重要度:A
問31:毎日のバックアップの取得時間を最小にしたい。前回のバックアップ以降に変更されたデータだけを毎回取得する方式と、その特徴の組合せとして適切なものはどれか。
- A:増分方式であり、取得量は少ないが、復元には基点のフルと各回の増分が要る
- B:差分方式であり、直近のフル以降の変更を毎回取得するため、日が進むと取得量が増えやすい
- C:増分方式であり、毎回の取得量は多いが、復元は直近の1回だけで済む
- D:フル方式であり、毎回の取得量は多いが、復元は直近の1回だけで済む
【第31問:正解と解説】
正解:A
・A
正しい。前回以降の変更分だけを取るのが増分方式で、取得は速いが復元には全ての増分を順に適用する。
・B
差分方式は、直近のフルバックアップ以降の変更分を毎回取得するため、フルバックアップから日が進むほど取得量が増えやすい。設問の方式は差分ではない。
・C
増分方式の取得量は最小であり、復元に直近1回だけという特徴も誤りである。
・D
フル方式は毎回全量を取得する方式であり、設問の「変更分だけ」に当たらない。
重要度:A
問32:従業員が社外から社内Webシステムへ接続する。通信内容の盗聴と改ざんを防ぎ、接続先サーバの確認も行う方法として、最も適切なものはどれか。
- A:HTTPで接続し、URLのつづりが正しいことを確認できれば安全とみなす。
- B:信頼できる認証局の証明書を検証するHTTPSを利用し、設定を管理する
- C:Web画面の背景の色を独自に変更して、正規のサイトであることを示す
- D:利用者IDをURLに直接記載して、暗号化せずに送信する
【第32問:正解と解説】
正解:B
・A
HTTPでは通信内容が暗号化されず、盗聴や改ざんを受ける可能性がある。
・B
正しい。HTTPSはTLSによって通信を保護し、証明書検証によって接続先の確認を支援する。
・C
画面デザインは、通信相手の真正性を技術的に証明しない。
・D
認証情報をURLへ記載すると、ログや履歴へ残るおそれがある。
重要度:B
問33:自社ドメインを詐称したメールへの対策を強化し、受信側へ処理方針も示したい。最も適切な組合せはどれか。
- A:SPFのレコードだけを公開し、認証に失敗したメールの扱いは受信側に任せる。
- B:DKIMの署名だけを付与し、表示上のFromとの整合は評価しない。
- C:送信サーバのIPアドレスを固定するだけで、認証情報はDNSに公開しない。
- D:SPF又はDKIMの認証結果と表示上のFromドメインとの整合をDMARCで評価し、方針を定める
【第33問:正解と解説】
正解:D
・A
SPF単独では、受信側へ処理方針や報告の枠組みを示すことができない。
・B
DKIM単独では、表示上のFromとの整合の評価や処理方針の指定ができない。
・C
認証の可否はDNSで公開された情報との照合で判定されるため、IPアドレスの固定だけでは仕組みとして機能しない。
・D
正しい。DMARCは、SPF又はDKIMの認証結果と表示上のFromドメインとの整合を確認し、受信側に認証失敗メールの取扱方針を示すほか、認証結果に関する報告を受け取る仕組みを提供する。
重要度:B
問34:本社と支店のネットワーク間をインターネット経由で常時接続し、IPパケットを保護したい。最も適切な技術はどれか。
- A:IPsecを用いたサイト間VPNを構成する。
- B:TLSを用いて、Webブラウザからの接続だけを暗号化する。
- C:MACアドレスフィルタリングで、接続を許可する機器を制限する。
- D:WPA3で、拠点内の無線LAN区間だけを暗号化する。
【第34問:正解と解説】
正解:A
・A
正しい。IPsecはIP層で通信を保護でき、拠点間VPNで広く利用される。
・B
TLSはアプリケーション単位の通信を保護する。拠点間の全IPパケットを対象とする用途にはIPsecが適する。
・C
接続機器の制限だけでは、インターネット区間の盗聴や改ざんを防げない。
・D
WPA3は無線LAN区間の保護であり、インターネット経由の拠点間通信は対象外である。
重要度:B
問35:管理者が遠隔地からLinuxサーバのコマンド操作を行う。認証情報と操作内容を保護する方法として、最も適切なものはどれか。
- A:Telnetを利用し、パスワードを平文で送る。
- B:電子メールの本文に管理者パスワードを記載して送信する
- C:SSHを利用し、公開鍵認証や接続元の制限を組み合わせる
- D:誰でも接続できるよう、管理用ポートの認証を無効にする。
【第35問:正解と解説】
正解:C
・A
Telnetは通信を暗号化しないため、盗聴される可能性がある。
・B
メールでのパスワード共有は、漏えいと責任追跡性低下の原因となる。
・C
正しい。SSHは遠隔管理通信を暗号化し、認証や接続制御を組み合わせられる。
・D
認証無効化は、不正アクセスを容易にする。

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