重要度:A 論点:土地・建物
問9:土地に関する次の記述のうち、適当なものはいくつあるか。
ア 等高線の間隔が密な場所は、傾斜が急である。
イ 埋立地は、一般に海面より低く、干拓地よりも宅地として不利である。
ウ 山麓の緩やかな斜面は、土石流の堆積や地すべりでできた地形である場合があり、宅地とする際は成因の確認が必要である。
エ 台地上の浅い谷(凹地)は、豪雨時にも浸水のおそれがなく、台地上で最も宅地に適した部位である。
- A:一つ
- B:二つ
- C:三つ
- D:四つ
【第9問:正解と解説】
正解:B
・A
【選択肢解説】適当なものは二つであるため、「一つ」は誤り。
・B
【論点】地形図の読み方と地形の成因判定の総合。【考え方】等高線の密度と傾斜の関係、埋立地と干拓地の一般的な水害リスク、緩斜面の成因確認の必要性、台地上の凹地の水はけを個別に検証する。【選択肢解説】ア:適当。等高線が密=傾斜が急、疎=緩やか。イ:不適当。海面・湖面より低いことが多いのは干拓地であり、一般に水害面では干拓地の方が不利である。もっとも、埋立地も地盤高や地下水位等によって浸水・液状化の危険がある。ウ:適当。見た目の傾斜だけでなく、土石流堆積地・地すべり跡地等の成因を確認する必要がある。エ:不適当。台地上の浅い谷は雨水が集まりやすく、豪雨時に浸水するおそれがある。以上により適当なものはア・ウの二つ。
・C
【選択肢解説】「三つ」は誤り。
・D
【選択肢解説】「四つ」も誤り。
重要度:A 論点:土地・建物
問10:建築物の構造・材料に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- A:木材の強度は、含水率が大きいほど大きくなる。
- B:鋼材は不燃材料であるため、鉄骨造の建築物は耐火被覆を施さなくても耐火構造となる。
- C:コンクリートの引張強度は、圧縮強度とほぼ等しい。
- D:鉄筋とコンクリートは熱膨張率がほぼ等しく、コンクリートのアルカリ性が鉄筋の錆を防ぐため、両者を組み合わせて用いるのに適している。
【第10問:正解と解説】
正解:D
・A
【選択肢解説】誤り。木材の強度は、繊維飽和点(一般に含水率約30%)以下では、通常、含水率が低下するほど大きくなる。繊維飽和点以上では含水率が変化しても強度はおおむね一定であり、全含水率域で単純な反比例関係になるわけではない。
・B
【選択肢解説】誤り。鋼材は不燃だが高温で強度が急激に低下するため、耐火構造とするには耐火被覆が必要。「不燃=耐火」のすり替え。
・C
【選択肢解説】誤り。コンクリートの引張強度は圧縮強度の10分の1程度と著しく小さい。だからこそ引張側に鉄筋を配置する。
・D
【論点】鉄筋コンクリート造における鉄筋とコンクリートの相性。【考え方】RC造が成立する理由は「①熱膨張率がほぼ等しい」「②アルカリ性による防錆」「③圧縮(コンクリート)と引張(鉄筋)の分担」の3点セットであり、このいずれかを逆にした肢が繰り返し出題される。【選択肢解説】①②を正しく述べており、最も適当。

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