基本情報技術者 技術要素 択一式(応用) 第16問〜第20問|ネットワーク

重要度:B 論点:ネットワーク

問16:家庭や小規模オフィスの無線LANにおいて、無線区間の通信の盗聴への対策として最も適切なものはどれか。

  • A:ESSIDをステルス化して、アクセスポイントの存在を周囲から見えにくくする
  • B:MACアドレスフィルタリングで、登録済みの端末だけを接続できるようにする
  • C:全ての端末で共通の暗号化鍵を設定して、WEPによる暗号化を行う
  • D:WPA3による暗号化を設定して、無線区間の通信内容を保護する
【第16問:正解と解説】

正解:D

・A
ESSIDのステルス化はアクセスポイントの存在を隠すだけであり、通信内容は暗号化されないため盗聴への対策にはならない。

・B
MACアドレスは容易に偽装できる上、接続制限だけでは通信内容の暗号化は行われないため、盗聴への対策としては不十分である。

・C
WEPは暗号方式に重大な脆弱性があり、短時間で解読されるおそれがあるため、現在は使用すべきでない。

・D
正解。WPA3-Personalは、SAEによる堅牢なパスワード認証などを採用し、WPA2-Personalより強化されたセキュリティ機能によって無線区間の通信を保護する。家庭や小規模オフィスの無線LANで、対応機器を使用できる場合の盗聴対策として適切である。


重要度:B 論点:ネットワーク

問17:電子メールをメールサーバへ送信するときに用いるプロトコルと、メールサーバ上のメールボックスからメールを受信するときに用いるプロトコルの組合せとして、適切なものはどれか。

  • A:送信にSMTPを用い、受信にIMAPを用いる
  • B:送信にIMAPを用い、受信にSMTPを用いる
  • C:送信にPOP3を用い、受信にSMTPを用いる
  • D:送信にFTPを用い、受信にPOP3を用いる
【第17問:正解と解説】

正解:A

・A
正解。メールの送信・転送にはSMTPを用い、サーバ上のメールボックスからの受信にはIMAP(又はPOP3)を用いる。

・B
IMAPはメールボックスからメールを読み出す受信側のプロトコルであり、送信には用いない。組合せが逆である。

・C
POP3は受信側、SMTPは送信側のプロトコルであり、組合せが逆である。

・D
FTPはファイル転送のためのプロトコルであり、電子メールの送信には用いない。


重要度:C 論点:ネットワーク

問18:IPv4アドレスの枯渇に対する根本的な対応策として導入が進められているIPv6の特徴として、適切なものはどれか。

  • A:アドレス長をIPv4の2倍に当たる64ビットに拡張して、アドレスの数を増やしている
  • B:アドレス長を128ビットに拡張して、割り当てられるアドレスの数を大幅に増やしている
  • C:全ての端末にプライベートアドレスを割り当てて、NATで変換することを必須としている
  • D:アドレスを機器のMACアドレスと同じ体系で表記して、アドレスの管理を不要にしている
【第18問:正解と解説】

正解:B

・A
IPv6のアドレス長は64ビットではなく128ビットであり、32ビットのIPv4の4倍に当たる。

・B
正解。IPv6はアドレス長を128ビットに拡張することで、実質的に枯渇の心配がないほど膨大な数のアドレスを利用できるようにしている。

・C
IPv6では膨大なアドレス空間によって端末へ直接グローバルなアドレスを割り当てられるため、NATによる変換は必須ではない。

・D
IPv6アドレスは16進数で表記されるが、MACアドレスとは長さも体系も異なり、アドレス管理が不要になるわけでもない。


重要度:C 論点:ネットワーク

問19:1台のレイヤ2スイッチに接続された複数の部署のPCを、物理的な配線を変更することなく、部署ごとに独立したネットワークへ論理的に分割したい。この目的で用いる技術はどれか。

  • A:DMZ
  • B:スパニングツリー
  • C:リンクアグリゲーション
  • D:VLAN
【第19問:正解と解説】

正解:D

・A
DMZは、外部へ公開するサーバを内部ネットワークから分離して設置する区域のことであり、スイッチ内部の論理分割を行う技術ではない。

・B
スパニングツリーは、ネットワーク内の経路のループを防止するための技術である。

・C
リンクアグリゲーションは、複数の物理回線を束ねて帯域の拡大と冗長化を図る技術である。

・D
正解。VLANを用いると、スイッチの物理的な接続構成を変更することなく、ポートなどの単位でネットワークを論理的に分割できる。


重要度:C 論点:ネットワーク

問20:屋外に多数設置したIoTセンサから、少量の測定データを数キロメートル離れた基地局へ、電池駆動のまま数年間にわたって送信し続けたい。この用途に適した無線通信技術はどれか。

  • A:Bluetooth
  • B:LPWA
  • C:NFC
  • D:無線LAN
【第20問:正解と解説】

正解:B

・A
Bluetoothの通信距離は、規格、機器構成、送信電力、アンテナ、周囲の環境などによって異なり、長距離通信が可能な場合もある。しかし、一般的なBluetoothは、本問のように多数の屋外センサから少量のデータを数キロメートル先へ、電池で数年間送信し続ける用途では、LPWAほど適していない。

・B
正解。LPWAは低消費電力で数キロメートル以上の広域通信を実現する無線技術であり、少量のデータを長期間送信するIoT用途に適している。

・C
NFCは数センチメートル程度の近接距離で通信する技術であり、遠く離れた基地局との通信には使えない。

・D
無線LANは高速だが消費電力が大きく通信距離も限られるため、電池駆動で長期間の広域通信を行う用途には適さない。


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