伝票の集計と転記 仕訳問題【全3問】

共通資料(問1〜問3は次の資料にもとづく)

青森商事株式会社の ×1年7月1日に起票された伝票は、次の7枚である。

伝票 No. 内容 金額
入金伝票 101 科目欄「売掛金(三沢商店)」 50,000
入金伝票 102 科目欄「売上」 20,000
入金伝票 103 科目欄「売掛金(むつ商店)」 35,000
出金伝票 201 科目欄「買掛金(黒石商店)」 45,000
出金伝票 202 科目欄「仕入」 10,000
振替伝票 301 仕入 70,000 / 買掛金(黒石商店)70,000 70,000
振替伝票 302 売掛金(三沢商店)60,000 / 売上 60,000 60,000

共通語群(各問、この中から最も適当な勘定科目を選ぶこと)

現金 / 売掛金 / 買掛金 / 売上 / 仕入


重要度:A/難易度:初級 論点:入金伝票の束を1つの仕訳にまとめる

問1(初級)

入金伝票3枚(No.101〜103)を、1つの仕訳にまとめなさい。

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正解

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金 105,000 売掛金 85,000
売上 20,000

解説

  • 着眼点入金伝票は借方がつねに現金です。束の合計がそのまま現金の借方になります。
  • 金額の計算
  • 現金 = 50,000 + 20,000 + 35,000 = ¥105,000
  • 売掛金 = 50,000 + 35,000 = ¥85,000(No.101・103)
  • 売上 = ¥20,000(No.102)
  • 貸方の理由入金伝票の科目欄に書かれた科目は、仕訳では貸方に立ちます。
  • 検算:借方 105,000 = 貸方 85,000 + 20,000 ✓
  • 間違いやすい科目:科目欄の科目を借方に置く誤り。貸借一致の確認で検知できます。
  • 使用科目:現金/売掛金/売上

重要度:A/難易度:標準 論点:出金伝票の束を1つの仕訳にまとめる

問2(標準)

出金伝票2枚(No.201・202)を、1つの仕訳にまとめなさい。

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正解

借方科目 金額 貸方科目 金額
買掛金 45,000 現金 55,000
仕入 10,000

解説

  • 着眼点出金伝票は貸方がつねに現金です。問1と鏡の関係になります。
  • 金額の計算:現金 = 45,000 + 10,000 = ¥55,000(貸方)
  • 借方の理由出金伝票の科目欄に書かれた科目は、仕訳では借方に立ちます。
  • 検算:借方 45,000 + 10,000 = 貸方 55,000 ✓
  • 間違いやすい科目:現金を借方に置く誤り(入金伝票との取り違え)。束ごとに「現金はどちら側か」を最初に固定してください。
  • 使用科目:買掛金/仕入/現金

重要度:A/難易度:標準 論点:1日分の伝票を1つの合計仕訳にまとめる

問3(標準)

7枚の伝票すべてを、1つの仕訳にまとめなさい。

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正解

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金 105,000 現金 55,000
売掛金 60,000 売掛金 85,000
買掛金 45,000 買掛金 70,000
仕入 80,000 売上 80,000

解説

  • 着眼点:7枚を科目ごとに集計する。同じ科目が借方にも貸方にも現れてよい(相殺しない)。
  • 金額の計算
  • 現金:借方 105,000(入金伝票の束)/貸方 55,000(出金伝票の束)
  • 売掛金:借方 60,000(No.302)/貸方 85,000(No.101・103)
  • 買掛金:借方 45,000(No.201)/貸方 70,000(No.301)
  • 仕入:借方 80,000(No.202 の 10,000 + No.301 の 70,000)
  • 売上:貸方 80,000(No.102 の 20,000 + No.302 の 60,000)
  • 検算:借方 105,000 + 60,000 + 45,000 + 80,000 = ¥290,000/貸方 55,000 + 85,000 + 70,000 + 80,000 = ¥290,000
  • 間違いやすい科目現金を相殺して借方 ¥50,000 だけにする誤り。 総額で示すのが原則です。また、入金伝票・出金伝票の科目欄からも仕入・売上に集計が入ることを忘れないでください。
  • この仕訳が仕訳日計表の中身になります。 集計結果そのものを問う形は計算問題(04_統合計算問題.md)で扱います。
  • 使用科目:現金/売掛金/買掛金/仕入/売上


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