貸倒れと貸倒損失 一問一答 第1問〜第5問


重要度:A 論点:貸倒れの意味

問1(○×)

貸倒れとは、得意先の倒産などによって、売掛金や電子記録債権などの債権が回収できなくなることをいう。

解答を見る

正解:○

解説 貸倒れは「あとでお金をもらえる権利」が回収不能になることです。回収の見込みがなくなった債権は、帳簿から取り除く処理が必要になります。 なお、支払いが遅れているだけ得意先の経営状態が心配なだけでは貸倒れにはなりません。回収不能が確定したかどうかで判断します。


重要度:A 論点:貸倒損失と貸倒引当金繰入の使い分け

問2(二択)

当期に発生した売掛金が、当期中に得意先の倒産により貸し倒れた。このとき借方に記入する勘定科目はどちらか。

A:貸倒損失 B:貸倒引当金繰入

解答を見る

正解:A(貸倒損失)

解説 実際に貸倒れが起こったときに使うのが貸倒損失です。費用なので借方に記入します。 Bが誤りやすい理由:貸倒引当金繰入は、決算で将来の貸倒れを見積もったときに使う科目だからです。名前が似ているため語群に両方が並ぶと迷いますが、「実際か、見積りか」が使い分けの軸になります。


重要度:A 論点:債権の消滅(仕訳の貸方側)

問3(○×)

売掛金が貸し倒れたときは、借方に貸倒損失を計上すればよく、売掛金はそのまま資産として帳簿に残しておく。

解答を見る

正解:×

解説 回収不能となった売掛金を資産として残すと、実態より資産を多く表示することになります。貸方に売掛金を記入して減らすところまでが貸倒れの処理です。当期発生債権を貸倒損失で処理する基本形では、費用計上と債権の減少を同時に記録します。


重要度:A 論点:電子記録債権の貸倒れ

問4(○×)

電子記録債権が回収不能となった場合も、売掛金の場合と同様に、貸倒損失を使って処理する。

解答を見る

正解:○

解説 貸倒れの処理は債権の種類が変わっても考え方は同じで、借方は貸倒損失、貸方は消える債権(この場合は電子記録債権)になります。 なお、電子記録債権は売掛金からすでに振り替えられた別の債権です。貸方を売掛金にすると、存在しない残高を減らすことになります。


重要度:B 論点:貸倒損失の5要素上の分類

問5(語句選択)

回収不能となった債権の損失を処理する「貸倒損失」は、5要素のうちどれに分類されるか。次の中から選びなさい。

( 資産 / 負債 / 費用 )

解答を見る

正解:費用

解説 貸倒損失は、回収不能となった債権に関する損失を処理する費用の勘定科目です。 資産が誤りなのは、貸倒損失は「持っている権利」ではなく「失った価値」だからです。負債が誤りなのは、誰かに支払う義務が生じたわけではないからです。



コメント

タイトルとURLをコピーしました