測量士補|数値標高モデル・DTM・DSM・補間

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「数値標高モデル・DTM・DSM・補間」の問題集です。一問一答10問、五肢択一4問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。

このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★1

問1 ○×

DTM(数値地形モデル)は、植生表層と区別した地表面の標高を表すモデルです。

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正解:○

正しいです。地盤の標高を扱い、表層を表すDSMと区別します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第316条第8項(PDF p.97) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
国土地理院 基盤地図情報FAQ 数値標高モデル:航空レーザの建物・植生除去と内挿の説明 https://www.gsi.go.jp/kiban/faq.html

重要度:A 難易度:★1

問2 ○×

DSM(数値表層モデル)は、植生等の表層面を含む高さを表します。

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正解:○

正しいです。準則第316条第8項で地表のDTMと区分しています。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第316条第8項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問3 ○×

同程度の品質の標高情報が得られるなら、格子間隔を狭めることで小さな地形変化を表しやすくなります。

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正解:○

正しいです。格子間隔は地形の標本の細かさに関係します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第317条第2・3項・第383条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:一定区間内の標本間隔と起伏の表現モデル

重要度:A 難易度:★1

問4 ○×

粗い標高格子を内挿して細かい格子へ変換すれば、標高の測定精度は必ず向上します。

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正解:×

誤りです。再標本化で新しい実測情報が増えるとは限りません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第310条第2項・第317条・第320条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
国土地理院 基盤地図情報FAQ 数値標高モデルの種類・精度表、Q4-18の再標本化の説明 https://www.gsi.go.jp/kiban/faq.html

重要度:A 難易度:★1

問5 ○×

DTMは、写真の正射変換に用いる数値地形モデルとして利用できます。

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正解:○

正しいです。地表の標高を考慮した正射変換に利用できます。準則第322条は数値地形モデルによる作成を定めています。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第321・322条(PDF p.98) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問6 ○×

2点間の平均勾配を百分率で表すとき、分母には水平距離を用います。

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正解:○

正しいです。100×高低差/水平距離です。
根拠:計算で検証:直角三角形と勾配の定義

重要度:A 難易度:★1

問7 ○×

標高点やグリッドデータから、標高を補間して等高線データを作成できます。

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正解:○

正しいです。準則第385条にグラウンドデータ又はそのグリッドによる作成が規定されています。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第385条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:H(x)=HA+(HB−HA)x/Lの逆算

重要度:A 難易度:★1

問8 ○×

TIN(不整三角網)は、標高を持つ点を必ず等間隔の正方格子に配置するモデルです。

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正解:×

誤りです。不規則配置の点を三角形で結ぶモデルです。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第317条第1・3項・第383条第3項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:三角形のアフィン補間

重要度:A 難易度:★1

問9 ○×

地形の尾根や谷などの変化を補間へ反映するため、ブレークラインを用いることができます。

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正解:○

正しいです。準則第316条・第383条に規定があります。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第316条第3項・第383条第3項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:折れ線地形を跨ぐ線形補間の偏り

重要度:A 難易度:★1

問10 ○×

浸水解析では、DEM(数値標高モデル)を地形の標高を示す入力資料として利用できます。

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正解:○

正しいです。浸水解析の地形入力に利用できます。ただし、標高だけで実際の浸水範囲が確定する意味ではありません。
根拠:ハザードマップポータルサイト よくある質問 Q10・Q11:地盤高の調査及び計算入力の標高と浸水解析の誤差、Q13:想定降雨の条件 https://disaportaldata.gsi.go.jp/hazardmap/faq/faq.html
計算で検証:同一地形でも水位・流量条件により浸水範囲が異なる

五肢択一

重要度:A 難易度:★2

問11 正しいもの

Aの標高72 m、Bの標高90 m、A-Bの水平距離60 mです。A→Bの平均勾配を百分率の整数で答えてください。 指定した位へ四捨五入してください。

  1. 18
  2. 0.3
  3. 333
  4. 30
  5. 150
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正解:4

正解は4です。100×(90−72)/60=30%です。
根拠:計算で検証:直角三角形と勾配の定義

選択肢1:誤りです。高低差18 mを百分率の値として答えています。
選択肢2:誤りです。無次元比0.3を100倍していません。
選択肢3:誤りです。水平距離/高低差に100を掛けています。
選択肢4:正しいです。高低差18 mを水平距離60 mで割り100倍します。
選択肢5:誤りです。Bの標高90 mを高低差として使っています。

重要度:A 難易度:★2

問12 正しいもの

TINの1三角形の頂点をA(0,0,40)、B(40,0,48)、C(0,20,44) mとします。括弧内は水平x・y・標高です。この三角形内で平面線形補間する点Pの水平座標は(10,5) mです。補間標高をm単位の整数で答えてください。 指定した位へ四捨五入してください。

