測量士補|GNSS観測方式と観測実施

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「GNSS観測方式と観測実施」の問題集です。一問一答15問、五肢択一4問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。

このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)/GNSS=衛星測位システム

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★1

問1 ○×

スタティック法では、複数の観測点に設置したGNSS測量機で同時に観測します。

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正解:○

正しいです。そのデータを基線解析に用います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号リ p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問2 ○×

準則の短縮スタティック法は、衛星の組合せを多く作る基線解析処理で観測時間を短縮する方法です。

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正解:○

正しいです。単に観測を途中で打ち切る方法ではありません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号リ(2) p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問3 ○×

準則のキネマティック法では、移動観測の前に整数値バイアス決定に必要な初期化の観測を行います。

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正解:○

正しいです。初期化及び基線解析の処理そのものは観測終了後に行います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ヌ p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問4 ○×

RTK法では、固定局と移動局が同時に同じGNSS衛星の信号を観測します。

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正解:○

正しいです。固定局の観測データを移動局へ送ります。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ル p.21 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問5 ○×

RTK法の原理は、固定局からの観測データを移動局で直ちに解析するリアルタイムの基線決定です。

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正解:○

正しいです。方法表の後処理を含む備考とは区別します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ル・ハ表備考4 p.19・21 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問6 ○×

ネットワーク型RTK法では、配信機関から得る補正データや面補正パラメータを利用します。

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正解:○

正しいです。3点以上の電子基準点データを基にした情報です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ヲ p.21 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問7 ○×

ネットワーク型RTKの間接観測法では、2か所の移動点で得た地心直交座標の差から、移動点間の基線ベクトルを求めます。

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正解:○

正しいです。2台同時又は1台準同時で得た各点の地心直交座標を差し引きます。通常RTKの固定局からの2基線の差という説明と混同しません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ル・ヲ p.21 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問8 ○×

1〜3級基準点のスタティック観測は、基線が10km以上か10km未満かにかかわらず、60分以上が標準です。

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正解:×

誤りです。10km以上は120分以上、10km未満は60分以上です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ハ表・備考 p.19 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問9 ○×

GPS・準天頂衛星とGLONASSを併用するとき、合計衛星数が基準を満たせば、GLONASSは1衛星だけでも準則の衛星数条件を満たします。

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正解:×

誤りです。GPS・準天頂衛星群とGLONASSは、それぞれ2衛星以上が必要です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ニ表・備考 p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問10 ○×

電子基準点を除くスタティック観測のアンテナ高は、測量標上面からアンテナ底面までの鉛直距離を測ることを標準とします。

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正解:○

正しいです。同等精度の方法も認められ、未補正の傾斜距離とは区別します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ホ・リ(6) p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問11 ○×

準則の基準点GNSS観測では、衛星の最低高度角を15度とすることを標準とします。

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正解:○

正しいです。解析時も観測時の設定と同じ高度角です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号チ p.20・第41条第4項第八号 p.24 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問12 ○×

GPS・準天頂衛星だけを用いる基線12kmのスタティック観測は、4衛星を使えば準則の衛星数標準を満たします。

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正解:×

誤りです。10km以上は5衛星以上が必要です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ニ表備考2 p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問13 ○×

GPS・準天頂衛星だけを用いるRTK観測の必要衛星数は、5衛星以上を標準とします。

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正解:○

正しいです。GLONASS併用時の6以上等とは別条件です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ニ表 p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問14 ○×

3級基準点を短縮スタティック法で観測する場合、電子基準点のみを既知点とする場合を除き、観測時間20分以上が標準です。

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正解:○

正しいです。方法の適用条件と時間の条件を伴います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ハ表備考1 p.19 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

重要度:A 難易度:★1

問15 ○×

準則のRTK法のデータ取得間隔は、30秒を標準とします。

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正解:×

誤りです。RTK法は1秒、スタティック法は30秒以下です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ハ表 p.19 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

五肢択一

重要度:A 難易度:★2

問16 組み合わせ

GNSS観測の手順について、正しい記述だけの組を選んでください。
ア:キネマティック法の初期化及び基線解析の処理は観測終了後に行います。
イ:RTK法の観測時間表では、FIX解を得てから10エポック以上のデータが取得できる時間を確保します。
ウ:ネットワーク型RTKの間接観測法は、必ず移動局2台による同時観測だけで行い、1台の順次観測は認めません。
エ:電子基準点のみを既知点とする場合、短縮スタティック法は方法表の適用対象外です。

  1. ア・イ・ウ・エ
  2. ア・ウ
  3. イ・エ
  4. ア・イ
  5. ア・イ・エ
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正解:5

正解は5です。ア・イ・エが正しく、ウは1台で2点を速やかに順次観測する方式もあるため誤りです。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ヌ p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ハ備考3 p.19 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;国土地理院 平成23年度マルチGNSS解析技術等の開発にむけた複数周波数信号の組合せに関する調査検討業務 報告書(平成24年2月10日) 2.4.3 整数化してフィックス解を求める https://www.gsi.go.jp/common/000070972.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ヲ(1)・(2) p.21 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ハ表・備考 p.19 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

