重要度:A 論点:生命保険税務
問11:2026年分の所得税における生命保険料控除(2012年1月1日以後に締結した新契約に係るもの)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:一般の生命保険料・介護医療保険料・個人年金保険料の各控除の限度額はいずれも4万円であり、23歳未満の扶養親族を有する場合の特例は、どの区分にも適用されない。
- 2:一般・介護医療・個人年金の各控除額の合計額に上限は設けられていない。
- 3:23歳未満の扶養親族を有する場合、一般の新生命保険料控除の限度額は6万円となるが、介護医療保険料控除・新個人年金保険料控除にはこの特例は適用されない。
【第11問:正解と解説】
正解:3
新契約の生命保険料控除の限度額は各区分4万円が通常であるが、2026年分・2027年分は、23歳未満の扶養親族を有する場合、一般の新生命保険料控除に限り限度額が6万円となる。介護医療・個人年金にはこの特例は適用されず、各控除額の合計の上限は12万円である。したがって3が最も適切である。
・1
不適切。2026年分は、23歳未満の扶養親族を有する場合、一般の新生命保険料控除の限度額が6万円となる特例がある。
・2
不適切。一般・介護医療・個人年金の各控除額の合計の上限は12万円である。
・3
適切。6万円の特例は一般の新生命保険料控除のみに適用され、介護医療・個人年金の限度額は4万円のままである。
間違いやすい点
6万円特例を全区分に適用してしまう誤りと、合計上限12万円の見落としが典型である。「特例は一般のみ・2026/2027年分・23歳未満の扶養親族あり」という適用条件をセットで覚える。
重要度:A 論点:生命保険
問12:死亡保険金の課税関係について、保険料負担者と被保険者が同一人物で、その人物の死亡により別の受取人が死亡保険金を取得した場合の税目として、最も適切なものはどれか。
- 1:相続税
- 2:贈与税
- 3:一時所得として所得税
【第12問:正解と解説】
正解:1
死亡した被保険者自身が保険料負担者で、受取人が死亡保険金を取得する代表ケースは相続税。
・1
適切。LN-B-039に一致する。
・2
不適切。三者すべて異なる代表ケースは贈与税。
・3
不適切。負担者と受取人が同一で被保険者が別人の一時金などが一時所得の代表ケース。
間違いやすい点
保険料負担者・被保険者・受取人の関係を書き出して税目を判定する。
重要度:A 論点:損害保険・賠償
問13:地震保険の保険金額に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:地震保険の保険金額は、主契約である火災保険の保険金額の50%から80%までの範囲内で設定する。
- 2:地震保険の保険金額は、主契約である火災保険の保険金額の30%から50%までの範囲内で設定し、建物は5,000万円、家財は1,000万円が上限となる。
- 3:地震保険の保険金額の上限は、建物が1,000万円、家財が5,000万円である。
【第13問:正解と解説】
正解:2
地震保険の保険金額は火災保険の保険金額の30%~50%の範囲内で設定し、上限は建物5,000万円・家財(生活用動産)1,000万円である。
・1
不適切。設定割合の範囲は火災保険の保険金額の30%~50%であり、50%~80%ではない。
・2
適切。設定割合30%~50%、上限は建物5,000万円・家財1,000万円という組合せが正しい。
・3
不適切。建物と家財の上限額が逆である。正しくは建物5,000万円、家財1,000万円。
間違いやすい点
建物と家財の上限額(5,000万円と1,000万円)を取り違える誤り、および設定割合の範囲(30%~50%)を別の割合と誤記憶する誤りが多い。
重要度:A 論点:損害保険・賠償
問14:自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の支払限度額(被害者1名当たり)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:死亡による損害は3,000万円、傷害による損害は120万円が支払限度額である。
- 2:死亡による損害は3,000万円、傷害による損害は75万円が支払限度額である。
- 3:死亡による損害は4,000万円、傷害による損害は120万円が支払限度額である。
【第14問:正解と解説】
正解:1
自賠責保険の支払限度額は被害者1名当たり、死亡3,000万円、傷害120万円である。なお、後遺障害は等級・介護の要否により75万円~4,000万円となる。
・1
適切。死亡3,000万円・傷害120万円が正しい組合せである。
・2
不適切。傷害の限度額は120万円である。75万円は後遺障害の限度額の下限(75万円~4,000万円)と混同した値。
・3
不適切。死亡の限度額は3,000万円である。4,000万円は後遺障害の限度額の上限と混同した値。
間違いやすい点
後遺障害の限度額(75万円~4,000万円)と死亡3,000万円・傷害120万円を混同する誤りが典型的である。3つの区分を分けて記憶する。
重要度:A 論点:自動車保険
問15:任意加入の自動車保険の補償に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:対人賠償保険は、自動車事故により運転者自身が被ったケガによる損害を補償する。
- 2:車両保険は、自動車事故により他人の財物に与えた損害に対する法律上の賠償責任を補償する。
- 3:対物賠償保険は、自動車事故により他人の財物に与えた損害に対する法律上の賠償責任を補償する。
【第15問:正解と解説】
正解:3
任意自動車保険の主要補償には対人賠償・対物賠償・人身傷害・搭乗者傷害・車両保険等があり、対物賠償保険は他人の財物に与えた損害への賠償責任を補償する。契約内容により補償範囲は異なる。
・1
不適切。対人賠償保険は他人を死傷させた場合の賠償責任を補償する。運転者自身のケガは人身傷害保険・搭乗者傷害保険等の対象である。
・2
不適切。車両保険は契約している車両自体の損害を補償する。他人の財物への賠償責任は対物賠償保険の役割である。
・3
適切。対物賠償保険は他人の財物に与えた損害に対する法律上の賠償責任を補償する。
間違いやすい点
「対人賠償=自分側のケガ」「車両保険=相手の車」という取り違えが典型的。賠償(他人向け)と傷害・車両(自分側)を区別する。

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