2級土木施工管理技士 第一次検定のうち、土質試験と試験結果の利用の問題です(分野:土木一般(土工・コンクリート・基礎工)・重要度A)。一問一答8問 → 四肢択一2問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:A 難易度:★☆☆
問1:CBR試験の結果は、路床の支持力の評価に用いられ、舗装の厚さの設計に利用される。
解答を見る
正解:○
路床の設計CBRをもとに舗装厚さを設計します(舗装の構造に関する技術基準、北陸地方整備局 道路設計要領 第8章、農道技術書 表-2.2.4)。
重要度:A 難易度:★☆☆
問2:突固めによる土の締固め試験からは最大乾燥密度と最適含水比が得られ、盛土の締固め管理に利用される。
解答を見る
正解:○
締固め試験の結果(最大乾燥密度・最適含水比)は締固め管理に用います(工事監督必携 第5編、RI計器を用いた盛土の締固め管理要領(案)、農道技術書 表-2.2.4)。
重要度:A 難易度:★☆☆
問3:土の圧密試験の結果は、粘性土地盤の最終沈下量や沈下時間の推定に利用される。
解答を見る
正解:○
圧密試験の圧密諸係数から、最終沈下量と沈下時間を計算します(農道技術書 表-2.2.4ほか)。
重要度:A 難易度:★☆☆
問4:土の一軸圧縮試験の結果は、主に砂質土の透水係数を求めるのに利用される。
解答を見る
正解:×
一軸圧縮試験からは一軸圧縮強さquが得られ、粘性土の強度(粘着力)の設定や安定計算に用います。透水係数は透水試験で求めます。
重要度:A 難易度:★★☆
問5:三軸圧縮試験の結果からは、主に土の最大乾燥密度と最適含水比が得られる。
解答を見る
正解:×
最大乾燥密度と最適含水比は突固めによる締固め試験で求めます。三軸圧縮試験のせん断強度定数c・φは安定計算に用います(農道技術書 表-2.2.4、北陸地方整備局 設計要領)。
重要度:A 難易度:★★☆
問6:平板載荷試験は、地盤に剛な載荷板を介して荷重を加え、地盤の変形特性や支持力特性を調べる試験である。
解答を見る
正解:○
平板載荷試験の目的です。道路の路床・路盤などでは地盤反力係数を求めます(地質・土質調査業務共通仕様書(案)第504条ほか)。
重要度:A 難易度:★☆☆
問7:土の透水試験の結果は、盛土の締固め度の算定に利用される。
解答を見る
正解:×
透水試験からは透水係数が得られます。締固め度は、現場の乾燥密度と締固め試験の最大乾燥密度から算定します。
重要度:A 難易度:★★☆
問8:RI計器を用いた現場密度の測定は、試験孔を掘り、密度が既知の砂を充塡して孔の体積を求める方法である。
解答を見る
正解:×
記述は砂置換法です。RI計器は放射性同位元素を利用して、土の湿潤密度と含水量を測定します(地質・土質調査業務共通仕様書(案)第507条・第510条)。
四肢択一
重要度:A 難易度:★★☆
問9:盛土の締固め管理で、現場で測定した乾燥密度が1.62g/cm³、室内締固め試験による最大乾燥密度が1.80g/cm³であった。締固め度として、正しいものはどれか。
- 85.0%
- 111.1%
- 90.0%
- 95.0%
【第9問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。
締固め度=現場の乾燥密度÷最大乾燥密度×100
=1.62÷1.80×100=90.0%
1:計算値と異なります。
2:分子と分母を逆にした誤りです(1.80÷1.62×100)。
3:正しい。
4:計算値と異なります。
重要度:A 難易度:★★☆
問10:土質試験とその結果の主な利用に関する次の①〜④の記述のうち、適当なものの数はどれか。
①ポータブルコーン貫入試験で求めたコーン指数は、建設機械のトラフィカビリティーの判定に利用される。
②土の圧密試験は、砂質土の透水係数を求めるために行う。
③CBR試験で求めた設計CBRは、舗装の厚さの設計に利用される。
④土の一軸圧縮試験で求めた一軸圧縮強さは、粘性土の強度の設定に利用される。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
【第10問:正解と解説】
正解:3
正解は3(3つ)です。適当なものは①③④です。
①:適当。農道技術書 表-2.2.4。
②:適当でない。圧密試験は粘性土の沈下量・沈下時間の推定に用いる。透水係数は透水試験で求める。
③:適当。
④:適当。
「土木一般(土工・コンクリート・基礎工)」の他の論点
- 法面保護工の種類と目的
- 盛土の施工
- 土量の変化率と土量計算
- 軟弱地盤の改良工法
- コンクリートの材料(セメント・骨材・混和材料)
- コンクリートの配合とフレッシュコンクリートの性質
- コンクリートの運搬・打込み・締固め・打継ぎ
- 各種コンクリート(寒中・暑中・マス・水中ほか)
- コンクリートの養生
- 型枠・支保工・鉄筋の加工と組立て
- 既製杭の施工
- 場所打ち杭の工法
- 土留め工(土留め壁・支保工・掘削底面の安定)
- 直接基礎