電験三種(第三種電気主任技術者)「法規」のうち、絶縁抵抗・漏えい電流の計算の問題です(大分類:電気施設管理(計算)・重要度B)。一問一答2問 → 五肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★☆☆
問1:電技省令では、低圧電線路中絶縁部分の電線と大地との間の絶縁抵抗は、使用電圧に対する漏えい電流が最大供給電流の1/2,000を超えないように保たなければならないとされている。
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正解:○
電技省令第22条のとおりです。
重要度:B 難易度:★☆☆
問2:絶縁抵抗は、漏えい電流を対地電圧で割って求める。
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正解:×
絶縁抵抗は、対地電圧を漏えい電流で割って求めます(R=V/I)。
五肢択一
重要度:B 難易度:★★☆
問3:定格容量50kV·A、二次電圧200Vの三相変圧器から供給される三相3線式の低圧電線路がある。最大供給電流を変圧器の定格二次電流としたとき、電技省令に基づく1線当たりの漏えい電流の上限[mA]の値として、最も近いものはどれか。
- 36.1
- 41.7
- 72.2
- 125.0
- 144.3
【第3問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。
最大供給電流=50,000/(√3×200)≒144.3A
漏えい電流の上限=144.3/2,000≒72.2mA(電技省令第22条)
1:誤り。2,000ではなく4,000で割っています。
2:誤り。√3ではなく3で割っています。
3:正しい。
4:誤り。√3で割らずに単相として最大供給電流を求めています。
5:誤り。1,000で割っています。
重要度:B 難易度:★☆☆
問4:対地電圧100Vの低圧電路で、電線と大地との間の漏えい電流が0.5mAであった。このときの絶縁抵抗[MΩ]の値として、正しいものはどれか。
- 20.00
- 2.00
- 0.50
- 0.20
- 0.05
【第4問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。
絶縁抵抗=100/(0.5×10⁻³)=200,000Ω=0.2MΩ
1:誤り。単位換算を誤っています。
2:誤り。単位換算を誤っています。
3:誤り。漏えい電流の値をそのまま使っています。
4:正しい。
5:誤り。漏えい電流を電圧で割っています。
重要度:B 難易度:★★☆
問5:単相2線式100V(対地電圧100V)の低圧屋内配線の分岐回路で、電路が停電できないため、漏えい電流を測定したところ0.8mAであった。
(a) この電路の絶縁抵抗[MΩ]の値として、正しいものはどれか。
- 0.013
- 0.080
- 0.125
- 1.250
- 125.000
【第5問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。
絶縁抵抗=100/(0.8×10⁻³)=125,000Ω=0.125MΩ
1:誤り。単位換算を誤っています。
2:誤り。漏えい電流を電圧で割っています。
3:正しい。
4:誤り。単位換算を誤っています。
5:誤り。kΩの値をMΩとしています。
重要度:B 難易度:★★☆
問6:単相2線式100V(対地電圧100V)の低圧屋内配線の分岐回路で、電路が停電できないため、漏えい電流を測定したところ0.8mAであった。
(b) (a)で求めた絶縁抵抗を電技省令に定める低圧電路の絶縁抵抗の値と比較した記述として、正しいものはどれか。
- 基準値は0.2MΩ以上なので、基準を満たしていない。
- 基準値は0.1MΩ以上なので、基準を満たしている。
- 基準値は0.4MΩ以上なので、基準を満たしていない。
- 絶縁抵抗の測定が困難な場合でも、漏えい電流の値で絶縁性能を判定することは認められていない。
- 基準値は1MΩ以上なので、基準を満たしていない。
【第6問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。使用電圧300V以下で対地電圧150V以下の電路の絶縁抵抗は0.1MΩ以上です(電技省令第58条)。0.125MΩはこれを満たします。
1:誤り。0.2MΩは対地電圧150Vを超え300V以下の電路の値です。
2:正しい。
3:誤り。0.4MΩは使用電圧300Vを超える低圧電路の値です。
4:誤り。絶縁抵抗の測定が困難な場合は、使用電圧が加わった状態の漏えい電流が1mA以下であればよいとされています(電技解釈第14条第1項第二号)。
5:誤り。そのような基準はありません。
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