システム監査は「独立した目で検証し、保証や助言につなげる」活動です。特に重要なのは独立性と証拠主義ですが、高い倫理観、リスクに応じた監査手続、監査技法、保証・助言、フォローアップも欠かせません。
監査の基本
システム監査は、情報システムに関するリスクへ適切に対応しているかを、監査対象から独立かつ客観的な立場で検証・評価し、保証や助言を通じて組織の目標達成と説明責任に役立てる活動です。自分が開発したシステムを自分で監査することや、対象部門の指示下で監査を行うことは、独立性を損なうためシステム監査人として不適切です。
監査の流れ
監査計画の策定→監査の実施(予備調査・本調査・評価・結論)→監査報告→フォローアップの順に進めます。結果は、組織で定めた適切な報告先(監査を依頼した経営者など)へ報告します。判断は必ず監査証拠(監査上の判断や結論を支えるために入手・評価する情報)に基づき、実施した手続・入手した証拠・結論は監査調書に記録します。なお監査証跡は、取引や処理・操作を後から追跡できる記録を指す別の概念です。指摘事項を報告した後は、改善の実施状況を確認するフォローアップまで行います。
内部統制と職務分掌
内部統制は、健全かつ効率的な組織運営のために、業務の適正を確保する仕組みとして組織が自ら構築・運用するものです。代表的な手立てが職務分掌:申請と承認を別の人が担当するなど、役割を分けて相互に牽制します(申請者と承認者の兼任は、不正や誤りのリスクを高めます)。アクセス権の定期的な見直し、統制が機能し続けているかを見るモニタリングも重要な要素です。
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