宅地建物取引士 宅建業法 択一式(初級) 第90問〜第92問|重要事項説明(35条)

重要度:A 論点:法令上の制限・私道負担

問90:35条書面の記載事項に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • A:建物の貸借の媒介では、法令上の制限の概要や私道負担に関する事項は、原則として説明が不要である。
  • B:建物の貸借の媒介でも、私道に関する負担は必ず説明しなければならない。
  • C:宅地の貸借の媒介では、法令上の制限の概要の説明は不要である。
【第90問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正しい。建物の借主は建築等をしないため、法令上の制限・私道負担の説明は原則不要。【試験対策】35条は「建物の貸借だけ軽い」が全体を貫く視点。不要となる代表=法令上の制限・私道負担。逆に宅地の貸借では両方とも必要であり、「宅地か建物か」で分ける癖をつける。
・B:誤り。私道負担は建物の貸借では説明不要(売買・交換・宅地の貸借では必要)。
・C:誤り。宅地の貸借では法令上の制限の説明が必要。


重要度:B 論点:インフラの整備状況

問91:35条書面の記載事項に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • A:飲用水・電気・ガスの供給施設の整備状況は、施設が未整備の場合、その整備の見通しまで説明する必要はない。
  • B:飲用水・電気・ガスの供給施設および排水施設の整備状況は説明事項であり、未整備の場合は整備の見通し・特別の負担についても説明する。
  • C:ガスの種類(都市ガスかプロパンか)は、説明する必要がない。
【第91問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:誤り。未整備の場合は整備の見通し・特別の負担まで説明が必要。
・B:正しい。インフラの整備状況+未整備時の見通し・負担が説明事項。【試験対策】この項目はすべての取引態様(売買・交換・貸借)で必要な数少ない共通項目の一つ。「未整備なら見通しまで」という深さの要件を欠けさせる肢が作られる。
・C:誤り。ガスの種類も説明の対象とされている。


重要度:A 論点:代金以外の金銭

問92:売買の媒介における35条書面の記載事項に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • A:手付金など代金以外に授受される金銭については、その額および授受の目的を説明しなければならない。
  • B:代金以外に授受される金銭については、その額・授受の時期・授受の目的を説明しなければならない。
  • C:売買代金の額および支払方法は、35条書面の記載事項である。
【第92問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正しい。35条では「額」と「目的」の2点。【試験対策】「授受の時期」が入るのは37条書面(定めがある場合の任意的記載事項)。35条=2点/37条=3点という差分の一点を問うのが両書面横断の最頻出パターン。
・B:誤り。「授受の時期」は35条の記載事項ではない。37条書面との入れ替え。
・C:誤り。代金の額・支払方法は37条書面の必要的記載事項であり、35条の記載事項ではない。


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