重要度:A
問1:あるサーバのMTBF(平均故障間隔)は950時間、MTTR(平均修理時間)は50時間である。このサーバの稼働率はいくらか。
- A:0.05
- B:0.90
- C:0.95
- D:0.99
【第1問:正解と解説】
正解:C
・A
これはMTTR÷(MTBF+MTTR)の値であり、停止している割合に当たる。
・B
計算の根拠がない値である。式に当てはめて確かめる習慣をつける。
・C
正しい。稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)=950÷1,000=0.95である。
・D
MTTRが50時間ある以上、この構成で0.99には届かない。
重要度:B
問2:稼働率0.9の装置を2台直列に接続したシステムがある。どちらか一方でも停止すると全体が停止するとき、このシステム全体の稼働率はいくらか。
- A:0.81
- B:0.90
- C:0.95
- D:0.99
【第2問:正解と解説】
正解:A
・A
正しい。直列では両方が同時に動いている必要があり、0.9×0.9=0.81となる。
・B
1台のときの稼働率であり、直列にすると全体の稼働率はこれより下がる。
・C
直列システムの稼働率は、各装置の稼働率の単純平均では求めない。両方が同時に稼働する確率として、0.9×0.9で求める。
・D
これは2台を並列にした場合の稼働率(1-0.1×0.1)である。
重要度:A
問3:フェールセーフの考え方に基づく設計の例として、最も適切なものはどれか。
- A:サーバを2台用意し、1台が故障してももう1台で処理を続けられるようにする。
- B:設備の制御装置が故障したときは、機械を停止させて安全な状態にする。
- C:故障した機能を切り離し、残りの機能だけで処理能力を落として運転を続ける。
- D:操作画面で誤った値を入力できないよう、入力チェックを組み込む。
【第3問:正解と解説】
正解:B
・A
これは冗長化により機能を継続するフォールトトレラントの例である。
・B
正しい。故障時に危険側ではなく安全側の状態へ導くのがフェールセーフである。
・C
これは機能を縮小して継続するフェールソフトの例である。
・D
これは人の誤操作を防ぐフールプルーフの例である。
重要度:B
問4:RAID1(ミラーリング)を構成したファイルサーバに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- A:操作ミスでファイルを削除しても、もう一方のディスクには残っている。
- B:ランサムウェアで暗号化されても、もう一方のディスクは影響を受けない。
- C:2台のディスクに書き込むため、利用できる容量は2台の合計になる。
- D:1台のディスクが故障しても、もう一方のディスクで運用を継続できる。
【第4問:正解と解説】
正解:D
・A
削除の操作は両方のディスクへ同時に反映されるため、残らない。
・B
暗号化の書込みも両方へ反映される。RAIDはバックアップの代わりにならない。
・C
同じ内容を二重に書き込むため、利用できる容量は1台分にとどまる。
・D
正しい。ディスク障害への耐性を高めるのがRAID1の目的である。
重要度:B
問5:A社は営業担当者の持ち歩く端末をシンクライアントにした。この構成のセキュリティ上の利点として、最も適切なものはどれか。
- A:端末側の管理や認証を省略でき、サーバ側の対策だけで運用できる。
- B:端末への業務データの保存を抑えられ、紛失時の情報漏えいの危険が小さい。
- C:端末やその利用者を狙う攻撃を、対象から外して考えることができる。
- D:通信回線が使えない場所でも、端末内のデータで業務を継続できる。
【第5問:正解と解説】
正解:B
・A
端末の管理や認証が不要になるわけではない。サーバと通信への依存が高まる分、双方の対策が必要である。
・B
正しい。処理とデータをサーバ側へ集中させ、端末への保存を抑えることで紛失時のリスクを下げる。
・C
端末や利用者を狙う攻撃はなくならない。データの保存を抑えられる点が利点である。
・D
一般的なシンクライアントでは、処理や業務データをサーバ側に置くため、通信できない場合はサーバ上の業務を利用できない。構成によって一部のローカル機能を使える場合はあるが、端末内の業務データで継続できることがシンクライアントの一般的な利点ではない。

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