「TS基準点測量の点検・網平均・許容範囲」の問題集です。一問一答6問、五肢択一2問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。
このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)/TS=トータルステーション/GNSS=衛星測位システム
一問一答(○×)
問1 ○×
TS等観測の点検路線は、既知点と既知点を結合する路線とします。
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正解:○
正しいです。準則第42条第一号イ(1)の選定条件です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条第一号イ(1)〜(4)(PDF p.25) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問2 ○×
点検計算の閉合差が許容範囲を超えても、平均計算で閉合させれば再測等の措置は不要です。
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正解:×
誤りです。許容超過では再測等の適切な措置が必要で、平均計算を代替にしません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条(PDF p.24〜25) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問3 ○×
TSの厳密水平網平均計算とGNSSの三次元網平均計算では、用いる観測量が異なります。
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正解:○
正しいです。前者は角・距離等、後者は基線ベクトル成分等を扱います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第43条第3項第一号・第二号(PDF p.27〜28) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
同準則 付録6 計算式集 2.4・2.6・3.3 https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
問4 ○×
GNSSで既知点1点を固定する仮定三次元網平均計算の条件を、TSの厳密水平網平均計算にもそのまま適用します。
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正解:×
誤りです。第43条第2項のGNSS仮定網と、第3項の既知点2点以上を固定する網を区別します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第22条第4項・第43条第2・3項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問5 ○×
TS点検計算の標高閉合差許容式で、路線長ΣSにはkm単位の値を用います。
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正解:○
正しいです。第42条第一号ロ表の備考でNは辺数、ΣSはkm単位です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条第一号ロ表(PDF p.25) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問6 ○×
準則第43条第3項第一号ニの簡易網平均計算の許容表には、1級と2級の数値列も示されています。
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正解:×
誤りです。同号ニの表は3級・4級の列です。1〜4級を示す厳密網の同号ハの表と区別します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第23条第2項表・備考(p.15)・第43条第3項第一号ハ・ニ(p.27) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
五肢択一
問7 正しいもの
TS点検の標高閉合差許容を「定数+bΣS/√N mm」と表します。aは結合多角・単路線の定数、cは単位多角形の定数(mm)、b及び標高差の正反較差の許容値rは1・2・3・4級の順です。Nは辺数、ΣSはkmです。辺数4、路線長0.8 kmの3級結合多角で、閉合差の絶対値260 mmと261 mmも判定します。定数・級別値・判定が全て正しい組を選んでください。
- a=200、c=0;b=50/100/150/300;r=300/200/150/100 mm。許容260 mm、260も261も超過。
- a=200、c=0;b=100/50/150/300;r=300/200/150/100 mm。許容230 mm、260も261も超過。
- a=0、c=200;b=50/100/150/300;r=150/200/300/100 mm。許容60 mm、260も261も超過。
- a=200、c=0;b=50/100/150/300;r=300/200/150/100 mm。許容260 mm、260は超過でなく261は超過。
- a=200、c=0;b=50/100/150/100;r=300/200/150/300 mm。許容260 mm、261も網平均で閉合させれば超過への措置は不要。
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正解:4
正解は4です。結合多角・単路線の定数は200 mm、単位多角形は0です。1〜4級の係数は50/100/150/300、標高差の正反較差は300/200/150/100 mmです。3級の許容は200+150×0.8/√4=260 mm。260 mmは超過でなく、261 mmは超過のため再測等の措置が必要です。閉合差と正反較差は別指標です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条(PDF p.24〜25) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条第一号ロ表(PDF p.25) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:誤りです。表の値は合いますが260 mmは許容値と等しく超過ではありません。
選択肢2:誤りです。1・2級の係数50/100が逆です。3級は√4で割り260 mmで、N=4で割った230 mmではありません。
選択肢3:誤りです。結合多角・単路線には定数200 mm、単位多角形には定数なしです。1・3級の正反較差も逆です。
選択肢4:正しいです。級別係数・定数・正反較差を区別し、200+150×0.8/√4=260 mm及び等号を判定します。
選択肢5:誤りです。4級の係数300と正反較差100 mmが逆です。261 mmの許容超過に再測等の措置が必要です。
問8 正しいもの
TSの厳密水平網・厳密高低網平均計算の許容標準について正しい組を選んでください。角の標準偏差は1・2・3・4級の順、水平位置と標高は全級の新点標準偏差です。
- 水平角12/15/20/30″、高低角10/12/15/20″、水平位置100 mm、標高200 mm。
- 水平角10/12/15/20″、高低角12/15/20/30″、水平位置200 mm、標高100 mm。
- 水平角10/12/15/20″、高低角12/15/20/30″、水平位置100 mm、標高200 mm。
- 水平角10/12/15/20″、高低角12/15/20/30″、水平位置300 mm、標高300 mm。
- 水平角10/12/15/20″、高低角12/15/20/30″、水平位置100 mm、標高200 mm。この組は第43条第3項第一号ニの簡易網許容表にも同じ指標で示されています。
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正解:3
正解は3です。水平角単位重量当たり10/12/15/20″、高低角単位重量当たり12/15/20/30″、新点水平位置100 mm、新点標高200 mmが標準です。簡易網の路線残差とは別です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第23条第2項表・備考(p.15)・第43条第3項第一号ハ・ニ(p.27) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第43条第3項第一号ハ表(PDF p.27) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第43条第3項第一号ハ・ニ表(PDF p.27) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:誤りです。水平角と高低角の級別値を逆にしています。
選択肢2:誤りです。新点水平位置と標高の許容値が逆です。
選択肢3:正しいです。厳密網の全級表に一致します。
選択肢4:誤りです。簡易網の路線座標差・高低差残差の値を厳密網の新点標準偏差へ転用しています。
選択肢5:誤りです。同号ニは3・4級の路線方向角・座標差・高低差の残差の表で、厳密網の標準偏差の表とは異なります。
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