有形固定資産の売却・買換え・除却・廃棄

学習のポイント

① 売却

売却するときは、まず売却時点の帳簿価額を求めます。

売却時点帳簿価額 = 取得原価 - 期首減価償却累計額 - 当期減価償却額

売却損益 = 売却価額 - 売却時点帳簿価額

正の差額は固定資産売却益、負の差額は固定資産売却損です。

② 期中売却

期中に売却する場合は、問題文で売却日までの減価償却が必要とされていれば、先にその期間の減価償却を計上します。

年額120,000円、当期使用6か月なら、

120,000 × 6 ÷ 12 = 60,000円

です。

③ 買換え

買換えは、

  1. 旧資産の売却
  2. 新資産の取得

に分けます。

下取価額は旧資産の売却価額です。新資産は問題文で示された現金正価で取得します。

④ 除却

除却した資産に処分価値が残る場合、その見積処分価額を貯蔵品へ振り替えます。

固定資産除却損 = 除却時帳簿価額 - 見積処分価額 + 廃棄費用

⑤ 廃棄

処分価値が0円なら、

固定資産除却損 = 廃棄時帳簿価額 + 廃棄費用

です。

この教材では、除却・廃棄の標準解答に固定資産除却損を使います。

⑥ 2027年度の位置づけ

2027年度から、除却・廃棄の基本的な内容は3級にも加わります。

2級では、月割償却、貯蔵品評価、買換えとの複合などを組み合わせて処理します。

⑦ 処理順序

  1. 取得原価を確認する
  2. 期首累計額を確認する
  3. 処分日までの減価償却を行う
  4. 処分時点帳簿価額を求める
  5. 売却・除却・廃棄の種類に応じて差額処理する

⑧ 試験形式への接続

この論点は第1問の仕訳形式につながります。


タイトルとURLをコピーしました