「地図編集・取捨選択・転位・総描」の問題集です。一問一答10問、五肢択一4問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。
このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)
一問一答(○×)
問1 ○×
準則の地図編集で、基図データには、編集原図と同等又はそれより大きい地図情報レベルのものを選ぶことが原則です。
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正解:×
正解は×です。同等又はそれより小さい地図情報レベルです。さらに内容の新しさと必要精度も求められます。
根拠:国土地理院「作業規程の準則(令和7年3月31日改正)」第332条第2項;https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf(取得・照合2026-10-10)
問2 ○×
地図の表示対象を取捨選択するときは、利用目的や縮尺を考慮します。
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正解:○
正解は○です。目的・縮尺に応じた表示項目の取捨選択と読みやすさの配慮が行われます。
根拠:国土地理院「利用上の注意(位置精度等について)」地図の性質;https://www.gsi.go.jp/kanri/kanri41010.html(取得・照合2026-10-10)
国土地理院「作業規程の準則(令和7年3月31日改正)」第341条第1項;https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf(取得・照合2026-10-10)
問3 ○×
公共測量標準図式では、注記の配置を優先するため、重要な地形・地物が注記で隠れてもよいとされています。
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正解:×
正解は×です。注記は重要な地形・地物を抹消しないように表示します。
根拠:国土地理院「作業規程の準則・付録7 公共測量標準図式(令和7年3月31日改正版)」第53条第6号;https://www.gsi.go.jp/common/000258741.pdf(取得・照合2026-10-10)
問4 ○×
公共測量標準図式による河川名の注記では、著名であることに加え、用図上の重要性も考慮できます。
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正解:○
正解は○です。著名なもの又は用図上重要なものの名称を表示します。全国的な知名度だけで決めません。
根拠:国土地理院「作業規程の準則・付録7 公共測量標準図式(令和7年3月31日改正版)」第54条第3号;https://www.gsi.go.jp/common/000258741.pdf(取得・照合2026-10-10)
問5 ○×
公共測量標準図式で密集する普通建物を総描する場合、個々の建物が判別できてもその境は省略する扱いです。
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正解:×
正解は×です。判別できる建物の境は棟割線で区画し、現況の表現につとめます。景況を損なわない範囲での総描です。
根拠:国土地理院「作業規程の準則・付録7 公共測量標準図式(令和7年3月31日改正版)」附属資料・取得分類基準表 普通建物3001、PDF p.60の適用2・3及び道路の小凹凸の表示基準;https://www.gsi.go.jp/common/000258741.pdf(照合2026-10-11)
問6 ○×
1/25,000地形図で道路・鉄道・建物が近接するときは、現況と著しく異ならない程度に離して表示できる場合があります。
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正解:○
正解は○です。必要に応じた近接対象の表示調整が認められます。転位は必要最小限で、形状や関係位置を著しく変えません。
根拠:国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第7条第2号・第8条、印刷p.2;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(取得・照合2026-10-10)
問7 ○×
1/25,000地形図図式の転位の優先順位では、行政界・注記等の無形物は道路よりも高位です。
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正解:×
正解は×です。行政界・注記等の無形物は道路より低位です。競合時は下位の対象を移動側にします。
根拠:国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第8条第2号;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(取得・照合2026-10-10)
問8 ○×
1/25,000地形図図式の転位の優先順位では、電子基準点・三角点は道路より高位です。
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正解:○
正解は○です。電子基準点・三角点を最上位として、下位の表示事項との競合を処理します。
根拠:国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第8条第2号;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(取得・照合2026-10-10)
問9 ○×
公共測量標準図式の出力図に認められる転位の例外を、そのまま数値地形図データの座標移動へ適用できます。
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正解:×
正解は×です。地物の水平位置の転位は原則行いません。レベル2500以上でやむを得ない場合の例外は相当縮尺の出力図に限ります。
根拠:国土地理院「作業規程の準則・付録7 公共測量標準図式(令和7年3月31日改正版)」第1条・第5条;https://www.gsi.go.jp/common/000258741.pdf(取得・照合2026-10-10)
国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第1条・第8条;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(取得・照合2026-10-10)
問10 ○×
注記は文字又は数値による表示であり、対象の固有名や標高等を示すために用います。
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正解:○
正解は○です。標高や等高線の数値も注記に含まれます。
根拠:国土地理院「作業規程の準則・付録7 公共測量標準図式(令和7年3月31日改正版)」第52条;https://www.gsi.go.jp/common/000258741.pdf(取得・照合2026-10-10)
