中小企業診断士 財務・会計 択一式(初級) 第311問〜第317問|投資評価・設備投資

重要度:C 論点:リース取引

問311:設備を購入せず、使用権を得て一定期間利用しリース料を支払う取引を何というか。

  • A:現物出資
  • B:割賦購入
  • C:リース取引
【第311問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:現物出資は金銭以外の財産を出資することで、リースとは異なる。
・B:割賦購入は分割払いで所有権を得る購入取引である。
・C:正解はCです。使用権を得て一定期間利用する取引がリース取引である。【試験対策】購入案との現在価値比較が論点。


重要度:B 論点:購入案とリース案の比較

問312:購入案とリース案を比較する場合、比較すべきものは何か。

  • A:各案の会計上の利益
  • B:各案の初期投資額のみ
  • C:各案のキャッシュ・フローの現在価値
【第312問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:会計上の利益ではなく、キャッシュ・フローの現在価値で比較する。
・B:初期投資額のみでは各期のリース料等を反映できず、不十分。
・C:正解はCです。各案の支出を現在価値に換算し、有利な方を選ぶ。【試験対策】時間価値を考慮して比較する。


重要度:B 論点:リース料の現在価値の計算

問313:毎期リース料100、年金現価係数3.546のとき、リース料の現在価値はいくらか。

  • A:354.6
  • B:28.2
  • C:100
【第313問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正解はAです。リース料の現在価値=毎期リース料×年金現価係数=100×3.546=354.6。【試験対策】毎期一定の支出は年金現価係数を掛ける。
・B:28.2は分母・分子を取り違えた計算ミス。
・C:100は1年分のリース料そのもので、現在価値合計ではない。


重要度:B 論点:感度分析

問314:売上高・費用・割引率などの前提を変えてNPVへの影響を見る分析を何というか。

  • A:シナリオ分析
  • B:感度分析
  • C:回収期間法
【第314問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:シナリオ分析は複数の前提ケースをまとめて設定し結果の幅を見る分析である。
・B:正解はBです。個別の前提を変えて影響を見るのが感度分析である。【試験対策】複数ケースを組み合わせるシナリオ分析と区別する。
・C:回収期間法は投資回収までの年数を求める評価法で、感度分析ではない。


重要度:C 論点:シナリオ分析

問315:楽観・悲観・最も起こりそうなケースなど、複数の前提ケースを設定して結果を比較する分析を何というか。

  • A:損益分岐点分析
  • B:シナリオ分析
  • C:感度分析
【第315問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:損益分岐点分析は採算の分かれ目を求める分析で、シナリオ比較ではない。
・B:正解はBです。複数ケースを設定し結果の幅を見るのがシナリオ分析である。【試験対策】単一要素を動かす感度分析と区別する。
・C:感度分析は単一の前提を変えて影響を見る分析である。


重要度:C 論点:延期オプション

問316:投資を今すぐ実行せず、将来の状況を見てから実行する選択権を何というか。

  • A:コールオプション
  • B:延期オプション
  • C:放棄オプション
【第316問:正解と解説】

正解:B
【解説】
・A:コールオプションは資産を買う権利で、投資延期の権利そのものではない。
・B:正解はBです。将来の状況を見て実行する権利が延期オプションである。【試験対策】リアルオプションの一種。
・C:放棄オプションは投資を途中で打ち切る権利で、延期とは異なる。


重要度:C 論点:名目と実質の整合

問317:キャッシュ・フローと割引率は、名目同士または実質同士で合わせる必要があるか。

  • A:どちらでもよい
  • B:ない
  • C:ある
【第317問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:どちらでもよいわけではなく、前提を一致させなければならない。
・B:名目と実質を混ぜると評価が歪むため、合わせる必要がある。
・C:正解はCです。名目CFには名目割引率、実質CFには実質割引率と、前提を一致させる必要がある。【試験対策】インフレの扱いを揃える。



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