重要度:A 論点:時効
問95:国民年金の時効に関する記述として、正しいものはどれか。
- A:年金給付を受ける権利は5年、保険料を徴収する権利は2年で時効消滅する。
- B:年金給付を受ける権利も、保険料を徴収する権利も2年で時効消滅する。
- C:年金給付を受ける権利も、保険料を徴収する権利も5年で時効消滅する。
【第95問:正解と解説】
正解:A
【解説】
・A:正しい。給付5年・保険料2年である。【試験対策】健康保険は給付・保険料とも2年であり、この違いが横断論点となる。「医療は2年、年金の給付は5年」を軸に、死亡一時金だけは2年という例外を付け加える。
・B:誤り。給付は5年である(健康保険と混同しないこと)。
・C:誤り。保険料は2年である。
重要度:A 論点:不服申立て
問96:国民年金の不服申立てに関する記述として、正しいものはどれか。
- A:被保険者の資格・給付に関する処分は社会保険審査会に直接審査請求する。
- B:被保険者の資格・給付に関する処分は社会保険審査官に審査請求し、その決定に不服があれば社会保険審査会に再審査請求する。
- C:被保険者の資格・給付に関する処分は厚生労働大臣に審査請求する。
【第96問:正解と解説】
正解:B
【解説】
・A:誤り。社会保険審査会へ直接審査請求するのは、健康保険・厚生年金保険の保険料等に関する処分である。国民年金では、資格・給付に関する処分も保険料等に関する処分も社会保険審査官が第一審となる。
・B:正しい。二審制である(法101条)。【試験対策】国民年金では、被保険者の資格、給付だけでなく、保険料その他の徴収金に関する処分も社会保険審査官への審査請求の対象であり、その決定に不服があれば社会保険審査会へ再審査請求する。これに対し健康保険・厚生年金保険の保険料等の賦課徴収処分は社会保険審査会への直接審査請求となる。労災(労働者災害補償保険審査官)・雇用(雇用保険審査官)・徴収法(行政不服審査法により厚生労働大臣)と対比する。
・C:誤り。厚生労働大臣への審査請求は労働保険徴収法の仕組みである。
重要度:B 論点:年金額改定
問97:マクロ経済スライドに関する記述として、正しいものはどれか。
- A:年金額を毎年一定率で増額する仕組みである。
- B:賃金や物価が下落した場合に、年金額を据え置く仕組みである。
- C:賃金や物価の伸びから、被保険者数の変動と平均余命の伸びを勘案した調整率を差し引いて、年金額の伸びを抑制する仕組みである。
【第97問:正解と解説】
正解:C
【解説】
・A:誤り。増額のための仕組みではない。
・B:誤り。据置きの仕組みではない。
・C:正しい。年金財政の均衡が図られるまでの間、実施される。【試験対策】新規裁定者(67歳以下)は名目手取り賃金変動率、既裁定者(68歳以上)は物価変動率により改定されるのが原則である(令和3年4月から、物価が賃金を上回る場合は既裁定者も賃金変動率による)。

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