「点群の処理・フィルタリング・成果の品質」の問題集です。一問一答12問、五肢択一4問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。
このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)
一問一答(○×)
問1 ○×
航空レーザのオリジナルデータは、点群データを調整点成果で点検・調整して作成する三次元点群データです。
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正解:○
正しいです。センサの未処理受信ファイルだけを、そのままこの成果として扱いません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第564・565条 p.151・第2条 p.7 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問2 ○×
航空レーザのグラウンドデータ作成で行うフィルタリングは、地表面の点を取り除いて樹木や建物の点を残す作業です。
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正解:×
誤りです。地表面以外のデータを取り除き、地表面の点群を作ります。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第566条第1・3項 p.151–152 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問3 ○×
グラウンドデータは、地表面を表す三次元点群データです。
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正解:○
正しいです。水底を扱う工種では、水底地形と陸上地形を区別して処理します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第566条 p.151・第610条 p.161–162 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問4 ○×
グリッドデータは、一定の格子間隔の位置に標高値を持たせたデータです。
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正解:○
正しいです。不規則な計測位置にある点をそのまま並べた点群とは形式が異なります。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第571条第1項 p.153・第383条 p.110 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問5 ○×
航空レーザのグリッドデータ作成では、グラウンドデータからの内挿補間は禁止されています。
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正解:×
誤りです。第571条は内挿補間による格子状の標高データ作成を規定しています。オリジナル点群の細密化の規定と混同しません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第571条第1・4項 p.153 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;一般工学・独自の幾何/点集合/統計モデル 2点を結ぶ直線上の標高の内挿。法定の全曲面モデルという主張ではない。 明示した独自モデル・式・仮定に基づく計算で検証。
問6 ○×
航空レーザの等高線データは、グラウンドデータ又はグリッドデータから生成します。
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正解:○
正しいです。生成後の脱落や形状の点検も必要です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第575・576条 p.154–155 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問7 ○×
建物の屋根や樹木上面の点を残したオリジナル点群は、地表面だけを表すDTMと同じものです。
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正解:×
誤りです。地物上面と地面の標高は区別する必要があります。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第566条 p.151–152 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;一般工学・独自の幾何/点集合/統計モデル 地物上面の点集合と地表面の点集合の区別 明示した独自モデル・式・仮定に基づく計算で検証。
問8 ○×
航空レーザの点群作成では、複数回反射等によるエラー部分を断面表示や鳥瞰表示等で確認して除去します。
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正解:○
正しいです。真の地形変化と誤計測を区別して点検します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第556条第2項 p.149・第570条 p.153 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問9 ○×
航空レーザの隣接コースが同じ座標系なら、重複部で標高値を比較する点検は省略できます。
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正解:×
誤りです。共通座標系でも計測・解析のずれは生じ得るため、第558条で重複部を比較します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第558条 p.150 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問10 ○×
UAVレーザの独立点検では、調整に用いた点とは別に設けた検証点との較差を確認する方法があります。
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正解:○
正しいです。第467条の独立点検で、通常航空レーザの調整点点検とは役割が異なります。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第467条第4項第一号 p.129・第557条 p.149–150 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;一般工学・独自の幾何/点集合/統計モデル 検証較差のRMSの定義 明示した独自モデル・式・仮定に基づく計算で検証。
問11 ○×
航空レーザで取得した三次元点群から、計画機関が指定した測線の断面図を作成できます。
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正解:○
正しいです。第577条が第387条の断面図作成を準用します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第577条 p.155・第387条 p.111 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問12 ○×
三次元点群が要求点密度を満たしていれば、水平位置や標高の精度は評価する必要がありません。
