「GNSS網の計画・点検と平均計算」の問題集です。一問一答12問、五肢択一2問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。
このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)/GNSS=衛星測位システム
一問一答(○×)
問1 ○×
GNSS観測で、同時に観測する複数の観測点の組合せをセッションといいます。
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正解:○
正しいです。1台の受信機番号や1本の基線番号ではありません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号リ(3) p.20 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問2 ○×
電子基準点のみを既知点とする場合以外のGNSS点検環は、異なるセッションの組合せで作ります。
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正解:○
正しいです。最少辺数の多角形による点検を行います。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条第2項第二号リ(4) p.20・第42条第二号イ p.25 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問3 ○×
GNSS観測では、同じ基線を異なるセッションで重複観測した較差による点検もできます。
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正解:○
正しいです。環閉合差とは異なる比較方法です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条第二号イ(2) p.25 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問4 ○×
同じセッションで得た依存する座標差の自明な閉合だけを確認すれば、準則の異なるセッションを用いる点検に代えられます。
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正解:×
誤りです。恒等的に閉じることだけでは独立した観測点検になりません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条第二号イ(1) p.25 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;定義した観測式・ベクトル・三平方・座標差の独立計算(計算で検証) 同一座標差の恒等式 独自モデルを下記に定義。実数計算と符号・単位をAで独立検算。
問5 ○×
電子基準点のみを既知点とする場合以外の点検計算では、全セッションを点検します。
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正解:○
正しいです。どのセッションも点検の対象から外しません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条第二号イ・ロ(1)(2) p.25–26 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問6 ○×
GNSSの環閉合差の点検と重複基線較差の点検は、いずれも同じ基線を2回観測した値の差だけを計算する方法です。
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正解:×
誤りです。環は経路の成分和、重複は同じ基線の比較です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条第二号イ 表 p.25 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問7 ○×
基準点測量では、平均計算に進む前に点検計算で観測結果の良否を確認します。
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正解:○
正しいです。許容を超えた場合は再測等の措置をとります。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条本文 p.24・第43条 p.26–28 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問8 ○×
準則のGNSS基線解析で使う固定点の緯度・経度は、元期成果又はセミ・ダイナミック補正した今期成果を使用します。
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正解:○
正しいです。基線解析の指定条件を、網平均での固定条件と区別します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第41条第4項第六号 p.24 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問9 ○×
電子基準点等の楕円体高成果を使う例外を除き、固定点の楕円体高は成果標高からジオイド高を差し引いて求めます。
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正解:×
誤りです。楕円体高は成果標高にジオイド高を加えます。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第41条第4項第七号 p.24 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;同準則付録6 計算式集 3.1.1 p.26 https://www.gsi.go.jp/common/000258740.pdf
問10 ○×
電子基準点のみを既知点とするGNSSの三次元網平均計算では、既知点を今期の緯度・経度・楕円体高で固定します。
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正解:○
正しいです。元期座標と無条件に混在させません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第43条第3項第二号イ・ロ p.28 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問11 ○×
GNSSの三次元網平均計算では、新点座標等だけでなく、それらの精度も求めます。
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正解:○
正しいです。精度管理表を作成します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第43条第3項 p.28 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問12 ○×
電子基準点のみを既知点とするGNSS観測では、電子基準点間の結合点検路線に含まれないセッションの点検を省略できます。
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正解:×
誤りです。路線外セッションも環閉合又は重複基線等で点検します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条リ(5) p.20・第42条第二号ロ p.25–26・第43条第3項第二号ロ p.28 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
五肢択一
問13 正しいもの
電子基準点のみを既知点とする場合以外の準則GNSS点検です。4辺の環の閉合差は南北+35 mm、東西−40 mm、上下+58 mm。同じ向きへそろえた重複基線の較差は南北+18 mm、東西−20 mm、上下+31 mmです。各成分の絶対値で判定し、境界は許容内とします。環の許容は水平各成分20√N mm・上下30√N mm、重複は水平各成分20 mm・上下30 mm、Nは辺数です。判定の組として正しいものはどれですか。
- 環:東西だけ超過、重複:上下だけ超過。
- 環:全成分許容内、重複:上下だけ超過。
- 環:全成分許容内、重複:全成分許容内。
- 環:全成分超過、重複:上下だけ超過。
- 環:南北と東西だけ超過、重複:東西と上下が超過。
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正解:2
正解は2です。N=4なので環の許容は水平各40 mm・上下60 mm、3成分とも許容内。重複は上下31 mmが30 mmを超え、他の2成分は許容内です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第42条第二号イ 表 p.25 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:誤りです。環の東西−40 mmは絶対値40 mmで境界の許容内です。
選択肢2:正しいです。環の√Nを重複の表へ移していません。
選択肢3:誤りです。重複上下の許容を60 mmに誤って拡大しています。
選択肢4:誤りです。環へ重複の固定許容20/30 mmを使っています。
選択肢5:誤りです。環水平は40 mm以内、重複東西は20 mmで境界内です。
問14 誤っているもの
GNSSの資料・データ利用について、誤っている説明を選んでください。
- 第41条の基線解析に用いる軌道情報は放送暦を標準とします。
- 電子基準点の観測RINEXには、アンテナ等の情報を確認するためのヘッダがあります。
- 電子基準点のみを既知点とする網平均で求めた新点の今期座標は、セミ・ダイナミック補正により元期へ戻します。
- 日々の座標値ファイルはRINEX観測データそのものであり、正式な測量成果と常に同一の値です。
- 電子基準点の観測データを利用する基線解析では、当該アンテナに適合する位相特性モデルか確認します。
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正解:4
正解は4です。RINEX観測データ、日々の座標値、正式な測量成果は同じものではありません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第41条第4項第二号 p.24 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf;国土地理院 電子基準点データ 電子基準点データ・衛星軌道情報 https://www.gsi.go.jp/denshi/denshi_data.html
国土地理院 電子基準点データ提供サービス FAQ FAQ 電子基準点の観測データ・日々の座標値・アンテナ情報 https://terras.gsi.go.jp/faq.php;国土地理院 電子基準点データ 電子基準点データ https://www.gsi.go.jp/denshi/denshi_data.html
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第37条リ(5) p.20・第42条第二号ロ p.25–26・第43条第3項第二号ロ p.28 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:正しいです。精密暦という名称だけで必須に置き換えません。
選択肢2:正しいです。当該観測日時の情報を確認します。
選択肢3:正しいです。第43条第3項第二号ロの手順です。
選択肢4:誤りです。解析による座標値、観測ファイル、正式成果を混同しています。
選択肢5:正しいです。アンテナ交換等も考慮して最新の対応を確認します。
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