五肢択一
問11 正しいもの
令和8年3月30日施行の1/25,000地形図図式(表示基準)による説明として、正しいものを1つ選んでください。
- 道路の中央を通る行政界は、行政界の原位置を保つため道路を転位することが条件です。
- 行政界が河川の中央を通る場合、任意の側へ転位して表示できるとされています。
- 行政界・注記等の無形物は、電子基準点・三角点より転位の優先順位が高いです。
- 行政界の表示は、境界の通過位置にかかわらず道路の右側へ移します。
- 三角点と建物が競合する場合、建物を優先して三角点を移動側にします。
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正解:2
正解は2です。行政界は真位置が原則ですが、道路・河川の中央を通る場合は任意の側へ転位表示できます。
根拠:国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第8条第2号;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(取得・照合2026-10-10)
国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第8条第2号;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(取得・照合2026-10-10)
国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第57条の様式表「行政界」適用1、印刷p.46;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(取得・照合2026-10-10)
選択肢別の説明
1:誤りです。行政界を任意の側に転位表示でき、道路の転位が条件ではありません。
2:正しいです。第57条の行政界の適用条件です。
3:誤りです。電子基準点・三角点が最上位で、無形物は低位です。
4:誤りです。原則は真位置で、中央を通る場合の任意の側への転位という条件です。
5:誤りです。三角点を建物より優先します。
問12 組み合わせ
準則の図葉単位の地図編集で、隣接図との接合について正しいものだけの組み合わせを選んでください。
ア:接合部では、相互の表現事項が正しい関係位置になるようにします。
イ:図郭線上の座標は、図葉ごとにずらして重複を避けます。
ウ:接合部の表示事項及び属性は一致させます。
- ア・イ
- イ・ウ
- ア・ウ
- アのみ
- ウのみ
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正解:3
正解は3です。ア・ウが正しいです。図郭線上では座標も一致させます。
根拠:国土地理院「作業規程の準則(令和7年3月31日改正)」第342条第1・2項;https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf(照合2026-10-11)
選択肢別の説明
1:誤りです。イは座標一致の規定に反します。
2:誤りです。イは誤りで、アも正しいです。
3:正しいです。関係位置、表示事項・属性と座標をそろえます。
4:誤りです。ウも接合で必要です。
5:誤りです。アも正しいです。
問13 誤っているもの
地図の表現を調整する際の説明として、誤っているものを1つ選んでください。各選択肢で指定した図式により判断します。
- 1/25,000地形図図式の転位は、やむを得ない場合の必要最小限にとどめます。
- 1/25,000地形図図式の転位は、形状や関係位置を現況と著しく異なるものにしないことが条件です。
- 公共測量標準図式で密集する普通建物を総描するときは、景況を損なわない範囲でまとめ、判別できる建物の境を棟割線で区画します。
- 1/25,000地形図図式では、読みやすさを改善できるなら、道路の北側にある建物を南側へ反転して表示できます。
- 1/25,000地形図図式で転位するときの平面位置の移動は通常図上0.5 mm以内で、やむを得ない場合に限り図上1.2 mmまで認められます。
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正解:4
正解は4です。選択肢4が誤りです。地物同士の関係位置を現況と著しく変えてはいけません。
根拠:国土地理院「作業規程の準則・付録7 公共測量標準図式(令和7年3月31日改正版)」附属資料・取得分類基準表 普通建物3001、PDF p.60の適用2・3及び道路の小凹凸の表示基準;https://www.gsi.go.jp/common/000258741.pdf(照合2026-10-11)
国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第7条第2号・第8条、印刷p.2;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(照合2026-10-10)
国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第8条第1号;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(照合2026-10-10)
選択肢別の説明
1:正しい説明です。第8条の転位の条件です。
2:正しい説明です。形状と関係位置を保持する条件です。
3:正しい説明です。付録7の普通建物3001で、景況と判別できる建物の境を保持する条件です。
4:誤った説明です。北側の対象を南側に反転させることは関係位置を著しく変えます。
5:正しい説明です。表示基準第8条第3号の通常の上限と例外の上限です。公共測量標準図式の出力図の0.7 mmとは適用が異なります。
問14 正しいもの
縮尺1/25,000の地形図で、図上0.5 mmの移動に対応する地上の距離は何mですか。一様な縮尺で換算し、小数第1位まで示してください。途中で丸めません。
- 0.0125 m
- 1.25 m
- 12.5 m
- 125.0 m
- 30.0 m
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正解:3
正解は3です。0.5 mm×25,000=12,500 mm=12.5 mです。小数第1位でそのまま示せます。
根拠:国土地理院「平成25年2万5千分1地形図図式(表示基準)(令和8年3月30日改正・同日施行)」第7条第2号・第8条、印刷p.2;https://www.gsi.go.jp/common/000218186.pdf(取得・照合2026-10-10)
選択肢別の説明
1:誤りです。0.5 mmをmへ換算した後、倍率25を用いた誤りです。
2:誤りです。縮尺分母を2,500とした計算です。
3:正しいです。mmからmへの換算も一致します。
4:誤りです。図上距離を5 mmとして計算した値です。
5:誤りです。0.5 mmではなく、例外の1.2 mmを用いた計算です。
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