共通前提:各社の決算日は3月31日である。
共通語群(各問、この中から最も適当な勘定科目を選ぶこと)
損益 / 繰越利益剰余金 / 資本金 / 利益準備金 / 普通預金 / 当座預金
重要度:A/難易度:初級 論点:当期純利益の振替(基本形)
問1(初級)
×2年3月31日 青森商事株式会社は決算にあたり、当期純利益 ¥1,200,000 を損益勘定から繰越利益剰余金勘定へ振り替えた。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 損益 | 1,200,000 | 繰越利益剰余金 | 1,200,000 |
解説
- 取引の読み取り:損益勘定で確定した当期純利益を、繰越利益剰余金勘定へ振り替える決算振替。
- 勘定科目の決定:損益勘定を締め切るため損益/振替先は繰越利益剰余金。
- 借方の理由:損益勘定の貸方残高を消すため、損益が借方。
- 貸方の理由:当期純利益は純資産の増加要因であり、繰越利益剰余金が増加するから貸方。
- 間違いやすい科目:資本金。資本金は株主からの出資に基づく純資産であり、当期純利益の振替先ではありません。
- 使用科目:損益/繰越利益剰余金
重要度:A/難易度:初級 論点:当期純損失の振替(基本形)
問2(初級)
×2年3月31日 弘前物産株式会社は決算にあたり、当期純損失 ¥400,000 を損益勘定から繰越利益剰余金勘定へ振り替えた。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 繰越利益剰余金 | 400,000 | 損益 | 400,000 |
解説
- 取引の読み取り:損益勘定で確定した当期純損失を、繰越利益剰余金勘定へ振り替える決算振替。
- 借方の理由:当期純損失が生じると繰越利益剰余金が減少するため借方。
- 貸方の理由:損益勘定の借方残高を消すため貸方。
- 間違いやすい科目:純利益のときと同じ向きで書いてしまう誤り。純損失では借方・貸方が逆になります。
- 使用科目:繰越利益剰余金/損益
重要度:A/難易度:初級 論点:損益勘定の残高から純損益を判定する
問3(初級)
×2年3月31日 八戸産業株式会社は決算にあたり、損益勘定の貸方残高 ¥850,000 を繰越利益剰余金勘定へ振り替えた。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 損益 | 850,000 | 繰越利益剰余金 | 850,000 |
解説
- 取引の読み取り:損益勘定が貸方残高=収益が費用を上回っている=当期純利益が出ている。
- 勘定科目の決定:貸方残高を消すには借方に記入するので、損益が借方。
- 間違いやすい科目:「貸方残高」という言葉に引きずられて損益を貸方に書く誤り。残高を消す側に記入します。
- 使用科目:損益/繰越利益剰余金
重要度:A/難易度:標準 論点:純利益の算定と振替
問4(標準)
×2年3月31日 三沢商会株式会社は決算をむかえた。当期の収益総額は ¥8,500,000、費用総額は ¥7,300,000 であった。当期純損益を損益勘定から繰越利益剰余金勘定へ振り替えなさい。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 損益 | 1,200,000 | 繰越利益剰余金 | 1,200,000 |
解説
- 金額の計算:8,500,000 − 7,300,000 = ¥1,200,000(収益 > 費用なので当期純利益)
- 借方の理由:純利益なので損益が借方。
- 貸方の理由:繰越利益剰余金の増加。
- 間違いやすい科目:収益総額 ¥8,500,000 をそのまま振り替える誤り。振り替えるのは差額です。
- 使用科目:損益/繰越利益剰余金
重要度:A/難易度:標準 論点:純損失の算定と振替
問5(標準)
×2年3月31日 黒石商店株式会社は決算をむかえた。当期の収益総額は ¥6,000,000、費用総額は ¥6,400,000 であった。当期純損益を損益勘定から繰越利益剰余金勘定へ振り替えなさい。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 繰越利益剰余金 | 400,000 | 損益 | 400,000 |
解説
- 金額の計算:6,400,000 − 6,000,000 = ¥400,000(費用 > 収益なので当期純損失)
- 借方の理由:純損失なので繰越利益剰余金が減少し借方。
- 間違いやすい科目:純利益と同じ向きで書く誤り。まず収益と費用のどちらが大きいかを確認してから向きを決めます。
- 使用科目:繰越利益剰余金/損益
重要度:A/難易度:標準 論点:前期繰越がある場合の振替(仕訳額と残高の区別)
問6(標準)
×2年3月31日 五所川原商会株式会社は決算にあたり、当期純利益 ¥600,000 を振り替えた。なお、繰越利益剰余金勘定には前期繰越 ¥1,800,000 がある。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 損益 | 600,000 | 繰越利益剰余金 | 600,000 |
参考 振替後の繰越利益剰余金勘定の残高 ¥2,400,000
解説
- 取引の読み取り:前期繰越があっても、振り替えるのは当期分だけ。
- 金額の計算:仕訳金額は当期純利益の ¥600,000。振替後の残高は 1,800,000 + 600,000 = ¥2,400,000。
- 間違いやすい科目:前期繰越を加えた ¥2,400,000 で仕訳してしまう誤り。仕訳に載るのは当期の動きだけで、残高は結果として積み上がります。
- 使用科目:損益/繰越利益剰余金
重要度:A/難易度:標準 論点:損益勘定の借方残高からの振替
問7(標準)
×2年3月31日 大鰐物産株式会社は決算にあたり、損益勘定の借方残高 ¥250,000 を繰越利益剰余金勘定へ振り替えた。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 繰越利益剰余金 | 250,000 | 損益 | 250,000 |
解説
- 取引の読み取り:損益勘定が借方残高=費用が収益を上回っている=当期純損失が出ている。
- 勘定科目の決定:借方残高を消すには貸方に記入するので、損益が貸方。繰越利益剰余金は減少するため借方。
- 間違いやすい科目:問3(貸方残高)と混同する誤り。残高がどちら側にあるかで純損益が決まり、仕訳の向きも決まります。
- 使用科目:繰越利益剰余金/損益

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