電験三種(第三種電気主任技術者)「電力」のうち、電力需給と供給力の問題です(大分類:電力系統の運用と制御・重要度C)。一問一答3問 → 五肢択一1問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:C 難易度:★☆☆
問1:電力の需要は時間帯や季節によって変動し、需要が供給を上回ると系統の周波数は上昇する。
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正解:×
需要が供給を上回ると、発電機は回転エネルギーを放出して減速するため、周波数は低下します。逆に供給が需要を上回ると周波数は上昇します。
重要度:C 難易度:★☆☆
問2:エネルギー基本計画(平成26年)では、ベースロード電源を、発電コストが低廉で、昼夜を問わず安定的に稼働できる電源と位置付けている。
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正解:○
経済産業省「エネルギー基本計画の概要」(平成26年4月)の整理です。ミドル電源は発電コストがベースロード電源に次いで安く需要の変動に応じた出力変動が可能な電源、ピーク電源は発電コストは高いが需要の変動に応じた出力変動が容易な電源とされています。
重要度:C 難易度:★★☆
問3:運転予備力とは、起動から並列し、負荷をとるまでに数時間を要する供給力をいう。
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正解:×
起動から負荷をとるまでに数時間を要するのは待機予備力です。運転予備力は、並列運転中のもの及び短時間(10分程度以内)で起動して負荷をとれる供給力です(電力広域的運営推進機関 調整力等に関する委員会 中間取りまとめ)。
五肢択一
重要度:C 難易度:★☆☆
問4:電力の需給に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 需要が供給を上回ると、系統の周波数は上昇する。
- 1日の需要の時間的な変化は、日負荷曲線で表される。
- 揚水発電は、軽負荷時に揚水し重負荷時に発電するので、他の発電所の負荷を平準化できる。
- ピーク電源は、発電コストは高いが、需要の変動に応じた出力変動が容易な電源である。
- 待機予備力は、起動から負荷をとるまでに数時間を要する供給力である。
【第4問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。
1:誤り。需要が供給を上回ると、系統の周波数は低下します。
2:正しい。
3:正しい。軽負荷時の揚水で需要が増え、重負荷時の発電で他の電源の出力が減るため、他の電源からみた負荷の変動が小さくなります。
4:正しい(エネルギー基本計画の概要(平成26年4月))。
5:正しい(電力広域的運営推進機関 調整力等に関する委員会 中間取りまとめ)。
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