基本情報技術者 技術要素 択一式(応用) 第36問〜第40問|セキュリティ

重要度:C 論点:セキュリティ

問36:Webアプリケーションのファイル名を指定するパラメータに「../」などの文字列を混入させ、公開を意図していないサーバ上のファイルへ不正にアクセスする攻撃はどれか。

  • A:ディレクトリトラバーサル
  • B:OSコマンドインジェクション
  • C:ポートスキャン
  • D:ゼロデイ攻撃
【第36問:正解と解説】

正解:A

・A
正解。ディレクトリトラバーサルは、パスの指定を悪用して想定外のディレクトリをたどり、公開を意図していないファイルへ不正にアクセスする攻撃である。

・B
OSコマンドインジェクションは、入力値を悪用してサーバのOSのコマンドを不正に実行させる攻撃である。

・C
ポートスキャンは、稼働しているサービスや開いているポートを調べる、攻撃の準備行為である。

・D
ゼロデイ攻撃は、修正プログラムが提供される前の脆弱性を悪用する攻撃の総称である。


重要度:B 論点:セキュリティ

問37:パスワードの総当たり攻撃による不正ログインへの対策として、最も適切なものはどれか。

  • A:通信経路をTLSで暗号化して、パスワードの盗聴を防止する
  • B:パスワードを平文ではなくハッシュ値の形でサーバに保管する
  • C:一定回数連続して認証に失敗したアカウントを一時的にロックする
  • D:利用者IDをメールアドレスとは別の推測されにくい文字列にする
【第37問:正解と解説】

正解:C

・A
通信の盗聴への対策であり、ログインの試行を繰り返す総当たり攻撃を止めることはできない。

・B
サーバからパスワード情報が漏えいした場合の被害を抑える対策であり、ログインの試行そのものは防げない。

・C
正解。連続失敗時のアカウントロックは試行できる回数を制限するため、膨大な回数の試行を前提とする総当たり攻撃への直接の対策になる。

・D
IDの推測をやや困難にする効果はあるが、パスワードを全数試行する攻撃への対策としては不十分である。


重要度:C 論点:セキュリティ

問38:感染したコンピュータを攻撃者が遠隔から操り、C&Cサーバからの指令によって迷惑メールの送信やDDoS攻撃などに悪用するマルウェアはどれか。

  • A:ランサムウェア
  • B:ボット
  • C:キーロガー
  • D:ワーム
【第38問:正解と解説】

正解:B

・A
ランサムウェアは、データを暗号化するなどして利用できない状態にし、復旧と引換えに金銭を要求するマルウェアである。

・B
正解。ボットは感染したコンピュータを攻撃者の指令どおりに動作させるマルウェアであり、C&Cサーバから多数のボットへ指令を送る仕組みはボットネットと呼ばれる。

・C
キーロガーは、キーボードの入力内容を記録して、認証情報などを窃取するマルウェアである。

・D
ワームは、ネットワークを介して自律的に自己複製しながら感染を広げるマルウェアである。


重要度:B 論点:セキュリティ

問39:ネットワーク型IDSと比較したときの、ネットワーク型IPSの特徴として適切なものはどれか。

  • A:不正と判断した通信を検知するだけでなく、その通信を遮断できる
  • B:通信を監視する代わりに、サーバ上のファイルの改ざんを検査する
  • C:暗号化された通信であっても、復号せずに内容をすべて解析できる
  • D:導入すればファイアウォールを設置する必要がなくなる
【第39問:正解と解説】

正解:A

・A
正解。IPSは通信経路上に設置され、不正と判断した通信を検知するだけでなく、その場で遮断までできる点がIDSとの主な違いである。

・B
サーバ上のファイルの改ざん検査は、ホスト型の監視の説明であり、ネットワーク型IPSの特徴ではない。

・C
暗号化された通信は、復号する仕組みがなければIPSでも内容を解析することはできない。

・D
IPSとファイアウォールは検査する観点が異なるため、併用して多層防御を構成するのが一般的である。


重要度:A 論点:セキュリティ

問40:インターネットへ公開するWebサーバの設置場所として、最も適切なものはどれか。

  • A:インターネットから直接アクセスできる、ファイアウォールの外側
  • B:社内の利用者が業務で使用する内部ネットワークの中
  • C:インターネットとの接続を持たない、完全に隔離されたネットワークの中
  • D:ファイアウォールでインターネットからも内部からも隔てられたDMZ
【第40問:正解と解説】

正解:D

・A
ファイアウォールによる保護を受けられず、攻撃に直接さらされるため適切でない。

・B
公開サーバが攻撃によって侵害された場合に、内部ネットワークまで被害が及ぶおそれがあるため適切でない。

・C
インターネットから接続できなければ、公開サーバとしての役割を果たせない。

・D
正解。DMZに設置すれば、インターネットへの公開を可能にしつつ、万一サーバが侵害されても内部ネットワークへの被害の波及を抑えられる。


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