測量士補|基線ベクトル・地心直交座標の計算

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「基線ベクトル・地心直交座標の計算」の問題集です。一問一答4問、五肢択一6問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。

このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★1

問1 ○×

同じ時期・同じ地心直交座標系で、A→Bの基線ベクトルのX成分はXB−XAです。

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正解:○

正しいです。終点から始点の座標を差し引きます。
根拠:定義した観測式・ベクトル・三平方・座標差の独立計算(計算で検証) 同じ直交座標系・同じ時期での座標差と三平方 独自モデルを下記に定義。実数計算と符号・単位をAで独立検算。

重要度:A 難易度:★1

問2 ○×

A→Bの基線をB→Aへ逆向きにすると、X成分だけでなくY・Z成分も全て符号が逆になります。

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正解:○

正しいです。全体を−1倍します。
根拠:定義した観測式・ベクトル・三平方・座標差の独立計算(計算で検証) 同じ直交座標系・同じ時期での座標差と三平方 独自モデルを下記に定義。実数計算と符号・単位をAで独立検算。

重要度:A 難易度:★1

問3 ○×

現行告示の地心直交座標系のZ軸は、回転楕円体の短軸に一致し、中心から北へ向かう値が正です。

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正解:○

正しいです。局所の鉛直方向を全地点でZ軸とするのではありません。
根拠:地心直交座標系(令和7年7月9日国土交通省告示第518号) 本文第一〜三号 PDF p.1 https://www.gsi.go.jp/common/000271394.pdf

重要度:A 難易度:★1

問4 ○×

地心直交座標系のX・Y値は、同名の文字を使うため、そのまま各地域の平面直角座標系のX・Y値として使えます。

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正解:×

誤りです。原点・軸・次元及び投影が異なる座標系です。
根拠:地心直交座標系(令和7年7月9日国土交通省告示第518号) 本文 PDF p.1 https://www.gsi.go.jp/common/000271394.pdf;同準則付録6 計算式集 2.7 座標計算・3.1 座標系の変換 https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf

五肢択一

重要度:A 難易度:★2

問5 正しいもの

同じ地心直交座標系・同じ時期の基線でA→B=(120,−80,30) m、B→C=(−20,50,−10) mです。A→Cを成分順X,Y,Zで求めてください。丸めは不要です。

  1. (140,−130,40) m
  2. (−100,30,−20) m
  3. (100,30,20) m
  4. (100,−30,20) m
  5. (100,−30,40) m
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正解:4

正解は4です。成分ごとの和は(120−20,−80+50,30−10)=(100,−30,20) mです。
根拠:定義した観測式・ベクトル・三平方・座標差の独立計算(計算で検証) 同じ直交座標系・同じ時期での座標差と三平方 独自モデルを下記に定義。実数計算と符号・単位をAで独立検算。

選択肢1:誤りです。2本目を加えるところで引いています。
選択肢2:誤りです。C→Aのベクトルを答えています。
選択肢3:誤りです。Y成分の符号を落としています。
選択肢4:正しいです。連続する基線を成分別に加えます。
選択肢5:誤りです。Z成分だけ2本目を逆符号で計算しています。

重要度:A 難易度:★2

問6 正しいもの

同じ地心直交座標系・同じ時期でA→B=(40,−20,10) m、A→C=(10,30,−10) mです。B→Cを成分順X,Y,Zで求めてください。丸めは不要です。

  1. (30,−50,20) m
  2. (−30,50,−20) m
  3. (50,10,0) m
  4. (−30,10,−20) m
  5. (−30,50,0) m
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正解:2

正解は2です。B→C=A→C−A→B=(−30,50,−20) mです。
根拠:定義した観測式・ベクトル・三平方・座標差の独立計算(計算で検証) 同じ直交座標系・同じ時期での座標差と三平方 独自モデルを下記に定義。実数計算と符号・単位をAで独立検算。

選択肢1:誤りです。C→Bを求めています。
選択肢2:正しいです。終点C側の基線からB側を引きます。
選択肢3:誤りです。共通始点の2基線を加算しています。
選択肢4:誤りです。Y成分だけ和を使っています。
選択肢5:誤りです。Z成分だけ和を使っています。

重要度:A 難易度:★2

問7 正しいもの

同じ地心直交座標系の2点間の座標差はΔX=6 m、ΔY=−8 m、ΔZ=0 mです。空間直線距離をm単位で求めてください。丸めは不要です。

  1. 2 m
  2. 14 m
  3. 100 m
  4. −2 m
  5. 10 m
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正解:5

