重要度:A 論点:申告制度
問21:1か所から給与の支払を受け源泉徴収の対象となっている給与所得者について、給与所得および退職所得以外の所得の金額の合計額がいくらを超える場合に原則として所得税の確定申告が必要となるか。代表的なケースの要件として、最も適切なものはどれか。なお、2026年4月1日時点の現行法令によるものとする。
- 1:20万円
- 2:30万円
- 3:50万円
【第21問:正解と解説】
正解:1
代表的なケースでは、給与所得および退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える場合、原則として確定申告が必要となります。なお20万円以下であれば常に申告が不要になるわけではなく、控除の適用を受けるために申告する場合もあります。
・1
適切。代表的なケースにおける基準額は20万円で、これを超える場合は原則として確定申告が必要です。
・2
不適切。30万円は、この要件として定められている金額ではありません。
・3
不適切。50万円は、この要件として定められている金額ではありません。
間違いやすい点
20万円以下であれば常に確定申告が不要であると一般化して覚えやすい。控除の適用を受けるために申告する場合もある点に注意が必要。
重要度:A 論点:申告制度
問22:青色申告承認申請書の提出期限に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1:原則はその年3月15日までで、その年1月16日以後に新たに業務を開始した場合は業務開始日から2か月以内が基本である。
- 2:原則はその年6月30日までで、新規開業の場合も必ず6月30日までである。
- 3:新規開業の場合は業務開始日から6か月以内であればよい。
【第22問:正解と解説】
正解:1
原則3月15日。1月16日以後に新たに業務を開始した場合は開始日から2か月以内が基本。
・1
適切。LN-D-104・LN-D-105に一致する。
・2
不適切。
・3
不適切。
間違いやすい点
原則期限と新規開業時の期限を一律に扱わない。
重要度:A 論点:申告制度
問23:所得税の青色申告特別控除について、正規の簿記の原則による記帳など55万円の控除を受けるための要件を満たし、さらに電子申告(e-Tax)または一定の電子帳簿保存を行う場合に控除される金額として、最も適切なものはどれか。なお、2026年4月1日時点の現行法令によるものとする。
- 1:10万円
- 2:55万円
- 3:65万円
【第23問:正解と解説】
正解:3
55万円の控除を受けるための要件を満たしたうえで、電子申告または一定の電子帳簿保存を行う場合の青色申告特別控除の金額は65万円です。65万円は55万円の要件に上乗せの要件が加わったものであり、別個独立の制度ではありません。
・1
不適切。10万円は、55万円・65万円の要件を満たさない一定の青色申告における控除額です。
・2
不適切。55万円は正規の簿記の原則による記帳など一定の要件を満たす場合の控除額であり、電子申告等を行う場合の金額ではありません。
・3
適切。55万円の要件に加えて電子申告または一定の電子帳簿保存を行う場合の控除額は65万円です。
間違いやすい点
65万円と55万円を別個独立の制度と誤解しやすい。65万円は55万円の要件に上乗せの要件が加わったものである点を押さえる必要がある。
重要度:B 論点:個人住民税
問24:個人住民税の所得割の標準税率について、都道府県民税と市区町村民税を合計した税率として、最も適切なものはどれか。なお、2026年4月1日時点の現行制度によるものとし、都道府県民税と市区町村民税それぞれの内訳は自治体の区分により異なる場合があるものとする。
- 1:10%
- 2:15%
- 3:20%
【第24問:正解と解説】
正解:1
個人住民税の所得割の標準税率は、都道府県民税と市区町村民税を合計して10%です。なお内訳は自治体の区分により異なる場合があり、たとえば東京都では都民税4%と区市町村民税6%ですが、この内訳を全国一律のものとして覚えることは適切ではありません。
・1
適切。都道府県民税と市区町村民税を合計した所得割の標準税率は10%です。
・2
不適切。15%は所得割の標準税率の合計として定められている率ではありません。
・3
不適切。20%は所得割の標準税率の合計として定められている率ではありません。
間違いやすい点
全国一律として押さえるべきなのは合計10%までであり、都道府県民税・市区町村民税それぞれの内訳は自治体の区分により異なる場合がある点を見落としやすい。
重要度:B 論点:個人住民税
問25:個人住民税の標準的な均等割と森林環境税の組合せとして、最も適切なものはどれか。
- 1:均等割3,000円・森林環境税2,000円
- 2:均等割5,000円・森林環境税1,000円
- 3:均等割4,000円・森林環境税1,000円
【第25問:正解と解説】
正解:3
標準的な個人住民税均等割は年4,000円、森林環境税は年1,000円。森林環境税は国税で、均等割と併せて徴収される。
・1
不適切。
・2
不適切。
・3
適切。LN-D-115・LN-D-116に一致する。
間違いやすい点
均等割と森林環境税を一つの税額として混同しない。

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