技術戦略の分野は、イノベーション関連の用語の意味を正確に区別できるかどうかが要になります。
イノベーションの種類と考え方
- プロダクトイノベーション:新しい、または大幅に改善された製品・サービスを市場へ導入すること(何を作るか)
- プロセスイノベーション:製造・物流・販売・管理などの業務プロセスを新しくしたり、大幅に改善したりすること(どう作るか)
- オープンイノベーション:自社と外部の知識・技術を組み合わせ、外部からの導入や自社技術の外部提供などを活用して進める考え方(自前主義に限定しない考え方)
- イノベーションのジレンマ:既存顧客や現在の高収益事業を重視する優良企業が、当初は小規模・低性能に見える破壊的イノベーションを軽視し、後に市場での地位を失うことがある問題
研究から事業化・産業化へ進むときの関門には段階があり、基礎研究から応用研究・開発へ進む壁が魔の川、開発から事業化へ進む壁が死の谷、事業化した製品が競争を勝ち抜いて産業として定着するまでの壁がダーウィンの海です。技術を経営に活かすマネジメントがMOT(技術経営)、将来の技術開発の道筋を時間軸で示すのが技術ロードマップです。
新しい価値を生む手法
デザイン思考は、利用者への共感・問題定義・アイデア創出・試作・テストを繰り返しながら解決策を探る手法。PoC(概念実証)は本格導入の前に構想や仕組みが成立するかを小規模に検証すること(得られる価値を確かめるPoVとは目的が異なります)、ハッカソンは、参加者が短期間で集中的に開発や創作を行い、アイデアや試作品を生み出すイベントです(成果を競う形式や、チームで協働する形式があります)。自社の機能をAPIとして提供し、他のサービスとの連携で価値を広げるAPIエコノミーも現行シラバスに含まれる重要用語です。
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