第2問P07 語句補充・正誤

1.問題メタデータ

項目 内容
大問 第2問
パターン 当サイトの第2問対策パターン7「語句補充・正誤」
構成 語句補充3設問/正誤2設問(合計5設問)
当サイト配点 20点(5設問 × 4点)
重要度 A
難易度 標準
出題方針 文章の一部分だけではなく、その文章が説明している用語・仕組み全体から判断する。正誤問題では、1語・1段階の違いで誤りとなる点を確認する
範囲上の限定 2026年度・2027年度の両年度に共通する帳簿・商品有高帳・決算整理後残高試算表の基本事項だけを使用する

公式に定められているのは、商業簿記から3題以内・試験時間60分・合格基準70%以上という条件です。

「第2問」という区分、「パターン7(P07)」という分類、「語句補充3+正誤2」という構成、20点という配点は、いずれも当サイトの本試験形式・模擬試験用の設計であり、日本商工会議所が将来にわたり公式の形式・分類・配点として保証しているものではありません。


2.問題

次の A〜C について、文章の空欄に入る最も適切な語句を答えなさい。

D・E については、記述が正しければ「○」、誤っていれば「×」を答えなさい。

A 語句補充

仕訳帳や総勘定元帳の代わりではなく、特定の取引や相手先などをより詳しく管理するために用いる帳簿を (      ) という。

B 語句補充

一定期間に作成した伝票を集計し、勘定科目ごとの借方金額・貸方金額をまとめる表を (      ) という。

C 語句補充

商品の受入れ・払出し・残高を、数量・単価・金額まで含めて商品ごとに管理する補助簿を (      ) という。

D 正誤

決算整理後残高試算表では、すでに帳簿締切まで完了しているため、売上や支払家賃、減価償却費などの収益・費用の残高はすべて0になっている。

○・×のいずれかを答えなさい。

E 正誤

補助簿へ必要な記録を行えば、その取引について主要な会計記録は一切不要になる

○・×のいずれかを答えなさい。


3.正解

設問 形式 正解
A 語句補充 補助簿
B 語句補充 仕訳日計表
C 語句補充 商品有高帳
D 正誤 ×
E 正誤 ×

4.採点基準

採点箇所 内容 点数
A 「補助簿」 4点
B 「仕訳日計表」 4点
C 「商品有高帳」 4点
D 「×」 4点
E 「×」 4点
合計 20点

配点検算:4点 × 5設問 = 20点

この配点は当サイトの模擬試験用の設計です。


5.設問別解説

A 補助簿

正解:補助簿

帳簿は、主要簿補助簿に分かれます。

区分 帳簿 役割
主要簿 仕訳帳総勘定元帳 すべての取引を記録する基本の帳簿
補助簿 現金出納帳・仕入帳・売上帳など(補助記入帳)/売掛金元帳・買掛金元帳・商品有高帳など(補助元帳 特定の取引や相手先などを詳しく管理する

問題文は「特定の取引相手先など」と、両方を含む書き方になっています。したがって、補助記入帳と補助元帳をあわせた上位の呼び名である「補助簿」が答えです。

誤りやすい点:仕訳帳・総勘定元帳は主要簿であり、補助簿とは役割が異なります。また、相手先の管理だけに注目して「補助元帳」と答えると、「特定の取引」を管理する補助記入帳が抜けてしまいます。


B 仕訳日計表

正解:仕訳日計表

仕訳日計表は、一定期間に作成した伝票を仕訳として読み取り、勘定科目ごとの借方金額・貸方金額をまとめる表です。

誤りやすい点残高試算表は各勘定の残高を集計する資料です。伝票を科目別・借方貸方別に集計する仕訳日計表とは、集計の対象も目的も異なります。


C 商品有高帳

正解:商品有高帳

商品有高帳では、商品の受入れ・払出し・残高を、数量・単価・金額まで含めて商品ごとに管理します。

誤りやすい点仕入帳は商品の仕入取引を記録する帳簿であり、商品ごとの数量・単価・残高まで継続して管理する帳簿ではありません。


D 決算整理後残高試算表

正解:×

決算整理後残高試算表は、決算整理仕訳を反映した後の各勘定残高をまとめた資料です。

この段階では、まだ帳簿の締切りは終わっていません。 したがって、売上・支払家賃・減価償却費などの収益・費用の残高は残っています。

決算の流れは次のとおりです。

決算整理前残高 → 決算整理仕訳 → 決算整理後残高 → 財務諸表の作成 → 収益・費用を損益勘定へ振り替えて帳簿を締め切る

収益・費用の残高が0になるのは、最後の「帳簿の締切り」を終えた後です。

誤りやすい点「決算整理後」と「帳簿締切後」を同じ段階だと考えないこと。 これがこの設問の中心です。


E 補助簿と主要簿

正解:×

補助簿は、主要簿だけでは把握しにくい詳細情報を補うための帳簿です。

補助簿へ記入したからといって、その取引についての主要な会計記録が不要になるわけではありません。 補助簿は主要簿と併用して、取引の詳細を管理します。

誤りやすい点補助簿を主要簿の代わりだと考えないこと。 これがこの設問の中心です。

補足:記帳のしかたによって、記録の経路には違いがあります。たとえば伝票を用いる場合は、仕訳帳の代わりに伝票へ起票し、仕訳日計表を経て総勘定元帳へ転記します。どの方法をとる場合でも、補助簿が主要な会計記録の代わりになることはありません。


6.解き方

  • 着眼点:語句補充では、空欄の直前・直後だけを見るのではなく、文章全体が「何の役割・仕組み」を説明しているかを確認します。正誤では、似た用語や処理段階の違いに注意します。
  • 手順①:文章から中心となる特徴を拾います。
設問 文章が示す特徴
A 特定の取引や相手先を詳しく管理
B 伝票を科目別・借方貸方別に集計
C 商品ごとの数量・単価・金額・残高
  • 手順②:その特徴に対応する用語を選びます。名称の暗記ではなく、役割・機能から特定することが大切です。
  • 手順③:正誤問題では、「決算整理後」と「帳簿締切後」、「補助簿」と「主要簿」のように、文章中の1か所を置き換えると正しくなるかまで確認します。
  • よくある誤り:知っている単語が文章中に含まれているだけで○と判断しないこと。D では「帳簿締切まで完了」、E では「主要な会計記録は一切不要」という部分が誤りです。

7.誤文の訂正

D

決算整理後残高試算表では、すでに帳簿締切まで完了しているため、収益・費用の残高はすべて0になっている。

決算整理後残高試算表は決算整理仕訳を反映した段階の資料であり、収益・費用はまだ残っている。 収益・費用の残高が0になるのは、帳簿の締切りを終えた後である。

E

補助簿へ必要な記録を行えば、その取引について主要な会計記録は一切不要になる。

補助簿は主要簿の代わりではなく、主要簿と併用して取引の詳細を管理する。


8.年度・範囲確認

項目 内容
扱う論点 補助簿/仕訳日計表/商品有高帳/決算整理後残高試算表/帳簿の役割(いずれも両年度共通
紙媒体の手形・小切手 使用していない
2027年度限定論点 使用していない
語句補充 教材本文で直接定義されている用語に限定
正誤 教材本文で明示されている処理段階・帳簿の役割に限定
計算論点・2級範囲 拡張していない

9.最終確認

項目
語句補充 3設問(A・B・C)
正誤 2設問(D・E)
合計 5設問
配点 5設問 × 4点 = 20点(当サイト設計)

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