測量士補|多角路線の方向角・座標・閉合計算

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「多角路線の方向角・座標・閉合計算」の問題集です。一問一答4問、五肢択一6問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。

このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★1

問1 ○×

方向角から次辺の方向を計算するとき、観測角が後視から前視へ時計回りか反時計回りかを区別します。

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正解:○

正しいです。同じ角の大きさでも回転方向により加減が変わります。
根拠:計算で検証:方位角と回転の定義
同準則 付録6 計算式集 2.3.1(PDF p.7) https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf

重要度:A 難易度:★1

問2 ○×

同じ方向を表す角を0°以上360°未満に整理すると、−25°は335°になります。

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正解:○

正しいです。−25+360=335°です。
根拠:計算で検証:円周の角度と剰余

重要度:A 難易度:★1

問3 ○×

交差しない平面の六角形の内角和は、6×180°です。

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正解:×

誤りです。(6−2)×180=720°です。
根拠:計算で検証:三角形への分割、和の条件式
同準則 付録6 計算式集 2.3.5(PDF p.8) https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf

重要度:A 難易度:★1

問4 ○×

平面閉合差の大きさf、総路線長Lについて閉合比をf/Lと定義すると、閉合比は長さの単位を持ちます。

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正解:×

誤りです。同じ単位の長さ同士の比なので無次元です。
根拠:計算で検証:ベクトルのノルム及び無次元比の定義

五肢択一

重要度:A 難易度:★2

問5 正しいもの

方向角は北から時計回りとします。P→Aの方向角315°、Aでの後視A→Pから前視A→Bへの時計回り角95°20′です。A→Bの方向角を0°以上360°未満、度・分単位で答えてください。

  1. 50°20′
  2. 39°40′
  3. 230°20′
  4. 590°20′
  5. 219°40′
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正解:3

正解は3です。後視方向は315+180=495°≡135°。前視は135+95°20′=230°20′です。
根拠:計算で検証:方位角と回転の定義
同準則 付録6 計算式集 2.3.1(PDF p.7) https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
同準則 付録6 計算式集 2.3.1 https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
計算で検証:ベクトルの反転と回転
計算で検証:円周の角度と剰余

選択肢1:誤りです。前辺方向315°へ観測角を直接加え、後視への180°反転を省略しています。
選択肢2:誤りです。時計回りなのに135°から95°20′を引いています。
選択肢3:正しいです。前辺を反転して後視を作り、時計回り角を加えます。
選択肢4:誤りです。315+180+95°20′を360°未満へ整理していません。
選択肢5:誤りです。前辺315°から観測角を引き、反転も省略しています。

重要度:A 難易度:★2

問6 正しいもの

平面座標のx軸は北、y軸は東、方向角は北から時計回りです。A(120.000,70.000) mから水平距離40 m、方向角120°のBを求めてください。cos120°=−0.5、sin120°=0.866025とし、(x,y)を0.001 m位で答えてください。 指定した位へ四捨五入してください。

  1. (154.641,50.000)
  2. (140.000,104.641)
  3. (−20.000,34.641)
  4. (100.000,104.641)
  5. (100.000,35.359)
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正解:4

正解は4です。Δx=40×(−0.5)=−20 m、Δy=40×0.866025=34.641 m。B=(100.000,104.641) mです。
根拠:同準則 付録6 計算式集 2.3.3・2.3.4(PDF p.7〜8) https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
計算で検証:極座標から直交座標、既知終点との残差

選択肢1:誤りです。xにsin、yにcosを使い、北x・東yの約束を逆にしています。
選択肢2:誤りです。cos120°の負号を落としています。
選択肢3:誤りです。増分だけを答え、始点の座標を加えていません。
選択肢4:正しいです。Δx=S cosθ、Δy=S sinθを始点へ加えます。
選択肢5:誤りです。yの正の増分を引いています。

重要度:A 難易度:★3

問7 正しいもの

A(0,0) mから既知B(100,100) mへの計算座標増分の和は(100.030,99.960) m、総路線長500 mです。閉合差は「既知B−計算到達点」と定義します。閉合差(fX,fY)をmm、閉合比を1/Nで表した正しい組を選んでください。

  1. (+30,−40) mm、1/10000
  2. (-30,+40) mm、1/10000
  3. (-30,+40) mm、1/10
  4. (-30,+40) mm、1/7143
  5. (-30,+40) mm、1/100000
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正解:2

