電験三種(第三種電気主任技術者)「理論」のうち、ディジタル回路の基礎の問題です(大分類:電子回路・重要度B)。一問一答5問 → 五肢択一3問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★☆☆
問1:NAND回路の出力は、AND回路の出力を反転したものである。
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正解:○
NAND(NOT AND)は、入力がすべて1のときだけ出力が0になります。ANDの出力の否定です。
重要度:B 難易度:★☆☆
問2:ド・モルガンの定理によると、A・Bの否定は、Aの否定とBの否定の論理積(Aの否定・Bの否定)に等しい。
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正解:×
ド・モルガンの定理では、A・Bの否定=Aの否定+Bの否定(論理和)です。A+Bの否定=Aの否定・Bの否定(論理積)です。
重要度:B 難易度:★☆☆
問3:非安定マルチバイブレータは、2つの安定状態をもち、トリガが入るたびに状態が切り替わる。
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正解:×
非安定マルチバイブレータは安定状態をもたず、2つの状態を自動的に繰り返して方形波を発振します。2つの安定状態をもつのは双安定マルチバイブレータです。
重要度:B 難易度:★☆☆
問4:双安定マルチバイブレータは2つの安定状態をもち、フリップフロップとして記憶回路に使われる。
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正解:○
双安定マルチバイブレータは入力(トリガ)があるまで状態を保つので、1ビットの記憶(フリップフロップ)に使われます。
重要度:B 難易度:★☆☆
問5:A-D変換は、標本化、量子化、符号化の順に行われる。
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正解:○
アナログ信号を一定の時間間隔で取り出し(標本化)、その値を段階的な値に置き換え(量子化)、2進数の符号にします(符号化)。
五肢択一
重要度:B 難易度:★☆☆
問6:入力電圧の範囲が0〜10.24Vの10ビットのA-D変換器の分解能(1段階当たりの電圧)〔mV〕の値として、正しいものはどれか。
- 80.0
- 40.0
- 20.0
- 10.0
- 5.0
【第6問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。
10ビットでは 2¹⁰=1,024段階
分解能=10.24V/1,024=0.01V=10.0mV
1:誤り。2⁷段階とした値です。
2:誤り。2⁸段階とした値です。
3:誤り。2⁹段階とした値です。
4:正しい。
5:誤り。2¹¹段階とした値です。
重要度:B 難易度:★★☆
問7:図の論理回路の出力Yを表す論理式として、正しいものはどれか。ただし、NOT(X)はXの否定、・は論理積、+は論理和を表す。
(論理回路の構成)入力AとBがNAND回路に入り、その出力と入力CがAND回路に入って、AND回路の出力がYである。

- Y=NOT(A・B)+C
- Y=A・B・C
- Y=NOT(A+B)・C
- Y=NOT(A・B・C)
- Y=NOT(A・B)・C
【第7問:正解と解説】
正解:5
正解は5です。
NAND回路の出力はNOT(A・B)で、これとCの論理積がYです。Y=NOT(A・B)・C(ド・モルガンの定理で (NOT A+NOT B)・C とも書けます)
1:誤り。2段目はAND回路なので論理積です。
2:誤り。1段目はNAND回路なので、A・Bを否定します。
3:誤り。NOR回路の出力です。
4:誤り。3入力NAND回路の出力です。
5:正しい。
重要度:B 難易度:★☆☆
問8:次の(ア)〜(ウ)のマルチバイブレータの主な用途の組み合わせとして、正しいものはどれか。
(ア) 非安定マルチバイブレータ (イ) 単安定マルチバイブレータ (ウ) 双安定マルチバイブレータ
- (ア) 方形波の発振 (イ) 一定幅のパルスの発生 (ウ) フリップフロップ(記憶)
- (ア) フリップフロップ(記憶) (イ) 一定幅のパルスの発生 (ウ) 方形波の発振
- (ア) 一定幅のパルスの発生 (イ) 方形波の発振 (ウ) フリップフロップ(記憶)
- (ア) 方形波の発振 (イ) フリップフロップ(記憶) (ウ) 一定幅のパルスの発生
- (ア) フリップフロップ(記憶) (イ) 方形波の発振 (ウ) 一定幅のパルスの発生
【第8問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。
非安定:安定状態がなく方形波を発振。単安定:トリガで一定時間だけ状態が反転し、一定幅のパルスを出す。双安定:2つの安定状態をもち、フリップフロップに使う。
1:正しい。
2:誤り。(ア)と(ウ)が逆です。
3:誤り。(ア)と(イ)が逆です。
4:誤り。(イ)と(ウ)が逆です。
5:誤り。3つとも誤りです。
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