重要度:A 論点:ライフプラン計算
問1:キャッシュフロー表において、ある年の年末の金融資産残高はいくらか。なお、金融資産残高は「前年末金融資産残高×(1+運用率)+年間収支」により計算し、記載のない条件は考慮しないものとする。
【与件】
前年末金融資産残高:600万円
当年の年間収支:+50万円
運用率(年利):1%
計算過程で万円未満の端数は生じない
【第1問:正解と解説】
正解:656万円
計算式
当年末金融資産残高=前年末金融資産残高×(1+運用率)+年間収支
計算過程
1.求めるもの:当年末の金融資産残高
2.使用する式:前年末金融資産残高×(1+運用率)+年間収支
3.数値代入:600万円×(1+0.01)+50万円
4.計算:600万円×1.01=606万円、606万円+50万円=656万円
5.単位確認:万円
6.正解:656万円
前年末の金融資産残高600万円を1年間、年利1%で運用した額606万円に、当年の年間収支+50万円を加えて、当年末の金融資産残高は656万円となる。
間違いやすい点
年間収支を加えてから運用率を掛ける誤り((600+50)×1.01=656.5万円)や、運用率を掛け忘れる誤り(600+50=650万円)が多い。前年末残高だけに運用率を掛け、その後に年間収支を加える。
重要度:A 論点:6係数の選択・計算
問2:20年後に老後資金1,000万円を準備するため、年利1%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年の積立額はいくらか。減債基金係数を用いて計算すること。
【与件】
目標額:1,000万円(20年後)
積立期間:20年
運用利率:年1%
減債基金係数(年1%・20年):0.0454
【第2問:正解と解説】
正解:454000円
計算式
毎年の積立額=目標額×減債基金係数
計算過程
1.求めるもの:毎年の積立額
2.使用する係数:将来の目標額から毎年の積立額を求める→減債基金係数
3.数値代入:1,000万円×0.0454
4.計算:10,000,000円×0.0454=454,000円
5.単位確認:円
6.正解:454,000円(45万4,000円)
将来の目標額を準備するために毎年必要な積立額は、目標額に減債基金係数を掛けて求める。1,000万円×0.0454=45万4,000円が毎年の積立額となる。
間違いやすい点
毎年の積立てから将来額を求める年金終価係数と混同する誤りや、元本の取崩しに用いる資本回収係数を選んでしまう誤りが多い。「将来の目標額→毎年の積立額」の方向は減債基金係数である。
重要度:A 論点:ライフプランニングの手法
問3:世帯主が死亡した場合の遺族の生活資金等に関して、次の資料に基づく必要保障額はいくらか。なお、必要保障額は「死亡後の必要資金総額-死亡後の準備済資金総額」により計算し、記載のない条件は考慮しないものとする。
【与件】
死亡後の必要資金総額:7,200万円
死亡後の準備済資金総額:5,400万円
【第3問:正解と解説】
正解:1800万円
計算式
必要保障額=死亡後の必要資金総額-死亡後の準備済資金総額
計算過程
1.求めるもの:必要保障額
2.使用する式:死亡後の必要資金総額-死亡後の準備済資金総額
3.数値代入:7,200万円-5,400万円
4.計算:7,200-5,400=1,800
5.単位確認:万円
6.正解:1,800万円
必要保障額は、世帯主死亡後に遺族に必要な資金の総額から、すでに準備できている資金の総額を差し引いた不足額である。7,200万円-5,400万円=1,800万円となる。
間違いやすい点
必要資金と準備済資金を合計してしまう誤りや、準備済資金の一部だけを差し引く誤りが多い。必要保障額は「不足額」であり、必要資金総額から準備済資金総額の全額を差し引く。
重要度:A 論点:老齢年金
問4:国民年金の第1号被保険者として付加保険料を150か月納付した者が、65歳から老齢基礎年金を受給する場合、老齢基礎年金に上乗せされる付加年金の額(年額)はいくらか。なお、繰上げ・繰下げは行わないものとする。
【与件】
付加保険料の納付月数:150か月
付加保険料:月額400円
付加年金額(年額)=200円×付加保険料納付月数
【第4問:正解と解説】
正解:30000円/年
計算式
付加年金額(年額)=200円×付加保険料納付月数
計算過程
1.求めるもの:付加年金の額(年額)
2.使用する式:200円×付加保険料納付月数
3.数値代入:200円×150か月
4.計算:=30,000円
5.単位確認:円(年額)
6.正解:30,000円
付加年金の額(年額)は「200円×付加保険料納付月数」で計算する。200円×150か月=30,000円が老齢基礎年金に上乗せされる。
間違いやすい点
納付する付加保険料の額(月額400円)を使って「400円×150か月=60,000円」と計算する誤りが典型である。納めるのは400円、受け取る計算単価は200円と区別する。
重要度:B 論点:リタイアメントプランニング
問5:次の資料に基づき、老後資金の不足額を求めなさい。なお、不足額は「老後必要資金総額-準備済資金総額」により計算し、記載のない条件は考慮しないものとする。
【与件】
老後必要資金総額:6,300万円
準備済資金総額(公的年金受取見込み・退職金・貯蓄等の合計):4,900万円
【第5問:正解と解説】
正解:1400万円
計算式
老後資金の不足額=老後必要資金総額-準備済資金総額
計算過程
1.求めるもの:老後資金の不足額
2.使用する式:老後必要資金総額-準備済資金総額
3.数値代入:6,300万円-4,900万円
4.計算:6,300-4,900=1,400
5.単位確認:万円
6.正解:1,400万円
老後資金の不足額は、老後必要資金総額から準備済資金総額を差し引いて求める。6,300万円-4,900万円=1,400万円が不足額となる。
間違いやすい点
必要資金と準備済資金を合計してしまう誤りや、引き算の向きを逆にする誤りに注意する。「必要なもの」から「あるもの」を引いた差額が不足額である。

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