電験三種(第三種電気主任技術者) 理論 一問一答・五肢択一(全12問)|正弦波交流の表し方

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電験三種(第三種電気主任技術者)「理論」のうち、正弦波交流の表し方の問題です(大分類:単相交流回路・重要度A)。一問一答8問 → 五肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★☆☆

問1:正弦波交流の実効値は、最大値の1/√2倍である。

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正解:○

正弦波v=Vm sinωtの実効値は、2乗の1周期平均の平方根で、√(Vm²/2)=Vm/√2≒0.707Vmです。


重要度:A 難易度:★☆☆

問2:正弦波交流の平均値(正の半周期の平均)は、最大値の1/2倍である。

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正解:×

正の半周期でVm sinωtを平均すると、(1/π)∫₀^π Vm sinθ dθ=2Vm/π≒0.637Vmです。1/2倍ではありません。


重要度:A 難易度:★☆☆

問3:交流波形の波高率は、最大値を平均値で割った値である。

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正解:×

波高率=最大値÷実効値、波形率=実効値÷平均値です。最大値÷平均値ではありません。


重要度:A 難易度:★☆☆

問4:正弦波交流の波形率は約1.11、波高率は約1.41である。

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正解:○

波形率=(Vm/√2)÷(2Vm/π)=π/(2√2)≒1.11、波高率=Vm÷(Vm/√2)=√2≒1.41です。


重要度:A 難易度:★☆☆

問5:正と負の同じ大きさの値が交互に一定時間ずつ続く方形波では、波形率と波高率はどちらも1である。

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正解:○

方形波は大きさが常にVmなので、最大値・実効値・平均値がすべてVmです。したがって波形率=Vm÷Vm=1、波高率=Vm÷Vm=1です。


重要度:A 難易度:★☆☆

問6:周波数50Hzの正弦波交流の周期は20msで、角周波数は約314rad/sである。

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正解:○

T=1/f=1/50=0.02s=20ms、ω=2πf=2π×50≒314rad/sです。


重要度:A 難易度:★★☆

問7:同じ周波数で位相差のある2つの正弦波電圧を直列に加え合わせたとき、合成電圧の実効値は、2つの電圧の実効値の和に等しい。

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正解:×

同じ周波数の正弦波の和は、フェーザ(ベクトル)の和で求めます。位相差があると、合成電圧の実効値は2つの実効値の和より小さくなります(和に等しいのは同相のときだけ)。


重要度:A 難易度:★★☆

問8:正と負が対称な三角波の実効値は、正弦波と同じく最大値の1/√2倍である。

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正解:×

三角波の実効値は最大値の1/√3倍(約0.577倍)です。瞬時値が時間に比例する区間で2乗を平均すると、Vm²/3になるためです。

五肢択一

重要度:A 難易度:★☆☆

問9:実効値100Vの正弦波交流電圧の平均値(正の半周期の平均)〔V〕の値として、最も近いものはどれか。

  1. 63.7
  2. 70.7
  3. 90.0
  4. 111.1
  5. 141.4
【第9問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。

最大値Vm=100×√2≒141.4V

平均値=(2/π)×Vm=0.6366×141.4≒90.0V(実効値÷波形率1.11でも求まります)

1:誤り。実効値に2/πを掛けた値です(2/πは最大値に掛けます)。

2:誤り。実効値を√2で割った値です。

3:正しい。

4:誤り。実効値に波形率1.11を掛けた値です(平均値は実効値÷波形率)。

5:誤り。最大値です。


重要度:A 難易度:★★☆

問10:2つの正弦波交流電圧 e1=100√2 sinωt〔V〕と e2=100√2 sin(ωt+2π/3)〔V〕を直列に接続した。合成電圧e1+e2の実効値〔V〕の値として、正しいものはどれか。

  1. 70.7
  2. 100.0
  3. 141.4
  4. 173.2
  5. 200.0
【第10問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。

フェーザで、E1=100∠0°、E2=100∠120°

E1+E2=(100+100cos120°)+j100sin120°=50+j86.6

|E1+E2|=√(50²+86.6²)=100V(大きさの等しい2つのフェーザが120°をなすと、和の大きさはもとと同じ)

1:誤り。合成の大きさをさらに√2で割った値です。

2:正しい。

3:誤り。位相差を90°とした値です。

4:誤り。位相差を60°とした値です。

5:誤り。実効値をそのまま足した値です(同相のときだけ成り立ちます)。


重要度:A 難易度:★★☆

問11:瞬時値が v=100 sin(100πt)〔V〕で表される電圧がある。時刻t=0の後、vが初めて50Vになる時刻〔ms〕の値として、最も近いものはどれか。

  1. 10.00
  2. 5.00
  3. 3.33
  4. 1.67
  5. 0.83
【第11問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。

100 sin(100πt)=50 より sin(100πt)=0.5、最初の解は 100πt=π/6

t=1/600 s≒1.67ms(周期20msの1/12)

1:誤り。半周期の時刻です。

2:誤り。最大値になる時刻(1/4周期)です。

3:誤り。sin(100πt)=0.5 の解をπ/3とした値です。

4:正しい。

5:誤り。解をπ/12とした値です。


重要度:A 難易度:★★☆

問12:交流波形の波形率(実効値÷平均値)と波高率(最大値÷実効値)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、波形はいずれも正負対称で、平均値は正の半周期の平均とする。

  1. 正弦波の波高率は√2(約1.41)である。
  2. 方形波の波高率は1である。
  3. 三角波の波高率は√3(約1.73)である。
  4. 方形波の波形率は、正弦波の波形率より小さい。
  5. 三角波の波形率は、正弦波の波形率より小さい。
【第12問:正解と解説】

正解:5

正解は5です。

1:正しい。最大値Vm÷実効値(Vm/√2)=√2です。

2:正しい。最大値と実効値がどちらもVmです。

3:正しい。三角波の実効値はVm/√3なので、Vm÷(Vm/√3)=√3です。

4:正しい。方形波の波形率は1で、正弦波の約1.11より小さくなります。

5:誤り。三角波の平均値はVm/2なので、波形率=(Vm/√3)÷(Vm/2)=2/√3≒1.15で、正弦波の約1.11より大きくなります。

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