中小企業診断士 財務・会計 択一式(初級) 第368問〜第372問|企業価値評価・株式価値

重要度:B 論点:配当性向と内部留保率

問368:配当性向が高くなると、他の条件が同じなら内部留保率はどうなるか。

  • A:変わらない
  • B:上昇する
  • C:低下する
【第368問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:配当性向が変われば内部留保率も変わるため、不変ではない。
・B:配当性向が高いほど内部留保率はむしろ低下する。
・C:正解はCです。内部留保率=1-配当性向なので、配当性向が高いほど内部留保率は低下する。【試験対策】両者は補完関係にある。


重要度:B 論点:ROEと株主資本コストとPBR

問369:ROEが株主資本コストを上回る場合、PBRは一般に1倍を上回りやすいか。

  • A:上回りやすい
  • B:1倍で一定
  • C:下回りやすい
【第369問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正解はAです。上回りやすい。ROEが株主資本コストを上回ると株主の要求以上に価値を生むため、PBRは1倍超になりやすい。【試験対策】ROEと資本コストの大小がPBRの目安。
・B:ROEと資本コストの関係でPBRは変動するため、1倍で一定とは限らない。
・C:ROEが資本コストを上回る場合、PBRは1倍を下回りにくい。


重要度:A 論点:WACC(DCF法の割引率)

問370:DCF法で、将来FCFを現在価値に割り引く際に通常用いる割引率は何か。

  • A:無リスク利子率
  • B:株主資本コストのみ
  • C:WACC
【第370問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:無リスク利子率はリスクを反映しないため、事業FCFの割引率には用いない。
・B:株主資本コストのみでは負債コストを反映せず、企業全体のFCF割引には不適切。
・C:正解はCです。DCF法ではFCFをWACCで割り引く。【試験対策】負債・株主資本のコストを加重平均した率。


重要度:A 論点:継続価値

問371:予測期間終了後も事業が継続すると仮定して見積もる価値を何というか。

  • A:継続価値
  • B:清算価値
  • C:初期投資額
【第371問:正解と解説】

正解:A
【解説】
・A:正解はAです。予測期間後の価値をまとめたのが継続価値である。【試験対策】永久成長モデルで求めることが多い。
・B:清算価値は会社を清算する前提で資産売却価値から負債を引いた価値である。
・C:初期投資額は投資開始時の支出額で、継続価値ではない。


重要度:A 論点:税引後営業利益の計算

問372:営業利益500、税率30%のとき、税引後営業利益(NOPAT)はいくらか。

  • A:150
  • B:650
  • C:350
【第372問:正解と解説】

正解:C
【解説】
・A:150は税額そのもので、税引後利益ではない。
・B:650は(1+税率)を掛けた誤り。
・C:正解はCです。税引後営業利益=営業利益×(1-税率)=500×0.7=350。【試験対策】(1-税率)を掛ける。



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