基本情報技術者 技術要素 択一式(応用) 第41問〜第45問|ネットワーク

重要度:B 論点:ネットワーク

問41:OSI基本参照モデルにおいて、IPアドレスに基づく経路選択を行い、異なるネットワーク間でのデータ転送を担う層はどれか。

  • A:データリンク層
  • B:ネットワーク層
  • C:トランスポート層
  • D:セッション層
【第41問:正解と解説】

正解:B

・A
データリンク層は、隣接する機器の間での伝送を担い、MACアドレスに基づくフレームの転送を行う層である。

・B
正解。ネットワーク層はIPアドレスに基づいて経路選択(ルーティング)を行い、複数のネットワークをまたぐデータ転送を実現する。

・C
トランスポート層は、ポート番号によるアプリケーションの識別や、通信の信頼性の確保を担う層である。

・D
セッション層は、通信の開始から終了までの対話の管理を担う層である。


重要度:B 論点:ネットワーク

問42:LANを構成する機器のうち、データリンク層で動作し、接続された機器のMACアドレスを学習して、宛先の機器がつながるポートだけへフレームを転送するものはどれか。

  • A:リピータハブ
  • B:ルータ
  • C:スイッチングハブ
  • D:ゲートウェイ
【第42問:正解と解説】

正解:C

・A
リピータハブは物理層で動作し、受信した信号を全てのポートへそのまま中継する。

・B
ルータはネットワーク層で動作し、IPアドレスに基づいて異なるネットワーク間の経路選択を行う。

・C
正解。スイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)は、機器のMACアドレスをポートごとに学習し、宛先の機器が接続されたポートだけへフレームを転送することで、不要な通信を減らす。

・D
ゲートウェイは、プロトコル体系が異なるネットワーク同士を相互に接続するための機能や機器を指す。


重要度:A 論点:ネットワーク

問43:TCPと比較したときのUDPの特徴として、適切なものはどれか。

  • A:応答確認や再送制御を行わず処理が軽く、音声や映像のリアルタイム配信に適する
  • B:通信の開始前にコネクションを確立するため、データの到達と順序が保証される
  • C:受信側の処理能力に応じて送信するデータ量を調整するフロー制御の機能を備えている
  • D:分割して送ったデータの欠落を検出し、欠落した部分だけを自動的に再送する
【第43問:正解と解説】

正解:A

・A
正解。UDPはコネクションの確立や応答確認・再送制御を行わないため処理が軽く、多少の欠落よりも即時性が重要な音声・映像の配信やDNSの問合せなどに適する。

・B
コネクションを確立して到達や順序を保証するのはTCPの特徴である。

・C
フロー制御はTCPが備える機能であり、UDPは行わない。

・D
欠落の検出と再送はTCPの機能であり、UDPでは必要に応じてアプリケーション側で対処する。


重要度:C 論点:ネットワーク

問44:通信相手のIPv4アドレスは分かっているが、同一LAN内でイーサネットのフレームを送るために必要な相手のMACアドレスが分からない。このときMACアドレスを取得するために用いるプロトコルはどれか。

  • A:DHCP
  • B:DNS
  • C:ICMP
  • D:ARP
【第44問:正解と解説】

正解:D

・A
DHCPは、IPアドレスなどのネットワーク設定情報を機器へ自動的に割り当てるプロトコルである。

・B
DNSは、ドメイン名とIPアドレスを対応付ける名前解決の仕組みである。

・C
ICMPは、通信の到達可否の確認やエラーの通知に用いるプロトコルであり、pingコマンドなどで利用される。

・D
正解。ARPは、IPv4アドレスを指定して同一ネットワーク内へ問い合わせ、対応する機器のMACアドレスを取得するプロトコルである。IPv6では、同様の解決にICMPv6を用いる近隣探索が利用される。


重要度:B 論点:ネットワーク

問45:社内のPCがWebサイトのドメイン名からIPアドレスを得るときの、DNSによる名前解決の動作として適切なものはどれか。

  • A:PCが世界中の権威DNSサーバへ、ルートから順番に自分で直接問い合わせて回答を得る
  • B:キャッシュDNSサーバは問合せの結果を保存せず、同じ問合せでも毎回すべて調べ直す
  • C:キャッシュDNSサーバが問合せを受け、必要に応じて権威DNSサーバをたどって回答する
  • D:全世界の全てのドメイン名の情報を、1台の権威DNSサーバが保持して回答を返す
【第45問:正解と解説】

正解:C

・A
PCが世界中の権威サーバへ直接問い合わせるのではなく、通常は組織やプロバイダのキャッシュDNSサーバに名前解決を依頼する。

・B
キャッシュDNSサーバは得られた結果を一定期間保存し、同じ問合せには保存した結果を返すことで負荷と応答時間を減らす。

・C
正解。PCからの問合せを受けたキャッシュDNSサーバが、ルートから順に権威DNSサーバをたどって名前解決を行い、得られた結果をPCへ返す。

・D
ドメイン名の情報は階層的に分散して管理されており、1台のサーバが全てを保持しているわけではない。


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