共通前提:いずれも期中の取引である。決算整理は行わない。
共通語群(各問、この中から勘定科目を選ぶこと)
広告宣伝費 / 支払手数料 / 支払家賃 / 支払地代 / 旅費交通費 / 通信費 / 消耗品費 / 水道光熱費 / 買掛金 / 仮払金 / 支払利息 / 備品 / 現金 / 普通預金
注意:まず「何のための支出か」を読んで借方の費用科目を決め、そのあとで支払方法から貸方を決めてください。
重要度:A/難易度:初級 論点:費用科目と支払方法の分離(基本形)
問1(初級)
新聞広告の掲載料 ¥64,000 を普通預金口座から支払った。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 広告宣伝費 | 64,000 | 普通預金 | 64,000 |
検算:借方 64,000 = 貸方 64,000 ✓
解説
- 手順①(目的):新聞広告は、商品や会社を宣伝するための支出です → 広告宣伝費(費用の発生・借方)。
- 手順②(方法):普通預金口座から支払ったので、貸方は普通預金(資産の減少)。
- ポイント:目的と方法を分けて考える、というこの単元の型がそのまま出ています。「支払った」という言葉だけで科目を決めないでください。
- 使用科目:広告宣伝費/普通預金
重要度:A/難易度:初級 論点:支払家賃と支払地代の区別
問2(初級)
当月分の店舗家賃 ¥135,000 と、駐車場として借りている土地の地代 ¥52,000 を、普通預金口座からまとめて支払った。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 支払家賃 | 135,000 | 普通預金 | 187,000 |
| 支払地代 | 52,000 |
検算:借方 135,000 + 52,000 = 187,000 = 貸方 187,000 ✓
解説
- 着眼点:どちらも「賃借料」ですが、借りた対象が違います。
- 手順①:店舗は建物 → 支払家賃。
- 手順②:駐車場用地は土地 → 支払地代。
- 手順③:まとめて支払っているので、貸方は合計額で1行。
- 注意したい誤り:両方を支払家賃、または両方を支払地代にまとめてしまうこと。建物か土地かを必ず確認してください。
- 使用科目:支払家賃/支払地代/普通預金
重要度:A/難易度:初級 論点:旅費交通費の基本仕訳
問3(初級)
従業員が立て替えていた業務上の出張時の電車代 ¥24,000 を、現金で精算した。金額は確定している。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 旅費交通費 | 24,000 | 現金 | 24,000 |
検算:借方 24,000 = 貸方 24,000 ✓
解説
- 着眼点:業務上の出張交通費で、金額が確定しています。
- 手順①(目的):確定した出張時の電車代 → 旅費交通費(費用の発生・借方)。
- 手順②(方法):現金で精算した → 現金(資産の減少・貸方)。
- 境界:出張前に概算額を渡して仮払金とし、後で差額を精算する処理は C05-T08「仮払金・仮受金」で扱います。
- 使用科目:旅費交通費/現金
重要度:A/難易度:標準 論点:複数の費用の分解
問4(標準)
広告チラシの印刷代 ¥42,000、当月分の電話料金 ¥17,000、事務用文房具代 ¥6,000 を、普通預金口座からまとめて支払った。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 広告宣伝費 | 42,000 | 普通預金 | 65,000 |
| 通信費 | 17,000 | ||
| 消耗品費 | 6,000 |
検算:借方 42,000 + 17,000 + 6,000 = 65,000 = 貸方 65,000 ✓
解説
- 着眼点:まとめて支払っていても、明細ごとに目的が違えば科目も分かれます。
- 手順①:チラシ印刷代 → 宣伝のため → 広告宣伝費。
- 手順②:電話料金 → 通信のため → 通信費。
- 手順③:文房具代 → 少額ですぐ使い切る物品 → 消耗品費。
- 手順④:貸方は合計額 ¥65,000 で1行。
- 注意したい誤り:まとめ払いだからといって、借方も1科目にしてしまうこと。目的が違えば分解します。
- 使用科目:広告宣伝費/通信費/消耗品費/普通預金
重要度:A/難易度:標準 論点:同一費用科目への集約
問5(標準)
事務所の水道料金 ¥11,000、ガス料金 ¥14,000、電気料金 ¥26,000 を、普通預金口座から一括して支払った。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 水道光熱費 | 51,000 | 普通預金 | 51,000 |
検算:11,000 + 14,000 + 26,000 = 51,000/借方 51,000 = 貸方 51,000 ✓
解説
- 着眼点:問4と対になる問題です。明細は3つありますが、水道・ガス・電気はいずれも水道光熱費です。
- 手順①:3つの明細の目的を確認する → すべて水道光熱費。
- 手順②:同じ科目なので合計して1行にまとめる。
- ポイント:明細の数と勘定科目の数は、同じとは限りません。 目的が違えば分解(問4)、同じなら集約(本問)です。
- 注意したい誤り:明細が3つあるからといって、借方を3行に分けてしまうこと。同じ科目を3行並べる必要はありません。
- 使用科目:水道光熱費/普通預金
重要度:A/難易度:標準 論点:債務の支払いと手数料の切り分け
問6(標準)
買掛金 ¥30,000 を普通預金口座から振り込んで支払った。なお、振込手数料 ¥200 は当社負担であり、同じ普通預金口座から別途差し引かれた。
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正解
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 30,000 | 普通預金 | 30,200 |
| 支払手数料 | 200 |
検算:借方 30,000 + 200 = 30,200 = 貸方 30,200 ✓
解説
- 着眼点:これまでの問題と違い、借方に費用(支払手数料)だけでなく負債の減少(買掛金)が並びます。
- 手順①:買掛金 ¥30,000 は仕入先に対する債務の減少(借方)。
- 手順②:振込手数料 ¥200 は銀行のサービスに対する費用の発生(借方)。
- 手順③:口座からは合計 ¥30,200 が出ていく(貸方)。
- 3つの金額の違い:
| 金額 | 意味 |
|---|---|
| 30,000円 | 買掛金(債務)の減少額 |
| 200円 | 支払手数料(費用)の発生額 |
| 30,200円 | 普通預金の減少額 |
- 注意したい誤り:買掛金を ¥30,200 としてしまうこと。仕入先に対する債務は、もともと ¥30,000 しかありません。手数料は銀行が受け取るお金であり、仕入先への債務の一部ではありません。
- 注意したい科目:支払利息。手数料はサービスの対価、利息は資金を借りたことに対する対価です。
- 使用科目:買掛金/支払手数料/普通預金

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