正解は5です。D=√(6²+(−8)²+0²)=√100=10 mです。
根拠:定義した観測式・ベクトル・三平方・座標差の独立計算(計算で検証) 同じ直交座標系・同じ時期での座標差と三平方 独自モデルを下記に定義。実数計算と符号・単位をAで独立検算。

選択肢1:誤りです。絶対値の差|8−6|を求めています。
選択肢2:誤りです。成分の絶対値を足しています。
選択肢3:誤りです。平方和100 m²から平方根を取っていません。
選択肢4:誤りです。符号付き成分の和を距離としています。
選択肢5:正しいです。直交3成分の平方和の平方根です。

重要度:A 難易度:★2

問8 正しいもの

同じ地心直交座標系・同じ時期の真の基線として、A→B=(100,20,−5) m、B→C=(−40,70,15) mを与えます。A→B→C→Aを閉じるC→Aはどれですか。成分順X,Y,Z、丸め不要です。

  1. (−60,−90,−10) m
  2. (60,90,10) m
  3. (−140,50,20) m
  4. (−60,−90,10) m
  5. (0,0,0) m
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正解:1

正解は1です。A→C=(60,90,10) mなので、C→A=(−60,−90,−10) mです。誤差を含む観測値の閉合差とは区別します。
根拠:定義した観測式・ベクトル・三平方・座標差の独立計算(計算で検証) 同じ直交座標系・同じ時期での座標差と三平方 独自モデルを下記に定義。実数計算と符号・単位をAで独立検算。

選択肢1:正しいです。3本の成分和がゼロになります。
選択肢2:誤りです。A→Cをそのまま答えています。
選択肢3:誤りです。AB−BCを計算し、その逆符号をとっています。
選択肢4:誤りです。Zだけを逆向きにしていません。
選択肢5:誤りです。閉合する全体の和と、最後の1本の基線を混同しています。

重要度:A 難易度:★3

問9 正しいもの

楕円体面距離と空間直線距離の違いを考えるため、半径R=6000 kmの球を独自モデルに用います。赤道上の2点の中心角は60°、両点の高さは0です。2点を結ぶ弦長と、球面上の短い弧の長さの組を求めてください。sin30°=0.5、π=3.14とし、途中では丸めずkm単位の整数に四捨五入します。

  1. 弦長6280 km、弧長6000 km
  2. 弦長6000 km、弧長6000 km
  3. 弦長6000 km、弧長6280 km
  4. 弦長3000 km、弧長6280 km
  5. 弦長6000 km、弧長360000 km
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正解:3

正解は3です。弦長2Rsin30°=6000 km。弧長R×π/3=6280 kmです。球近似の演習であり、これを地球の楕円体の厳密数値とは扱いません。
根拠:定義した観測式・ベクトル・三平方・座標差の独立計算(計算で検証) 同じ直交座標系・同じ時期での座標差と三平方 独自モデルを下記に定義。実数計算と符号・単位をAで独立検算。;同準則付録6 計算式集 2.1.4 距離の計算・3.1 https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf

選択肢1:誤りです。弦と弧を逆にしています。
選択肢2:誤りです。弧を弦と同一にしています。
選択肢3:正しいです。球面の弧は直線の弦より長くなります。
選択肢4:誤りです。弦長で2Rの2を落としています。
選択肢5:誤りです。弧長の角度に60°をradへ変換せず代入しています。

重要度:A 難易度:★2

問10 正しいもの

ある局所水平面について、2点の水平距離は300 m、高低差は400 mです。地球曲率はこの独自演習では無視します。斜距離をm単位で求めてください。丸めは不要です。この高低差は地心直交Z成分の差という意味ではありません。

  1. 300 m
  2. 400 m
  3. 700 m
  4. 500 m
  5. 250000 m
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正解:4

正解は4です。斜距離=√(300²+400²)=500 mです。水平距離300 mとは異なります。
根拠:定義した観測式・ベクトル・三平方・座標差の独立計算(計算で検証) 同じ直交座標系・同じ時期での座標差と三平方 独自モデルを下記に定義。実数計算と符号・単位をAで独立検算。

選択肢1:誤りです。水平距離をそのまま斜距離としています。
選択肢2:誤りです。高低差をそのまま答えています。
選択肢3:誤りです。水平距離と高低差を加算しています。
選択肢4:正しいです。局所の三平方で求めます。
選択肢5:誤りです。平方和250000 m²から平方根を取っていません。


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