情報セキュリティマネジメント システム戦略・システム企画・企業活動 一問一答 第11問〜第15問

重要度:A 論点:経営管理のサイクル

問11:経営理念は組織の存在意義を示す最上位の考え方であり、経営戦略はその実現のための中長期の方針、PDCAは計画・実行・評価・改善を繰り返して経営活動を継続的に改善する枠組みである。

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○:理念、戦略、計画という階層と、それを回すPDCAの関係である。組織によっては、使命(ミッション)やビジョン、行動指針など別の呼称や体系で整理される場合もあるため、名称にとらわれず上位の考え方と実行の関係を押さえる。四半期ごとに実績を計画と比べて原因を分析する活動は、PDCAのC(評価)に当たる。


重要度:B 論点:経営における役割分担

問12:一般に、CIOは組織全体の情報戦略や情報システムを統括し、CISOは情報セキュリティに関する方針・体制・リスク対応を統括する役割を担う。

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○:CIOは経営と情報システム部門の橋渡し役として、組織全体の情報戦略や情報化投資を統括する。CISOは情報セキュリティの方針、体制及びリスク対応を統括する。このほか、CDOはChief Digital Officer又はChief Data Officerなど、CPOはChief Privacy Officer又はChief Product Officerなどを意味する場合がある。本問で個人情報保護を統括するCPOはChief Privacy Officerを指す。役割の範囲、名称及び兼務・統合の有無は組織によって異なるため、自組織の職務権限規程や体制で確認する。


重要度:B 論点:企業統治

問13:コーポレートガバナンスとは、経営者が定めた方針に従って従業員が業務を遂行しているかを、経営者自身が管理する仕組みのことである。

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×:これは経営者による内部管理の説明に近い。コーポレートガバナンスは、会社が株主をはじめ、顧客、従業員、取引先、地域社会などの立場を踏まえ、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みである。取締役会による経営陣の監督、独立社外取締役の活用、監査役等による監査、適切な情報開示などがその実効性を支える。経営者は管理する側であると同時に、取締役会などから監督を受ける側でもある。


重要度:C 論点:Society 5.0・データ駆動型社会

問14:Society 5.0は、仮想空間と現実空間を高度に融合させ、経済発展と社会課題の解決を両立する人間中心の社会として提唱されたものであり、データ駆動型社会は、収集したデータの分析結果を意思決定や価値の創出に活用する社会を指す。

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○:IoTで集めたデータをAIで分析し、その結果を製品やサービス、社会インフラの改善へ還元するという流れが想定されている。企業活動においても、勘や経験だけに頼らず、データに基づいて判断するデータ駆動の考え方が求められる。


重要度:B 論点:組織形態

問15:マトリックス組織では、担当者は職能部門と製品別のプロジェクトの双方に属するが、指示を受ける管理者は職能部門の管理者に一本化される。

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×:マトリックス組織は、職能と事業・プロジェクトなど二つの軸を組み合わせ、担当者が双方に責任、報告又は調整関係を持つ組織形態である。職能部門管理者とプロジェクト管理者の権限配分は、弱いマトリックス、バランス型、強いマトリックスなどの形態や組織設計によって異なるため、指示を受ける管理者が常に職能部門だけに一本化されるとは限らない。複数の要求が競合する場合に備え、優先順位と責任を調整する仕組みが必要になる。機能ごとに編成するのが職能別組織、事業単位で利益責任を持たせるのが事業部制組織である。


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