重要度:A 論点:保証・連帯保証
問43:保証に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
- A:連帯保証人は、債権者から履行を請求された場合、まず主たる債務者に催告すべき旨を請求することができる。
- B:個人が事業用融資の根保証契約を締結する場合を除き、個人根保証契約は極度額を定めなくても有効である。
- C:通常の保証人には催告の抗弁権と検索の抗弁権が認められるが、連帯保証人にはいずれも認められない。
【第43問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:誤り。連帯保証人には催告の抗弁権がない。通常の保証人との規律の入れ替え。
・B:誤り。個人根保証契約は、事業用か否かを問わず、書面等で極度額を定めなければ効力を生じない(令和2年改正)。例外の作り方が逆のひっかけ。
・C:正しい。催告・検索の抗弁権は通常の保証人のみ。【試験対策】連帯保証の特徴3点=「催告の抗弁なし・検索の抗弁なし・分別の利益なし」。個人根保証の極度額必須(改正論点)とセットで、保証分野の頻出2大テーマとして押さえる。
重要度:B 論点:担保物権の通有性
問44:抵当権の性質に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:抵当権には、付従性・随伴性・不可分性・物上代位性が認められる。
- B:被担保債権が譲渡されても、抵当権は譲受人に移転しない。
- C:被担保債権の一部が弁済されれば、抵当権はその割合に応じて一部消滅する。
【第44問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正しい。通有性4つがすべて認められる。【試験対策】4性質の意味=「付従性:債権なければ抵当権なし」「随伴性:債権が動けば抵当権も動く」「不可分性:全部の弁済まで全部に効力」「物上代位性:価値代替物に及ぶ」。元本確定前の根抵当権に付従性・随伴性がない対比が最頻出。
・B:誤り。随伴性により、抵当権は被担保債権の譲受人に移転する。
・C:誤り。不可分性により、全部の弁済を受けるまで目的物の全部に効力が及ぶ。
重要度:A 論点:利息の優先弁済
問45:抵当権者が優先弁済を受けられる利息の範囲に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:利息は、満期となった最後の5年分に限られる。
- B:後順位抵当権者その他の利害関係人がいない場合でも、利息は最後の2年分に限られる。
- C:利息は原則として満期となった最後の2年分に限られるが、利害関係人がいない場合はこの制限が及ばない。
【第45問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:誤り。2年分であり、5年は数字の入れ替え。
・B:誤り。2年の制限は利害関係人保護の趣旨のため、利害関係人がいなければ制限されない(判例)。
・C:正しい。「原則2年分・利害関係人なしなら全額」。【試験対策】制限の趣旨(後順位者が把握できる負担の上限を画する)から例外を導く。「なぜ2年に限るのか」→「後順位者のため」→「いなければ制限不要」という思考の流れごと覚える。

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