ITパスポート コンピュータシステム システム構成と稼働率 止めない仕組み

システムを「止めない」ための構成と考え方、そして性能・信頼性を数値で評価する方法がこの分野の柱です。なかでも稼働率の計算は、繰り返し確認しておきたい重要な論点です。

代表的なシステム構成

  • クライアントサーバ:要求する側と提供する側の役割分担
  • 仮想化:1台の物理サーバに複数の仮想サーバを集約

信頼性を高める構成

  • デュアルシステム:2系統で同じ処理を行い結果を照合
  • デュプレックスシステム:主系+待機系。故障時に切り替え
  • 冗長化:故障に備えて予備を用意しておくこと全般

安全設計の4つの考え方

考え方 意味
フォールトトレラント 故障しても運転を継続 装置の二重化
フェールセーフ 故障時に安全側へ 信号機の故障時は赤表示
フェールソフト 機能を縮小して継続 一部機能だけで運転
フールプルーフ 誤操作をさせない 蓋を閉めないと動かない洗濯機

「フェール〜」は故障への備え、「フール〜」は人の誤操作への備え、と覚え分けます。

稼働率の計算

稼働率は正常稼働時間の割合です。以下の計算は、各装置が互いに独立して稼働・故障する(共通の原因でまとめて止まることはない)ことを前提とします。直列(全部動いて初めて稼働)は掛け算で低下し、0.9×0.9=0.81。並列(どれか動けばよい)は 1−(1−0.9)×(1−0.9)=0.99 と向上します。また、稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)です。MTBF(平均故障間動作時間)は故障のしにくさ、MTTR(平均修復時間)は修復のしやすさを表し、MTBFが長くMTTRが短いほど稼働率は高くなります。性能指標には、応答が返り始めるまでのレスポンスタイム、単位時間の処理量スループットがあります。処理方式は、ためて一括のバッチ処理と即時のリアルタイム処理に分かれます。

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