

  • A:2年
  • B:5年
  • C:3年
【第66問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正しい。【試験対策】健康保険の保険給付を受ける権利は、原則として行使できる時から2年で時効消滅する。健康保険料等を徴収し、又は還付を受ける権利も原則2年である。公的年金の各支払期に係る年金給付が原則5年であることと区別する。
・B:誤り。5年は国民年金・厚生年金保険の年金給付の各支払期に係る権利等の原則である。
・C:誤り。健康保険給付に3年の一般的な消滅時効は設けられていない。


重要度:A 論点:療養費

問67:健康保険の療養費に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:実際に支払った医療費は、保険診療外の費用を含めて常に全額払い戻される。
  • B:やむを得ずマイナ保険証等を提示できず医療費を全額支払った場合や、医師の指示で治療用装具を作成した場合などに、保険診療を基準に算定した額から一部負担金相当額を控除した額が支給される。
  • C:療養費は被保険者本人だけの給付であり、被扶養者の療養には同様の給付がない。
【第67問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:誤り。保険診療として認められない処置、薬剤、予防目的の費用等は支給計算から除外される。
・B:正しい。【試験対策】療養の給付という現物給付を受けられないやむを得ない事情がある場合等に、いったん全額を支払って療養費を請求する。支給額は保険診療の基準額(実支払額が低ければ実支払額)から一部負担金相当額を控除した額である。
・C:誤り。被扶養者については家族療養費として同様の給付が行われる。


重要度:A 論点:移送費

問68:健康保険の移送費に関する記述として、正しいものはどれか。

  • A:歩行が困難であれば、日常の通院や退院時の移動費も当然に支給される。
  • B:移送費は現物給付であり、保険者が交通事業者へ必ず直接支払う。
  • C:保険診療として適切な療養のため、傷病により移動が著しく困難で、緊急その他やむを得ない場合に、最も経済的な通常の経路・方法による額の範囲内で実費が支給される。
【第68問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:誤り。通常の通院費や、単に歩行困難であることだけを理由とする退院時の移送費は原則対象外である。
・B:誤り。移送費は、被保険者が請求して受ける現金給付である。
・C:正しい。【試験対策】保険診療として適切、移動が著しく困難、緊急その他やむを得ないという要件を満たす必要がある。支給額は最も経済的な通常の経路・方法による旅費を基準とした範囲内の実費である。


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