問1
継続記録法と棚卸計算法の違いとして正しいものを1つ選びなさい。
A. 継続記録法では期末に実地棚卸を行わないが、棚卸計算法では行う
B. 継続記録法は受入れと払出しのつど記録して払出しの記録から消費量を把握し、棚卸計算法は払出しを記録せず「期首+受入-期末実地数量」で消費量を求める
C. 継続記録法は払出しを記録せず、棚卸計算法は受入れと払出しのつど記録する
D. どちらも払出しのつど記録する方法であり、期末の手続だけが異なる
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解答・解説
正答: B
正答理由:継続記録法は受入れと払出しのつど帳簿に記録するため、払出しの記録から消費量を直接把握できます。棚卸計算法は払出しを記録せず、期末に実地棚卸を行って 期首+受入-期末実地数量 で消費量を求めます。払出しを記録するかどうかが両者の違いです。
誤答理由
- A:継続記録法でも期末に実地棚卸を行います。帳簿数量と実地数量を比べて差を把握するために必要だからです。実地棚卸の有無が違いではありません。
- C:2つの説明が入れ替わっています。払出しを記録するのが継続記録法です。
- D:棚卸計算法では払出しを記録しません。この点が期末の手続以前の違いです。
問2
継続記録法を採用している場合の、消費量と棚卸減耗数量の関係として正しいものを1つ選びなさい。
A. 棚卸減耗数量を払出数量に加えたものが消費量である
B. 消費量と棚卸減耗数量は同じものを指す言葉である
C. 棚卸減耗数量は把握できないため、すべてを消費量として扱う
D. 払出しの記録から消費量を把握し、帳簿期末数量と実地期末数量の差を棚卸減耗数量として区別する
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解答・解説
正答: D
正答理由:継続記録法では払出しを記録するため、その記録から消費量が分かります。また払出しを差し引いた帳簿期末数量が求まるので、これを実地棚卸の数量と比べれば差が把握できます。
帳簿期末数量 - 実地期末数量 = 棚卸減耗数量
消費量と棚卸減耗数量は別のものとして区別します。
誤答理由
- A:棚卸減耗数量を払出数量に加えると、減った分を二重に数えることになります。減耗は消費とは別に把握します。
- B:同じものではありません。消費は製造のために使った分、減耗は帳簿と実際が合わない分です。
- C:継続記録法では帳簿期末数量が分かるため、実地数量と比べて減耗を把握できます。把握できないのは棚卸計算法の場合です。
問3
先入先出法の考え方として正しいものを1つ選びなさい。
A. 先に受け入れたものから順に払い出したと考え、古い単価の分から順に消費額を計算する
B. 後に受け入れたものから順に払い出したと考え、新しい単価の分から順に消費額を計算する
C. 受け入れたものを平均した単価で払い出したと考える
D. あらかじめ決めた価格で払い出したと考える
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解答・解説
正答: A
正答理由:先入先出法は、先に受け入れたものから順に払い出したと仮定する方法です。古い単価の層から順に消費額を計算し、その層を使い切ったら次の層へ移ります。期末有高は、払出し後に残った層で構成されます。
誤答理由
- B:後に受け入れたものから払い出すという仮定は、先入先出法とは逆です。
- C:平均した単価によるのは平均法です。先入先出法では層ごとの単価をそのまま用います。
- D:あらかじめ決めた価格によるのは予定価格を用いる方法です。先入先出法は実際の受入単価を用います。
問4
一定期間の受入れをまとめて平均する平均法について、平均単価の求め方として正しいものを1つ選びなさい。
A. 期間中の受入金額 ÷ 期間中の受入数量
B. (期首の金額 + 期間中の受入金額)÷ 期間中の受入数量
C. (期首の金額 + 期間中の受入金額)÷(期首の数量 + 期間中の受入数量)
D. 期首の金額 ÷ 期首の数量
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解答・解説
正答: C
正答理由:平均単価は、金額の合計を数量の合計で割って求めます。期首に残っていた分も平均の対象に含めるため、分子は期首の金額と期間中の受入金額の合計、分母は期首の数量と期間中の受入数量の合計です。
平均単価 = (期首の金額 + 期間中の受入金額)÷(期首の数量 + 期間中の受入数量)
誤答理由
- A:期首の分が分子・分母のどちらからも抜けています。期首に残っていた材料も払出しの対象です。
- B:分子には期首の金額を含めながら、分母には期首の数量を含めていません。分子と分母の対象がそろっていないため、単価として意味をなしません。
- D:期首の分だけの単価であり、期間中に受け入れた分が反映されていません。
問5
材料の消費額を予定価格で記帳する目的と消費額の求め方として正しいものを1つ選びなさい。
A. 実際の単価が確定するまで消費額を記帳せず、期末にまとめて計算するためであり、消費額は実際価格×消費量で求める
B. 実際の単価が確定する前でも一定の予定価格で記帳し、実際価格との差を材料消費価格差異として区分するためであり、消費額は予定価格×消費量で求める
C. 消費量の把握を省略するためであり、消費額は予定価格×受入数量で求める
D. 棚卸減耗を計算しなくてよくするためであり、消費額は予定価格×実地数量で求める
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解答・解説
正答: B
正答理由:予定価格を用いると、実際の単価が確定する前でも一定の価格で消費額を記帳し、実際価格との差を材料消費価格差異として区分できます。消費額は次の式で求めます。
消費額 = 予定価格 × 消費量
誤答理由
- A:予定価格を用いる目的は、記帳を先送りすることではなく待たずに記帳できるようにすることです。また消費額は予定価格で計算します。
- C:消費量の把握は予定価格を用いる場合でも必要です。また掛けるのは消費量であって受入数量ではありません。
- D:棚卸減耗の計算は予定価格の採用とは別の手続です。また掛けるのは消費量であって実地数量ではありません。