共通前提:当社は青森商事株式会社(会計期間 ×1年4月1日〜×2年3月31日)である。3伝票制を採用している。
共通語群(各問、この中から最も適当な勘定科目を選ぶこと)
現金 / 普通預金 / 当座預金 / 売掛金 / 買掛金 / 仕入 / 売上
この単元の問題は、仕訳に加えて伝票の種類・記入内容の判断をあわせて問います。
重要度:A/難易度:初級 論点:入金伝票の起票
問1(初級)
タグ:伝票
×1年7月2日 八戸商店に対する売掛金 ¥65,000 を現金で回収した。仕訳を示し、起票する伝票の種類と科目欄に記入する科目を答えなさい。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 現金 | 65,000 | 売掛金 | 65,000 |
伝票:入金伝票 科目欄:売掛金
解説
- 手順①:仕訳を切る。現金 65,000/売掛金 65,000。
- 手順②:借方が現金 → 入金伝票。
- 手順③:科目欄には相手科目の売掛金だけを書く。
- 間違いやすい解答:科目欄に「現金」と書く誤り。現金は伝票の種類が代弁しています。
- 使用科目:現金/売掛金
重要度:A/難易度:初級 論点:出金伝票の起票
問2(初級)
タグ:伝票
×1年7月5日 弘前商店に対する買掛金 ¥48,000 を現金で支払った。仕訳を示し、起票する伝票の種類と科目欄に記入する科目を答えなさい。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 48,000 | 現金 | 48,000 |
伝票:出金伝票 科目欄:買掛金
解説
- 手順①:仕訳を切る。買掛金 48,000/現金 48,000。
- 手順②:貸方が現金 → 出金伝票。
- 手順③:科目欄には借方の相手科目、買掛金。
- 間違いやすい解答:入金伝票と取り違える誤り。当社の現金が出ていく取引です。問1と対で覚えてください。
- 使用科目:買掛金/現金
重要度:A/難易度:初級 論点:振替伝票の起票
問3(初級)
タグ:伝票
×1年7月8日 十和田商店から商品 ¥110,000 を仕入れ、代金は掛けとした。仕訳を示し、起票する伝票の種類を答えなさい。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 110,000 | 買掛金 | 110,000 |
伝票:振替伝票(借方・貸方とも仕訳と同じ形で記入する)
解説
- 手順①:仕訳を切る。仕入 110,000/買掛金 110,000。
- 手順②:現金が登場しない → 振替伝票。
- 手順③:振替伝票は固定されている側がないので、借方・貸方の両方を仕訳と同じ形で記入する。
- 間違いやすい解答:「買う取引だから出金伝票」とする誤り。現金は1円も動いていません。
- 使用科目:仕入/買掛金
重要度:A/難易度:標準 論点:預金取引の伝票判定
問4(標準)
タグ:伝票
×1年7月11日 むつ商店に対する売掛金 ¥90,000 を回収し、当座預金口座に入金された。仕訳を示し、起票する伝票の種類を答えなさい。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 当座預金 | 90,000 | 売掛金 | 90,000 |
伝票:振替伝票
解説
- 手順①:仕訳を切る。当座預金 90,000/売掛金 90,000。
- 手順②:入金されたのは当座預金口座であり、現金勘定は動いていない → 振替伝票。
- 間違いやすい解答:「お金が入った」という語感で入金伝票を選ぶ誤り。入金伝票が使えるのは現金勘定の増加だけです。
- 判断の順序:言葉ではなく、切った仕訳に現金勘定があるかどうかで決めます。
- 使用科目:当座預金/売掛金
重要度:A/難易度:標準 論点:出金伝票からの復元
問5(標準)
タグ:伝票
次の伝票から、取引の仕訳を復元しなさい。
| 出金伝票 ×1年7月13日 | |
|---|---|
| 科目 | 金額 |
| 仕入 | 30,000 |
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 30,000 | 現金 | 30,000 |
解説
- 着眼点:出金伝票なので貸方は現金と確定している。科目欄の仕入は反対側の借方。
- 手順:仕入 30,000/現金 30,000。現金仕入の取引だったと復元できます。
- 間違いやすい解答:科目欄の位置につられて仕入を貸方にする誤り。
- 読み方の順序:伝票の種類 → 確定している側 → 科目欄は反対側、の順で機械的に読みます。
- 使用科目:仕入/現金
重要度:A/難易度:標準 論点:当社目線の入出金判定
問6(標準)
タグ:伝票
×1年7月16日 三沢商店から、同店に対する売掛金 ¥75,000 の支払いを現金で受けた。仕訳を示し、起票する伝票の種類を答えなさい。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 現金 | 75,000 | 売掛金 | 75,000 |
伝票:入金伝票(科目欄:売掛金)
解説
- 着眼点:取引文に「支払い」という語がありますが、支払ったのは三沢商店であり、当社は受け取る側です。
- 手順:当社の現金が増える → 借方が現金 → 入金伝票。
- 間違いやすい解答:「支払い」の語だけを見て出金伝票を選ぶ誤り。入金・出金の基準は当社の現金です。
- 判断の軸:主語と動詞から、当社目線でお金の向きを判定します。
- 使用科目:現金/売掛金
重要度:A/難易度:応用 論点:伝票の種類の推定
問7(応用)
タグ:伝票
種類の表示が読み取れない伝票が見つかった。科目欄には「買掛金 ¥60,000」とのみ記入されている。
この日、当社は黒石商店に対する買掛金 ¥60,000 を現金で支払ったことがわかっている。
この伝票の種類を推定し、取引の仕訳を示しなさい。
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正解
伝票の種類:出金伝票
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 60,000 | 現金 | 60,000 |
解説
- 着眼点1(様式から絞る):科目欄に相手科目が1つだけ → 入金伝票か出金伝票のどちらかです。振替伝票なら借方・貸方の両方が書かれています。
- 着眼点2(取引事実で確定する):取引は現金による支払い → 貸方が現金 → 出金伝票と確定。
- 手順:仕訳は買掛金 60,000/現金 60,000。
- 間違いやすい解答:科目欄の買掛金を貸方に置く誤り。出金伝票の科目欄は借方です。
- 推定の定石:伝票の様式(科目欄が1つか、借方貸方の両方か)自体が、種類を絞る手がかりになります。
- 使用科目:買掛金/現金

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