重要度:A 論点:投資信託
問6:投資信託の運用スタイルに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:パッシブ運用は特定の指数等への連動を目指す運用スタイルであり、アクティブ運用はベンチマーク等を上回る成果を目指して銘柄選択等を行う運用スタイルである。
- 2:パッシブ運用は、ベンチマーク等を上回る成果を目指して積極的な銘柄選択を行う運用スタイルである。
- 3:アクティブ運用は、特定の指数等に連動する投資成果を目指す運用スタイルである。
【第6問:正解と解説】
正解:1
パッシブ運用は特定の指数等への連動を目指す運用スタイル、アクティブ運用はベンチマーク等を上回る成果を目指して銘柄選択等を行う運用スタイルである。「連動を目指す=パッシブ」「上回ることを目指す=アクティブ」という対応で区別する。
・1
適切。パッシブ運用とアクティブ運用のそれぞれの定義を正しく述べている。
・2
不適切。ベンチマーク等を上回る成果を目指して銘柄選択を行うのはアクティブ運用である。
・3
不適切。特定の指数等への連動を目指すのはパッシブ運用である。
間違いやすい点
2つの運用スタイルの定義の取り違えが典型的。パッシブ(受動的)=指数についていく、アクティブ(能動的)=指数を上回ろうとする、と言葉の意味とセットで記憶する。
重要度:B 論点:投資信託
問7:投資信託の開示資料に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:目論見書は、投資信託の運用経過や資産内容等を事後的に報告する資料である。
- 2:目論見書は投資信託の目的・特色・リスク・費用等の重要情報を示す法定開示資料であり、運用報告書は運用経過・資産内容・費用等を報告する資料である。
- 3:運用報告書は、投資信託の購入判断の前提として、目的・特色・リスク等の重要情報を示す法定開示資料である。
【第7問:正解と解説】
正解:2
目論見書は投資信託の目的・特色・リスク・費用等の重要情報を示す法定開示資料であり、購入判断の前提となる。運用報告書は運用経過・資産内容・費用等を報告する資料である。「購入前の重要情報=目論見書」「運用の経過報告=運用報告書」という役割の違いを区別する。
・1
不適切。運用経過や資産内容等を報告するのは運用報告書である。目論見書は購入判断の前提となる重要情報を示す資料である。
・2
適切。目論見書と運用報告書のそれぞれの役割を正しく述べている。
・3
不適切。購入判断の前提として目的・特色・リスク等の重要情報を示す法定開示資料は目論見書である。
間違いやすい点
2つの資料の役割の取り違えが典型的。目論見書=「これから買う人」への情報、運用報告書=「持っている人」への経過報告、と対象者のイメージとセットで記憶する。
重要度:B 論点:債券
問8:債券の種類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:割引債は、発行時に定めた表面利率に基づく利子を定期的に受け取る債券である。
- 2:変動利付債は、額面より低い価格で発行され、利子を受け取らず、額面での償還により収益を得る債券である。
- 3:固定利付債は、原則として発行時に定めた表面利率に基づく利子を受け取る債券である。
【第8問:正解と解説】
正解:3
固定利付債は発行時に定めた表面利率に基づく利子を受け取る債券、変動利付債は市場金利等に応じて適用利率が変動する債券、割引債は利札を付けず額面より低い価格で発行し額面で償還することで収益を得る債券である。「利子が固定か・変動か・そもそも利子がないか」という軸で区別する。
・1
不適切。表面利率に基づく利子を受け取るのは固定利付債の特徴である。割引債は利札(利子)を付けない債券である。
・2
不適切。額面より低い価格で発行され額面償還との差で収益を得るのは割引債の特徴である。変動利付債は市場金利等に応じて適用利率が変動する債券である。
・3
適切。固定利付債の定義として正しい。
間違いやすい点
3種類の債券の特徴の取り違えが典型的。固定利付債=利率固定、変動利付債=利率変動、割引債=利子なし(割引発行・額面償還の差益が収益)という対応で整理する。
重要度:A 論点:株式指標
問9:ある会社の株価は1,200円、1株当たり当期純利益(EPS)は80円、1株当たり純資産(BPS)は800円である。この会社の株価指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:この会社のPER(株価収益率)は、1.5倍である。
- 2:この会社のPER(株価収益率)は15倍であり、PERは株価を1株当たり当期純利益(EPS)で割って求める。
- 3:この会社のPBR(株価純資産倍率)は、15倍である。
【第9問:正解と解説】
正解:2
PER=株価÷EPS=1,200円÷80円=15倍、PBR=株価÷BPS=1,200円÷800円=1.5倍である。PERは利益(EPS)、PBRは純資産(BPS)で株価を割る指標であり、分母の違いを正確に区別する。単位はいずれも「倍」。
・1
不適切。1.5倍はPBR(1,200÷800)の値である。PERは1,200÷80=15倍。
・2
適切。PER=1,200円÷80円=15倍であり、式の説明(株価÷EPS)も正しい。
・3
不適切。15倍はPER(1,200÷80)の値である。PBRは1,200÷800=1.5倍。
間違いやすい点
PER(÷EPS)とPBR(÷BPS)の分母の取り違えが最も典型的。「利益で割るのがPER、純資産で割るのがPBR」と対応させ、計算後に値の入替えがないか確認する。
重要度:A 論点:株式指標
問10:ある会社の株価は1,200円、1株当たり当期純利益(EPS)は60円、1株当たり純資産(BPS)は600円、1株当たり年間配当金は24円である。この会社の株価指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:この会社の配当利回りは、40%である。
- 2:この会社のROE(自己資本利益率)は、2%である。
- 3:この会社のROE(自己資本利益率)は10%であり、1株当たりの数値ではEPSをBPSで割って100を乗じて求められる。
【第10問:正解と解説】
正解:3
ROE=EPS÷BPS×100=60÷600×100=10%、配当利回り=年間配当金÷株価×100=24÷1,200×100=2%、配当性向=配当金÷EPS×100=24÷60×100=40%である。ROEは当期純利益÷自己資本×100が基本式であり、1株当たりの数値ではEPS÷BPS×100でも同じ結果になる。
・1
不適切。40%は配当性向(24÷60×100)の値である。配当利回りは24÷1,200×100=2%。
・2
不適切。2%は配当利回り(24÷1,200×100)の値である。ROEは60÷600×100=10%。
・3
適切。ROE=60÷600×100=10%であり、EPS÷BPS×100という求め方の説明も正しい。
間違いやすい点
配当利回り(÷株価)と配当性向(÷EPS)の分母の取り違えと、各指標の値の入替えが典型的。「株価に対する配当=利回り、利益のうち配当に回した割合=性向」と意味とセットで記憶する。

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