重要度:A 論点:土地・建物
問7:土地の宅地としての適否に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
- A:低地の中でも、自然堤防は排水がよく、後背湿地に比べて宅地として適している。
- B:旧河道は、地盤が固く安定しているため、宅地として適している。
- C:干拓地は、埋立地に比べて、宅地として適している。
- D:台地の縁辺部は、台地の中央部に比べて、宅地として適している。
【第7問:正解と解説】
正解:A
・A
【論点】低地内部の相対的な宅地適性(自然堤防と後背湿地)。【考え方】土地問題は「高くて・古くて・締まった地盤は強い」という大原則に加え、同じ低地の中での相対比較(自然堤防=微高地・砂質・排水良好/後背湿地=粘土質・軟弱)が問われる。【選択肢解説】自然堤防は後背湿地より宅地に適しており、正しい。
・B
【選択肢解説】誤り。旧河道は軟弱地盤で、液状化・地盤沈下・洪水時の再冠水のリスクが高い。
・C
【選択肢解説】誤り。一般に水害面では、海面・湖面より低いことが多い干拓地の方が不利である。ただし、埋立地も地盤高、地盤材料、地下水位等によって、高潮による浸水、地盤沈下、液状化の危険がある。すべての災害について一律に埋立地の方が安全とはいえない。
・D
【選択肢解説】誤り。縁辺部は集中豪雨時の崖崩れの危険があり、中央部より不利。
重要度:A 論点:土地・建物
問8:土地に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- A:地震時の液状化は、地下水位が高く、緩く堆積した砂質地盤で発生しやすい。
- B:切土と盛土にまたがる造成地では、地盤の強度が異なるため、不同沈下が生じやすい。
- C:過去に地すべりを起こした地形は、一見なだらかな斜面であっても、再び地すべりを起こす危険がある。
- D:扇状地の谷の出口(扇頂部)付近は、土石流の危険がないため、宅地として最も安全である。
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
【選択肢解説】適当(=正解肢ではない)。液状化の3条件は「砂質・緩い堆積・地下水位が高い」。
・B
【選択肢解説】適当(=正解肢ではない)。切盛境界の不同沈下は造成地の代表的リスク。
・C
【選択肢解説】適当(=正解肢ではない)。地すべり跡地(滑落崖・凹地・押出しの馬蹄形地形)は再発リスクが高い。
・D
【論点】扇状地の扇頂部の危険性。【考え方】扇状地は全体としては砂礫質で地盤が比較的良好だが、谷の出口(扇頂部)は集中豪雨時に土石流が流下・堆積する通り道であり、最も危険な部位である。「地形の部位ごとの危険性」を問う近年の出題傾向の典型。【選択肢解説】扇頂部は土石流の危険が大きく、「危険がないため最も安全」とする本記述が最も不適当であり正解肢。

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