  1. 40
  2. 44
  3. 43
  4. 86
  5. 46
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正解:3

正解は3です。Bの重み10/40=1/4、Cの重み5/20=1/4、Aの重み1/2。40/2+48/4+44/4=43 mです。これは補間値でPの直接実測値ではありません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第317条第1・3項・第383条第3項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:三角形のアフィン補間
作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第383条第1・3項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
国土地理院 基盤地図情報FAQ 航空レーザのグラウンドデータから標高値を内挿する説明 https://www.gsi.go.jp/kiban/faq.html

選択肢1:誤りです。最寄り頂点Aの値をそのまま使っています。
選択肢2:誤りです。3頂点の単純平均でPの位置による重みを無視しています。
選択肢3:正しいです。三角形の平面上で重み付き線形補間します。
選択肢4:誤りです。重みの和を2として正規化していません。
選択肢5:誤りです。Aの重みを0としBとCだけを平均しています。

重要度:A 難易度:★2

問13 誤っているもの

標高モデルと欠測値について、誤っている説明を選んでください。

  1. 標高の欠測を示す−9999は、計算では必ず標高0 mに置き換えて使用します。
  2. 準則は植生表層のDSMを地表のDTMと区分して格納することを定めています。
  3. 標高格子を細かく表示しても、元の標高の精度が向上するとは限りません。
  4. グリッドの標高は周辺データの内挿値の場合があり、各格子点を直接実測したとは限りません。
  5. 基盤地図情報のDEMでは海部に無効値を使う一方、陸水部に周辺から推定した標高を格納する製品もあります。
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正解:1

正解は1です。欠測・無効の−9999を海抜0 mとして計算することはできません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第317条第5項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
国土地理院 基盤地図情報FAQ Q4-17:海部の−9999と陸水部の推定値・製品更新時期 https://www.gsi.go.jp/kiban/faq.html
作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第316条第8項(PDF p.97) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
国土地理院 基盤地図情報FAQ 数値標高モデル:航空レーザの建物・植生除去と内挿の説明 https://www.gsi.go.jp/kiban/faq.html
作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第316条第8項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第310条第2項・第317条・第320条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
国土地理院 基盤地図情報FAQ 数値標高モデルの種類・精度表、Q4-18の再標本化の説明 https://www.gsi.go.jp/kiban/faq.html
作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第383条第1・3項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
国土地理院 基盤地図情報FAQ 航空レーザのグラウンドデータから標高値を内挿する説明 https://www.gsi.go.jp/kiban/faq.html

選択肢1:誤った説明です。欠測値を実在の標高として使わず、欠測の処理条件を定めます。
選択肢2:正しい説明です。モデルが表す面を区別します。
選択肢3:正しい説明です。格子間隔と測定精度は別です。
選択肢4:正しい説明です。第383条の内挿です。
選択肢5:正しい説明です。全水面を一律に欠測としません。

重要度:A 難易度:★2

問14 組み合わせ

正しい記述の組を選んでください。
ア:尾根・谷・段差等のブレークラインを補間へ反映できます。
イ:DEMで地形が分かれば、どんな降雨や流量でも浸水する場所は変わりません。
ウ:一定勾配の区間で、水平長60 m、端点標高72 mと90 mなら、81 mの等高線との交点は72 m側から30 mです。
エ:地形入力の標高誤差は、浸水想定結果の誤差要因になり得ます。

  1. ア・イ
  2. ウ・エ
  3. ア・ウ
  4. ア・イ・ウ・エ
  5. ア・ウ・エ
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正解:5

正解は5です。ア・ウ・エは正しく、イは誤りです。ウは(81−72)/(90−72)×60=30 mです。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第316条第3項・第383条第3項 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:折れ線地形を跨ぐ線形補間の偏り
ハザードマップポータルサイト よくある質問 Q10・Q11:地盤高の調査及び計算入力の標高と浸水解析の誤差、Q13:想定降雨の条件 https://disaportaldata.gsi.go.jp/hazardmap/faq/faq.html
計算で検証:同一地形でも水位・流量条件により浸水範囲が異なる
作業規程の準則(令和7年3月31日改正) 第385条 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:H(x)=HA+(HB−HA)x/Lの逆算

選択肢1:誤りです。イを除きウ・エを加えます。
選択肢2:誤りです。アも正しいです。
選択肢3:誤りです。エも正しいです。
選択肢4:誤りです。イは地形だけで浸水を決めています。
選択肢5:正しいです。地形変化・線形内挿・標高誤差の影響です。


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