ビジネスインダストリの分野は、ITが商売や社会をどう変えたかを、事例と用語を対応させて理解していきましょう。
電子商取引とネットビジネス
電子商取引は、ネットワークを介して電子的に行う商取引の総称で、インターネット販売のほか、企業間で書類をやり取りするEDIや、電子的な資金移動であるEFTも含みます。取引の形は、企業間のBtoB、企業対消費者のBtoC、個人間のCtoC(フリマアプリ)。ネット販売では、店舗面積などの制約が小さいことを生かし、個々の販売量が少ない多品種の商品でも合計すると大きな売上になるというロングテールの考え方を活用できます。実店舗とネットを統合して一貫した購買体験を提供するのがオムニチャネルです。金融×ITのフィンテック(スマホ決済など)、ネットで多数から資金を集めるクラウドファンディング、十分に活用されていない資産やサービスを共有するシェアリングエコノミーも関連用語です。
電子商取引には、なりすまし・情報漏えい・決済トラブルなどのリスクが伴います。通信の暗号化、本人確認、信頼できる事業者の選択といった対策が欠かせません。
店舗・物流を支える技術
POSシステムは販売時点の情報を集めて売れ筋分析や在庫管理に活かします。RFIDは電波でICタグを読み書きする技術です。非接触で読み取れ、タグが見えていなくてもよい点がバーコードと異なり、方式や利用環境によっては複数のタグを一括して読み取れます。生産から流通の履歴を追えるトレーサビリティにも活用されます。
社会の変化を表す言葉
IoT、ビッグデータ、AI、ロボットなどのデジタル技術が産業構造や働き方を大きく変える動きが第4次産業革命、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会を目指す構想がSociety 5.0です(第4次産業革命とあわせて、シラバス上は「企業活動」にも位置付けられる横断的な論点です)。チャットボット、スマート農業、コネクテッドカーなど、AI・IoTの具体的な活用例も確認しましょう。なおチャットボットには、あらかじめ定めた規則で応答するものと、AIを利用するものがあります。
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