正解は2です。fX=−0.030 m=−30 mm、fY=+0.040 m=+40 mm。f=√(30²+40²)=50 mm=0.050 m、N=500/0.050=10000です。
根拠:同準則 付録6 計算式集 2.3.3・2.3.4(PDF p.7〜8) https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
計算で検証:極座標から直交座標、既知終点との残差
計算で検証:ベクトルのノルム及び無次元比の定義

選択肢1:誤りです。閉合差の定義を計算−既知へ逆転しています。
選択肢2:正しいです。既知−計算の成分と二乗和の大きさで求めます。
選択肢3:誤りです。総路線長500 mを500 mmとして、50 mmで割っています。
選択肢4:誤りです。ノルムを30+40=70 mmとし、500/0.070を丸めています。
選択肢5:誤りです。閉合差を0.005 mと1桁小さくしています。

重要度:A 難易度:★2

問8 正しいもの

交差しない平面五角形で、5個の内角の観測和が540°00′25″でした。内角を同じ重みとし、理論和とのずれを各内角へ等配分する演習モデルです。各角に加える補正を角秒単位の整数で答えてください。 指定した位へ四捨五入してください。

  1. −5
  2. +5
  3. −25
  4. −8
  5. +25
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正解:1

正解は1です。理論和(5−2)×180=540°、補正総和=540°−540°00′25″=−25″。各角は−25/5=−5″です。
根拠:計算で検証:三角形への分割、和の条件式
同準則 付録6 計算式集 2.3.5(PDF p.8) https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf

選択肢1:正しいです。観測和が25″過大なので、5角へ負の補正を等配分します。
選択肢2:誤りです。過大な観測和を更に増やす符号です。
選択肢3:誤りです。補正総和を5角へ配分していません。
選択肢4:誤りです。角数5ではなくn−2=3で割った値を丸めています。
選択肢5:誤りです。補正総和の符号と角数での配分を取り違えています。

重要度:A 難易度:★2

問9 正しいもの

北をx、東をyとする平面で、始点は(100,200) mです。辺を順に30 m・方向角0°、40 m・90°、20 m・180°進みます。方向角は北から時計回りです。終点の(x,y)をm単位の整数で答えてください。 指定した位へ四捨五入してください。

  1. (140,210)
  2. (150,240)
  3. (110,160)
  4. (10,40)
  5. (110,240)
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正解:5

正解は5です。増分は(30,0)、(0,40)、(−20,0) m。合計(10,40)を始点へ足し、終点(110,240) mです。
根拠:同準則 付録6 計算式集 2.3.3・2.3.4(PDF p.7〜8) https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
計算で検証:極座標から直交座標、既知終点との残差

選択肢1:誤りです。北xと東yを逆にして増分を加えています。
選択肢2:誤りです。南向き20 mのx増分を+20としています。
選択肢3:誤りです。東向き40 mのy増分を引いています。
選択肢4:誤りです。合計増分だけで始点座標を加えていません。
選択肢5:正しいです。各方向の増分を合計して始点へ加えます。

重要度:A 難易度:★2

問10 いくつあるか

次の記述で正しいものはいくつありますか。方向角は北から時計回り、x北・y東です。
ア:方向角180°の辺のx増分は負です。
イ:P→Aの方向角が70°ならA→Pは250°です。
ウ:時計回りの観測角は、後視の方向角から減じます。
エ:方向角450°を指定範囲へ整理すると90°です。

  1. 2個
  2. 3個
  3. 0個
  4. 4個
  5. 1個
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正解:2

正解は2(3個)です。ア・イ・エは正しく、ウは時計回りなので加えます。
根拠:同準則 付録6 計算式集 2.3.3・2.3.4(PDF p.7〜8) https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
計算で検証:極座標から直交座標、既知終点との残差
同準則 付録6 計算式集 2.3.1 https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
計算で検証:ベクトルの反転と回転
計算で検証:方位角と回転の定義
同準則 付録6 計算式集 2.3.1(PDF p.7) https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
計算で検証:円周の角度と剰余

選択肢1:誤りです。ア・イ・エの3個が正しいです。
選択肢2:正しいです。アはcos180°<0、イは180°反転、エは360°整理です。
選択肢3:誤りです。ア・イ・エは正しいです。
選択肢4:誤りです。ウは時計回りの加減が逆です。
選択肢5:誤りです。ア・イ・エのうち2個を除外しています。


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