選択肢1:誤りです。ウが誤りです。
選択肢2:誤りです。ウを含み、イとエを落としています。
選択肢3:誤りです。アも正しいです。
選択肢4:誤りです。エも正しいです。
選択肢5:正しいです。処理時点・FIX後条件・工種の適用条件を満たします。

重要度:A 難易度:★2

問17 いくつあるか

次の観測候補のうち、準則の衛星数条件だけを満たすものはいくつありますか。各候補では、記載した衛星を同時に受信して全て測位に用い、それ以外の衛星は用いません。GPSと準天頂衛星は一つの群として数えます。
ア:基線8kmのスタティックでGPS3・準天頂1・GLONASS0。
イ:基線12kmのスタティックでGPS4・準天頂0・GLONASS0。
ウ:RTKでGPS3・準天頂1・GLONASS2。
エ:RTKでGPS5・準天頂0・GLONASS1。
オ:短縮スタティックでGPS4・準天頂0・GLONASS0。

  1. 1個
  2. 2個
  3. 3個
  4. 4個
  5. 5個
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正解:2

正解は2(2個)です。アは10km未満の静的4衛星、ウは併用6衛星かつ両群2以上で適合します。イは5衛星以上に不足、エはGLONASSも全て用いる併用なのにGLONASSが1衛星、オは短縮5衛星以上に不足します。エでGLONASSを使わない別の組合せを選ぶことは本文の条件に反します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ニ表備考2 p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ニ表・備考 p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ニ表 p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

選択肢1:誤りです。適合はアとウの2個です。記載した衛星を全て使用する条件から、エのGLONASS1衛星は不適合です。
選択肢2:正しいです。アとウの2個です。エはGLONASSも用いるため各群2以上の条件を満たしません。
選択肢3:誤りです。適合はアとウの2個です。記載した衛星を全て使用する条件から、エのGLONASS1衛星は不適合です。
選択肢4:誤りです。適合はアとウの2個です。記載した衛星を全て使用する条件から、エのGLONASS1衛星は不適合です。
選択肢5:誤りです。適合はアとウの2個です。記載した衛星を全て使用する条件から、エのGLONASS1衛星は不適合です。

重要度:A 難易度:★2

問18 正しいもの

現行準則の基準点GNSS観測時間・データ取得間隔について、正しい組を選んでください。「以上・以下」まで含めて判定します。

  1. 2級、基線8km、スタティック:30分以上・30秒以下。
  2. 2級、基線10km、スタティック:60分以上・30秒以下。
  3. 2級、基線10km、スタティック:120分以上・30秒以下。
  4. 3級、電子基準点のみ既知点、短縮スタティック:20分以上・15秒以下なので適用できます。
  5. 4級、キネマティック:10秒以上なら、取得エポック数が2でも条件を満たします。
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正解:3

正解は3です。基線10km以上の1〜3級スタティックは120分以上・30秒以下です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ハ表・備考 p.19 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ハ表 p.19 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号ハ表備考1 p.19 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf

選択肢1:誤りです。60分以上が標準です。
選択肢2:誤りです。10kmちょうどは120分以上です。
選択肢3:正しいです。10km以上の列を用います。
選択肢4:誤りです。時間以前に電子基準点のみ既知点では短縮法を適用しません。
選択肢5:誤りです。10エポック以上が取得できる時間も必要です。

重要度:A 難易度:★2

問19 正しいもの

ネットワーク型RTKの補正情報に関する空欄A・Bの組を選んでください。
(A)方式は、移動局近くの仮想点の位置とそこで観測されるはずの位相データ等を生成して利用します。
(B)方式は、面補正パラメータ方式と呼ばれます。

  1. A:VRS、B:FKP
  2. A:FKP、B:VRS
  3. A:PCV、B:FKP
  4. A:VRS、B:PCV
  5. A:RINEX、B:VRS
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正解:1

正解は1です。AはVRS、BはFKPです。どちらも名称から実物の新しい標石を必ず設置するという意味にはなりません。
根拠:国土地理院 仮想基準点方式によるリアルタイム測位の原理(別紙3) 原理の手順[2]〜[6] https://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2002-0527b.html
国土交通省九州地方整備局 公共事業における情報化施工・GNSS GNSS・補正情報の種類 https://www.qsr.mlit.go.jp/ict/technology/jitsugen_3.html

選択肢1:正しいです。仮想基準点と面補正パラメータを区別します。
選択肢2:誤りです。2方式を逆にしています。
選択肢3:誤りです。PCVはアンテナ位相中心変動の補正です。
選択肢4:誤りです。PCVを面補正パラメータ方式としていません。
選択肢5:誤りです。RINEXは観測データの交換形式で、Bも逆です。


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