重要度:A 論点:説明の相手方
問84:宅建業者Aが売買の媒介を行う場合の重要事項の説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:Aは、売主および買主の双方に対して重要事項の説明をしなければならない。
- B:Aは、買主に対して重要事項の説明をすれば足り、売主に対して説明する必要はない。
- C:Aは、売主に対してのみ重要事項の説明をすれば足りる。
【第84問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:誤り。売主への説明は不要。重説の相手方を「双方」に広げるのは定番のひっかけ。
・B:正しい。重要事項説明の相手方は物件を取得しようとする者(買主・借主)のみ。【試験対策】35条=買主・借主のみ/37条書面=両当事者に交付、という相手方の対比が最頻出。理由(物件を知らない側の判断材料を与える趣旨)とセットで覚えると迷わない。
・C:誤り。売主は物件の内容を知っている立場であり、説明の相手方ではない。相手方の完全な入れ替え。
重要度:A 論点:説明の時期
問85:重要事項の説明の時期に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:重要事項の説明は、契約成立後遅滞なく行えばよい。
- B:重要事項の説明は、契約締結の直前ではなく、必ず契約日の1週間前までに行わなければならない。
- C:重要事項の説明は、契約が成立するまでの間に行わなければならない。
【第85問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:誤り。「契約成立後遅滞なく」は37条書面の交付時期。35条と37条の時期の入れ替えは最頻出のひっかけ。
・B:誤り。「1週間前まで」という期限の定めは存在しない架空の数字。契約成立前であれば時期の具体的な制限はない。
・C:正しい。説明は契約成立前に行う。【試験対策】35条=契約前(判断材料)/37条=契約成立後遅滞なく(合意内容の証拠)。書面の役割から時期を導けるようにしておくと、時期の入れ替え肢は瞬時に切れる。
重要度:A 論点:相手方が宅建業者の場合
問86:買主が宅建業者である場合の重要事項説明に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- A:35条書面の交付は必要だが、宅建士による説明は省略できる。
- B:35条書面の交付も説明も、いずれも省略できる。
- C:35条書面の交付も説明も、いずれも省略できない。
【第86問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正しい。宅建業者間では書面(または承諾を得た電磁的方法)の交付のみで足り、説明は不要。【試験対策】「業者間=交付のみ・説明不要」。交付まで不要とする肢と、業者間でも説明必要とする肢の両方向から出題される。平成29年改正で導入された規律であり、旧法の知識(業者間でも説明必要)は旧法トラップ。
・B:誤り。書面の交付までは省略できない。省略できるのは説明だけである。
・C:誤り。説明は省略できる。改正前の規律を前提とする旧法トラップ型のひっかけ。

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