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正解:×
誤りです。点密度と位置・標高の精度は別の品質要求です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第444条 p.121–122・第580条 p.155・第44条 p.28 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
五肢択一
問13 正しいもの
独立検証点4点で、点群標高から既知標高を引いた較差は+100 mm、−100 mm、+200 mm、−200 mmでした。RMSを√(較差の二乗和/4)で求めてください。√10=3.1623とし、途中で丸めず、m単位で0.001 m位に四捨五入します。
- 0.000 m
- 0.150 m
- 0.316 m
- 0.158 m
- 0.200 m
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正解:4
正解は4です。二乗和は100000 mm²、その平均25000 mm²。RMS=50√10=158.115 mm=0.158115 mなので0.158 mです。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第467条第4項第一号 p.129・第557条 p.149–150 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;一般工学・独自の幾何/点集合/統計モデル 検証較差のRMSの定義 明示した独自モデル・式・仮定に基づく計算で検証。
選択肢1:誤りです。符号付き平均0をRMSとして扱っています。
選択肢2:誤りです。絶対値の平均150 mmで、二乗平均平方根ではありません。
選択肢3:誤りです。二乗和の平方根100√10を求め、平方根を取る前に二乗和を4で割っていません。
選択肢4:正しいです。二乗平均の平方根を求め、mmをmへ換算して丸めます。
選択肢5:誤りです。最大絶対較差200 mmをRMSとして転用しています。
問14 正しいもの
地表の2点A・Bは同じ直線測線上にあり、測線上の位置と標高はA:(x=0 m、H=20 m)、B:(x=12 m、H=26 m)です。この区間の標高を1次直線補間H(x)=HA+(HB−HA)(x−xA)/(xB−xA)で与える独自モデルで、x=4 mの標高を求めてください。丸めは不要です。
- 20 m
- 22 m
- 23 m
- 24 m
- 32 m
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正解:2
正解は2です。Aからの割合4/12=1/3。標高差6 mの1/3を20 mへ加え、22 mです。これは内挿値で実測点を追加した値ではありません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第571条第1・4項 p.153 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;一般工学・独自の幾何/点集合/統計モデル 2点を結ぶ直線上の標高の内挿。法定の全曲面モデルという主張ではない。 明示した独自モデル・式・仮定に基づく計算で検証。
選択肢1:誤りです。Aの標高だけを使い標高差の補間を省いています。
選択肢2:正しいです。20+(26−20)×4/12=22 mです。
選択肢3:誤りです。位置4 mを区間中央6 mと取り違えています。
選択肢4:誤りです。Aからの割合でなく残りの8/12を使っています。
選択肢5:誤りです。残り距離8 mを4 mで割った比2を標高差へ掛けています。
問15 組み合わせ
点群成果の処理について、正しい記述だけの組を選んでください。
ア:通常航空レーザの標準工程では、オリジナル、グラウンド、グリッドの順に作成します。
イ:XYZの点群ファイルを取得した時点で、数値地形図の地物図化・分類コード・編集も完了しています。
ウ:全ての点群工法でRGBの色情報を各点へ付けることが必須です。
エ:レーザ受光の反射強度とカメラ写真の色は、異なる観測情報です。
- ア・エ
- ア・イ・エ
- イ・ウ
- ア・ウ・エ
- エのみ
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正解:1
正解は1です。ア・エは正しく、イは図化・分類・編集を別に要し、ウは工法を問わずRGB必須とする一般化が誤りです。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第544条 p.145・第363条 p.104 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第393・394・396条 p.112・第409条 p.114 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第376条第3項 p.109・第506条第四号 p.138・第463条第3項 p.128 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:正しいです。標準工程と観測属性の違いを区別します。
選択肢2:誤りです。イは点群保有と数値地形図作成を混同しています。
選択肢3:誤りです。イ・ウはいずれも誤りです。
選択肢4:誤りです。ウは全工法へRGB必須を一般化しています。
選択肢5:誤りです。アの標準工程も正しいです。
問16 正しいもの
航空レーザ点群からの成果作成・品質について、正しい説明を選んでください。
- TIN法は点群から断面の標高を与えるためには使用できません。
- 要求点密度を満たす成果は、要求位置精度を満たすものとして扱います。
- 断面図の測線へ標高を付与する方法は、最近隣法又はTIN法を標準とします。
- グラウンド作成のフィルタリングでは地表面のデータを除去します。
- 未編集のXYZ点群は、その保有だけで数値地形図の図化と分類が完了します。
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正解:3
正解は3です。航空レーザの断面図は第387条を準用し、最近隣法又はTIN法を標準とします。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第577条 p.155・第387条 p.111 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第444条 p.121–122・第580条 p.155・第44条 p.28 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第566条第1・3項 p.151–152 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第393・394・396条 p.112・第409条 p.114 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:誤りです。第387条第3項がTIN法も標準にしています。
選択肢2:誤りです。点密度だけで水平・標高精度は保証されません。
選択肢3:正しいです。地形形状、使用目的、点密度を考慮します。
選択肢4:誤りです。対象は地表面以外のデータです。
選択肢5:誤りです。数値図化や分類コード、編集等の作業を別に行います。
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